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海外Vtuberのすゝめ②【台湾編】

 どうも、一之瀬です。今回は日本国外のVtuber紹介記事の2回目になります。(前回が前置きでしたので、今回が実質1回目のような気もしますが)
 前回の記事では多くの閲覧、ブックマーク等の反響を頂き驚くと同時に深く感謝しています!
 今回のnoteから、私の知る日本国外のVtuberさんをドンドン皆さんに知って頂きたいと思っています。どれ程の長さになるか、何名のVtuberさんを紹介するのか等は恐らく回によってマチマチになってしまうでしょうが、末永くお付き合い頂けると幸いです。

1. 台湾のバーチャルYoutuber文化

 記念すべき最初に紹介するのは台湾出身のVtuberさん達です。
 韓国と並んで地理的に日本と近い事からお手軽に旅行に行ける台湾。調べてみると2万円ポッキリなんて旅行プランも有って、下手な国内旅行よりお安いかもしれませんね。そんな台湾ですが、旅行で行った事のある方ならご存知の通り日本のサブカルチャーが沢山輸入されている事でも有名です。日本のアニメやゲームのイラストがプリントされた痛車や痛バスなんてのも見かけますし、コミックやライトノベルの翻訳出版も盛んです。
 そんな訳で日本で生まれたVtuberと言う文化が輸入されるのも早く、なおかつ2019年3月現在も新しくデビューする新人Vtuberも多い印象ですね。
 更になんと、このような雑誌まで発売されているんですよ!

 映CGMedia様より販売された「 虛擬網紅 VTuber 完全解讀」なる雑誌です。残念ながら通販の配送は台湾内限定のようですが、公式サイトはこちらから確認できます。台湾を中心に、日本、中国、インドネシア等のVtuberさんの紹介やインタビューが載っているそうです。(悲しいことに私は読めていません)

 それでは紹介の方に移りましょう。
 台湾出身のVtuberさんを語る上でやはり外せないのがこの方!

 2017年7月デビュー、Yahoo_TV(Yahoo台湾)の看板娘である虎妮(フニー/フーニー)ちゃんです!やはり古参勢ともあって日本での知名度も高い彼女は、YoutubeおよびYahoo_TVをメインに活動されています!
 金髪!ケモミミ!かわいい!と三拍子揃った彼女はその名の通り虎がモチーフの女の子です。動画のオープニングでは某ハリウッド映画会社の吠えるライオンのパロディが有るのですが、これがまたかわいいんですよ!!
 動画やライブ配信では主に中国語を用いていますが、Twitterを覗いてみて頂ければわかる通り日本語もとても上手。他に英語も話すことが出来るようです。Youtubeでは1時間を超えるようなライブ配信アーカイブを除けば基本的に日本語字幕が設置されているので気兼ねなく配信を見ることが出来ます!

 また、フニーちゃんには2018年11月より奧莉絲(オリス)ちゃんと言う後輩兼助手を仲間に迎えて活動されています、オリスちゃんのTwitterはこちら

 続いてご紹介するのは2018年4月デビューのこの方!

 Vtuberユニット「K'WA」空(KON)さん、そして相方の猫のぬいぐるみのHooyaさんです!アーティストユニットである彼女たちはストリートライブやオリジナルソングを公開しています。

 活動は彼女たちのYoutubeチャンネル、KONKONKON K'WAで確認する事ができますね。人間の女性とマスコット的な男性と言うペアは日本のVtuber界隈でもそれなりに目にする機会が多い組み合わせですが、可愛らしい見た目と辛辣な物言いのギャップが面白いHooyaさんと、可愛らしさと美しさを持ち合わせる空さんがそれぞれ互いに魅力を引き出し合っている感じでとても相性の良いお二人です。
 お二人の漫才コンビのような軽快な掛け合いが見られるこちらの動画もおすすめです!日本語字幕もあって見やすいのも助かりますね。


