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ダメな部分をあえて伝えて良さを引き立たせる

プレゼンや提案といった交渉の場になると、ダメな部分を伝えてはいけないという風潮があります。

なぜなら、そのダメな部分を伝えることによってお客さんが離れていってしまうのではないかというリスクが出てくるからです。

ここでみなさんに問題です。

著書:バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則

正解は〇〇〇〇

正解は「今日のおすすめしない野菜や果物を正直に伝える」でした。

「それじゃあ、売れ残っちゃうじゃん!」

そう思った方も多いと思います。
実はこれで何の問題もないのです。

お客さんのほとんどが常連さんによって成り立っているお店でした。
もし常連さんが美味しくない野菜や果物を買ってしまえばお店の評判にも大きく影響します。

仮におすすめしない商品(デメリット)を伝えずに商品を購入し、
食べた(利用)後に良くないと感じてしまうと、
2度と利用してもらえない可能性が大幅に広がっていくと同時に全てにおける評価が下がってしまいます。

そこで、お店側からお客さんに降り注ぐ可能性のあるリスクを取り除いてあげることで、信頼につながり今後の売上にもつながっていくという仕組みが構築されているのです。

ダメな部分を伝えると信頼関係が構築される

ダメな部分を伝えると、人はその人を勝手に信頼してしまうのです。

ダメな部分を正直に伝えることで、会社とお客さんの間に信頼感が生まれます。
信頼感のある人の言葉はスッと入っていきやすくなるのです。

うまく物事を伝えられる人はこの流れが自然に出来上がっているのです。

プレゼンテーションでも同じです。
人の心をうまく掴むことのできる人は、あらかじめダメな部分を伝え、聴衆からの信頼を得て伝えていきます。

聴衆から信頼を得ることによる、伝えるではなく伝わるに変換されていくので必ず覚えておくようにしましょう!


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