心理学に基づく!「間」を作ることで考える時間を与える
人間が瞬間的に覚えられる情報は平均7つと言われています。
しかし、他の心理学者の研究によってそれは4つ、もしくはそれ以下だとも言われています。
つまり、人間は一度に大量の情報を覚えることができないということになるのです。
相手に話を理解させるには「覚える・考える・理解する」この3つのフェーズを踏まなければいけないのです。
受けて側の「覚える・考える・理解する」が重要な理由
会話は文章とは違いどんどん先に進んでしまうため、
「覚える・考える・理解する」の流れがスムーズに行かないと、伝わらない状態が続き、永遠に相手に伝わらなくなってしまうのです。
ここで重要なのが「間」です。会話の適切なタイミングで間を取ることで受けて側に対して「覚える・考える・理解する」ための時間を作ることができます。
経験のある方もいるかもしれませんが、マシンガントークは全く伝わらず聞いてるこちら側も疲れてきますよね。
間というものは会話において重要であり、相手に考える時間を与えられるほど相手は話にのめり込みやすくなるのです。
早口は絶対に伝わらない
緊張したり、熱が入ってしまうと人は無意識に早口になってしまいます。
早口になれば尚更理解が追いつかず終わった後に
「あの話なんだったんだ?」
とコミュニケーションの目的すら見失ってしまうのです。
また、話すスピードは話の雰囲気を作ることもできます。
怪談を例に考えてみましょう。
「早口の怪談」と「ゆっくりの怪談」どっちが怖い?
間の大切さを実感できるのが「怪談」です。
早口の怪談を想像してみてください。
全く怖くないし、逆に面白くなってくるかもしれませんね。
聞き手側に想像する余裕がなければ怖さは伝わってこないのです。
これは怪談以外でも同じです。
人は話を真剣に聞く時、頭の中で想像し組み立てながら話を聞きます。
その話の内容は関係なく、相手側に想像し考える時間がなければ、どんなに面白い話でも全く面白く無くなってしまうのです。
「間」を取れば話は簡単に伝わっていく
相手がちゃんと話を理解しながらついてこれているのかをしっかりと見極めることが必要です。
仮に、理解が足りていないのなら間を取り相手に考えさせる。
もしくは相手に聞き返してみる。
相手の理解度を促進させるための「間」をこちらが作ってあげる必要があるのです。
たったこれだけで相手の理解度は格段に上がっていくのです。
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