2. にじさんじの海外展開グループ「にじさんじ台北」

 日本でも勢いの有るバーチャルライバーグループのにじさんじですが、実は日本国外にも展開しています。
 その名も「にじさんじ台北」「にじさんじ上海」に2グループ!
 現地企業と協力して運営されているので、いちから株式会社主導のにじさんじプロジェクトにはカウントされていない様子ですが、彼らもまさににじさんじと言える個性的なライバーの方々です。今回は台湾出身Vtuber紹介なのでにじさんじ台北を中心にご紹介します。にじさんじ上海は中国出身Vtuber紹介のnoteをお待ち下さい。
 にじさんじ台北は2018年8月にデビューした8人組のグループで、主にYoutube、Twitter、Facebookの3箇所で活動しています。
 人数も多いので、1人ずつ簡潔に紹介していきますね。
2019.04.28 追記
 2019年3月末をもって、にじさんじ台北は日本にじさんじプロジェクトとの共同運営を打ち切り、新たにグループ名をVEgoと改め再出発致しました。
 追記時点で卒業されたメンバーがアトルズさん、卒業予定のメンバーがタイラキさんと框框さんとなっております。
 卒業されたメンバーの新たな道のりと、活動を続けるメンバーへの応援を何卒、宜しくお願い致します。

 最初は小早川奈奈(奈々)ちゃん、魔法学校に通う中学生1年生の女の子です(ただし魔法は爆発する)。奈々ちゃんに限らず、にじさんじ台北のメンバーは基本的にゲーム配信がメインです。彼女はFPSなどの複数人プレイのゲームでよく活躍していて、たまにソーシャルゲームをプレイしています。ポケットモンスターピカチュウ/イーブイなどコンシューマーのゲームもプレイしていて、ゲーム配信スタイルは幅広いです。

 続いては自称にじさんじ台北の清楚枠、糜粉棠(ミィフェンタン)さんです。何故か配信で水○敬先生の名前が出たりしますが清楚です。まさに清楚(Vtuber)
 愛称は咪醬(みっちゃん)、ファンの愛称は米粉です。米粉(こめこ)じゃないです、米粉(ミィフェン)です。
 配信はゲームと雑談。にじさんじ台北のメンバーの中では雑談配信も多めなイメージがありますね。基本的に中国語で配信をされていますが、簡単な日本語なら配信中にも拾ってくれます!

 続いては塔綾絲(タリンス)ちゃんです!前回でもご紹介しましたが、彼女は本当に日本語が上手で、リスナーの日本人率もにじさんじ台北で最も多いと思われます。日本語オンリー配信もしていらっしゃるので、「にじさんじ台北に興味は有るけど言語の壁が……」と悩んでいる方は、彼女の配信から入ってみる事を強くオススメしています!!
 彼女を一言で説明すると、寝る事と食べる事と緑仙さんが大好きな人外の女の子です。ホラーゲームが苦手なのに、半泣きになりながらホラーゲームばかり実況プレイしていたりします。タリンスかわいい。

 続いては陳框框(チェン・クァンクァン)くん、癖になる落ち着いた癒し系ボイスの男性です。毎週火曜日と金曜日の夜に定期配信をしています。
 主にゲーム配信がメインで、特に新作のゲームや流行のゲームを早い内にプレイしてくれているので、ゲームが好きな視聴者としてはとても嬉しいスタイルです!
 彼の特徴は何と言っても冷静で紳士的なところ。男性Vtuberと言えば何処かしらぶっ飛んでいる方が多い中、配信を聞きながら癒やされる事が出来る彼の配信はとっても貴重です!
 日本語はあまり得意な方では無いようですが、簡単な挨拶なら返してくれますし、質問等にも英語を用いて説明してくれます。溢れる優しさ!

 自己紹介動画が見付からなかったので歌動画ですが、霞露凜(シアルリン)さんです。彼女はアイドルとして活動している18歳の女の子です。
 初配信で虚空グルシャン(グルメシャンプーの略)に言及、などなどとっても"にじさんじ"な彼女ですが、明確なリーダーのいないにじさんじ台北においては結構まとめ役みたいなポジションに収まっている印象です。
 とても真面目な方で、配信中に日本語のコメントが来るとちゃんと日本語で返してくれるばかりか、他のメンバーの配信でのコメント欄でもコメント翻訳をしてくれます!
 とっても!!良い子!!です!!

 6人目は黛樂琪(タイラキ)ちゃん!12歳の小学6年生です。人懐っこくてソーシャルゲーム(特にFGO)が好きなようです。肩の小鳥の名前はファンの投票で焦阿巴(焼く鳥)に決まりました(笑)。
 乳溝(谷間)に強い嫉妬心を持っていって、Twitterでみっちゃんやルリンちゃんに対して強気な絡みを見せていたりする所もなんとも可愛らしい。
 配信メインのにじさんじ台北のメンバーの中では珍しく、毎週の配信の合間に2~3分の短い動画も上げているのが特徴です!

