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【大学生】ボッチで授業を受けている人は変なのか。

 大学生になると、中高生時代と異なり、自由に履修を組むことができます。そして、その履修組みの際には、友人と履修をそろえた方が良いといった情報をたまに目にします。その中には、一人だけで授業を受けることに対して「浮いた感じ」とか「気まずい」といったフレーズを用いて否定的な意見を述べているものも見受けられます。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。

 以降、私の受講している授業を参考に話を進めます。まず、1人で授業を受けている人は全体の半分ぐらいを占めています。具体例として、※民事訴訟法の授業では、32人中、20人が一人で受講しており、2人以上で受講している人はわずかに12人(2人組が6つ)だけでした。

※民事訴訟法:民事訴訟(交通事故の損害賠償や相続のトラブル等に関する紛争)の手続を定めた法律

 どうですか。想像以上に一人で受講している人が多かったのではないでしょうか。日本人は小学校から団体行動をする文化(?)が根付いているせいなのか、授業を一人で受けることに対してマイナスな印象を持っている人もいるかもしれません。しかしながら、少なくとも私は周りが一人で受けていてもそのことに対して全くネガティブなことは感じませんし、他の人も思っていることはきっと同じでしょう。

 もっとも、私は誰かと一緒に授業を受けることを否定しているわけではありません。事実、一緒に受けてくれる人がいれば、やむを得ず出席できなかったとしてもレジュメを代わりにもらっておいてもらえるし、一緒に試験勉強をして分からないところをお互いに教え合うこともできます。
 また、授業を受けることそれ自体が友達とのコミュニケーションツールになっているとも言えます。

 しかしながら、全ての授業を誰か受けようとすることは簡単ではないでしょうし、中には自分が絶対に受講したい授業もあると思います。それに、よくよく考えたらあくまで大学は学びに行く場所です。

 「大学の授業は誰と受けるかよりも何を受けるかを重視して良かった。」

 事実、社会人として多方面で活躍されているOB・OGの方々の講演会に参加すると、話の流れで学生時代を紹介された際、大抵どの方もこのように仰るのです。

 ゆえに、友達と授業を揃えて一緒に受講することも良いことだと思う一方で、一人で自分自身で決めたものを受けることもまた素晴らしいことだと私は思います。

 

 

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