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私と同じ法学部生がDAZNを訴えた件に関して。

 まずは上記の記事(本人)を読んで頂ければと思います。
 簡単に言うと、DAZNというスポーツ配信サービスにて加入後に利用規約の改悪(※)が行われたため、「おさしみ」さんという私と同じ法学部生(同学かは不明)という立場の方が、DAZN運営会社を訴えたというものです。

※「2台の端末まで同時視聴可能」から「同一IPアドレスに接続した2台の端末まで同時視聴可能」に視聴条件が変更。「同一IPアドレスに接続」という条件付きとなったことで、事実上改悪と言える。

 請求原因事実といった法的な話は弁護士の方に任せるべきでしょうから、割愛します。

 数月に一度くらいのペースで鳥肌が立つようなnote記事に出会いますが、久しぶりにそんなnoteに出会いました。あるべきでないと感じたことに対して大学で学んだことを活かして立ち向かっているおさしみさんの勇気と知識力に尊敬の念を覚えました。

 1年次に履修した授業にて担当教員から「法律を机上の議論として考えるな。社会問題を考える際に生かし、実践しろ。」といった趣旨の言葉を投げかけられました。おさしみさんが今回行っていることは正にこれなのかな、と。

 日本は今、規約だらけで何をしようにも規約にチェックを求められますが、それが企業側に改悪されたとしたもせいぜいSNSで不平不満を発信する程度で、諦めてしまうのが常じゃないですか。少なくとも私はそうです。

 そんな中、あるべき正義の実現のために存する法律を学んだ者としてそれを宝の持ち腐れにせず、本人訴訟という形で社会正義を実現しようとする姿は同じ法学部生として本当に格好良いな、と。

 普段は高校生・受験生向けの法学部紹介記事を中心に書いているつもりですが、法律と接点が無いせいか、最近は法学部人気が低迷しているよう。

 確かに、私も法学部で学ぶ法律に対し、実生活と深く密接しているようでどこか距離感を感じているところがありました。
 しかし、こういった法学部で学んだ知識を生かそうとしている方をみて、法律はトラブルを解決できる実生活に密接に関連した手段なのだと改めて実感させて頂きました。
 高校生の皆さん、現時点迄に裁判所にお世話になったことはないでしょうが、いざとなったら自分のトラブルを解決するために裁判所に訴えることができるようになる方法が学べると考えたら、法学部も魅力的では!?

 おさしみさんのnote記事には実際の訴状も載っています。ロースクール生ならまだしも学部生でこのレベルで仕上げているのは凄いと思いました。(私も「請求の趣旨」(※)の実践的な書き方を勉強させて頂きました。)

請求の趣旨
判決の主文に対応する部分で、訴状に必ず書かなければならないもの(民事訴訟法134条2項2号)。
簡単に言うと、「被告は、原告に対し、○○万円支払え」という文言を指します。

おさしみさんの上述note記事より借用しました(2024/7/10)。
万が一削除されたときのため、直接の転載は差し控えました。
おさしみさんの記事よりご覧ください。

 最後に、サッカーについてはあまり記事にしませんが、私も法学部生である前に同じJサポで、DAZN加入者です。近年のDAZN改悪には思うところがあるので、おさしみさんには是非頑張ってほしいという気持ちで一杯です。



普段と異なり、記事を寝かせずに投稿しているため、
文脈等がおかしいところがあるかもしれませんが、悪しからず。




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