42 愛に行くよ


こんな時間に地元から離れた街のマックでカフェラテを飲んでいる。




25時過ぎの夜行バスを待っているからだ。
いい匂いにつられてポテトを頼まなかったのは正しい判断だ。




ついさっきまでウトウトしながら電車に乗っていた。
眠くて眠くて仕方なかった。よく目的の駅で降りられたなと思う。



これからバスで寝なければならないのにカフェインを摂取することについては一瞬抵抗を抱いたが、今はアイスカフェラテが飲みたい気分なので気分に従った。

歯磨きもして出てきたのになあ。

でも、終電でこの駅に来てバスが来るまでの1時間、どうしうかと思っていたが冷たいものを飲みながら暖かく過ごせる場所が見つかってホッとしている。







もう今日なのか。 ついに来てしまったか。 

2年4ヶ月の月日を経て、あるバンドに再会する。




私の原点であり頂点であり、憧れであり生きる源でありこうして宮城まで連れ出してくれたバンド。



彼らのライブでは毎回とんでもないものを目の当たりにする。後にも先にも見たことの無いここだけの空間と景色。蘇る衝撃や感動。彼らに対してだけの、唯一の心の振動とときめき。



彼らはバンドでアーティストだけど、もっと大きな括りで見る方がしっくりきて、表現者でありエンターテイメント集団であるとも思う。






ずっと今日を待っていたよ。

ずっとずっと会いたかったよ。





久しぶりの再会は緊張するな。お互いにね。

どんなライブになるんだろう。




覚悟を決めて。

BLUE PLANET ORCHESTRA
全身、全心で受け取ってきます。


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