子どもの思いやりの心や共感力はどうやって育つ?神経細胞・ミラーニューロンの働きに関係が

「子は親の鏡」ともいわれますが、脳にあるミラーニューロンの働きによって、赤ちゃんはまさに鏡のように人の動作や感情を学んでいる。

動きだけでなく感情も模倣するミラーニューロン
ミラーニューロンとは、模倣に特化した神経細胞。
親が口角を上げて笑顔を見せると赤ちゃんも笑顔になる、というように、ほかの人の動作を目にしたときに、それを記憶して、鏡のように運動のまねをするシステム。
単なる運動だけではなく、実はその感情も模倣する働きがあるといわれている。相手が喜んでいる、悲しい、などの表情を見ると、その感情を理解して共感する、というところにミラーニューロンの働きが関係している。
子どもが、親とのコミュニケーションを通して、楽しい・ワクワク・くやしい・怒っているなど幅広い感情を知ることは、相手の感情を理解して共感力が育つ土台になる。

感情を理解する共感力を育てるには絵本の読み聞かせがおすすめ

子どもにはとくに絵本の読み聞かせがよい。
絵本を通してさまざまな感情を知ることで、他者の気持ちを理解する、共感する力を身につけることにつながる。
私たち人間が社会の中で生きるために、共感性を育てることはすごく大切。ほかの人がどういう感情かな、と想像することで、よりコミュニケーションを円滑に取りやすくなり、適切な行動を取れるようになる共感力は、学校生活でも職場でももっとも重要な非認知能力の1つ。
本が身近にある環境はとても大きい。
子どものころの読書量は将来の学業成績を高めるといったさまざまな論文もある。読書はいいことずくめですから、ぜひ小さいうちから親子で習慣づけること。

⇨最近の記事は読み聞かせに関してはほぼ100%良い影響を与えるとある。相手の感情を読み取ることや、知らない単語や表現を学ぶ場所、親と子のコミニュケーション構築と。見えない能力だが、本人の人間性を将来的に高めてくれるものである。親は意識して本を読み聞かせたり、購入するきっかけを作ったりと環境を整えていきたい。

#ミラーニューロン #読み聞かせ #非認知能力 #絵本

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