そしてこの人、艾特勒斯(アトルズ)店長
 30歳珈琲店店長にしてコラ職人、そして何よりTwitter芸人っぷりが日本のにじさんじファンに有名な最終兵器です。
 お仕事が忙しいようで、配信頻度は月1くらいなアトルズ店長ですがTwitterでは良く他のVtuberさんやファンにリプライを送っています。よく交流されているVtuberさんにも日本人の方が多く、稀に行われる配信ではコメント欄に他のVtuberさんの名前が並ぶのも風物詩のようになっていて面白いです!
 店長本人のチャンネルでは配信が少なめですが、にじさんじ台北の仲間たちの配信にはたまに顔を出しており、参上するとレアキャラとしてコメント欄が盛り上がるのも何処かの吸血鬼の方を彷彿としますね。

 最後に紹介させて頂くにじさんじ台北の仲間は、天文部の部長を務める大学生の濛濛(モンモン)さんです。
 歌姫と呼ばれる程の歌唱力。天文学や占いを愛し、ファンからは天文部の社長(誤字では無い)として信頼を集める彼女は、惜しまれながらも2019年2月末に学業環境の変化のためにグループを卒業してしまいました。
 現在では視聴することが出来ませんが、彼女の卒業配信は最終的ににじさんじ台北の8人が全員集合し、仲間たちや多くのファンに愛されながら活動を終了されました。

 以上で「にじさんじ台北」のメンバー紹介を終わります。
 彼らの更なる今後の活躍に期待が止まりません!

3. まだまだ沢山!台湾出身Vtuber!

 台湾には少なくとも50人以上、私の知らない方々を含めればおそらく100人近いVtuberさんがいらっしゃるので、残念ながら当然全員をご紹介は出来ません。素敵な方々ばかりですが、出来る限り日本のファンの皆さんが見やすいVtuberさんに焦点を絞って紹介したいと思います。

 日本人と台湾人のハーフでバーチャル留学生の李稍(リー・ヤヤ)さんです。彼女は日本のVtuberさんも多く所属している配信アプリ「IRIAM」に所属していて、日本語も完璧です。配信アプリのIRIAMを用いた生放送を筆頭にYoutube、BiliBili動画と幅広く活動されています。
 二言語を用いてそれぞれの言語圏のファンに向けた活動をされている事からもわかる通りとても精力的で、TwitterやBiliBili動画のSNS機能の運用率も高い方です。先日Youtubeの収益化も通り、今勢いの有る彼女を是非この機会にチェックしてください!
 あ、あと蕎麦啜りASMR配信は笑いました。

 続いては同じくバーチャル台湾ハーフな女の子Vtuber、杏仁ミルさんです!ライブ配信は中国語、動画は日本語、Twitterはその両方を使って活動されています。2018年12月デビューなので、新人の定義が曖昧なVtuber界隈でもまだまだ新人と呼べるでしょう。私が特にこれからの活躍に期待しているVtuberさんでもあります。
 元気で明るく、表情がコロコロと動いてとても可愛らしい方です。日本のVtuberさんともコラボしたり、配信で日本語の練習もされているので、是非とも応援をよろしくおねがいします!

 続いてはバーチャルアイドルのいくせんさん歌ってみたをメインに活動されていて、低めの女性ボイスがとても格好いいです。元々は3Dのアバターを用いて活動されていましたが、今月から新たにLive2Dのアバターをお披露目されていました。イラストレーターの方、いわゆるママは同じく台湾人Vtuberの楓霊(カエデ・レイ)さんです。
 因みに台湾発のCeVIOサークル「ONEANE」の代表を努めている方でもあります!

 続いてはバーチャル人形師の猫野なきさん
 主にイラストレーターとして活動されていて、(人形なので無性別との事ですが便宜上)彼の配信では1からイラストを描く様子や、Live2Dの作業風景を視聴する事が出来ます!「イラストってどうやって描くんだろう?」「Live2Dってどうやって動かすんだろう?」といった興味を持っている方にはとても嬉しい内容となっています。
 配信中のコメントは日本語でも中国語でも英語でも拾ってくれるのでとっても安心して視聴できますよ。

 最後に紹介させて頂くのはこの・・・えっと・・・何?
 新型態バーチャル人間觀察系Vtubeにしてバーチャルダメ人間の集まるバーチャル寮ユーゴー荘の寮長を務めるバーチャルアルパカ、草泥馬(くさどろうま)さんです。肩書長いな・・・。
 彼(?)はライブ配信ではなく編集した動画を投稿している正統派Youtuberで、肉声ではなくSoftalkなどのソフトウェアを使って音声を入力しています。日本だとこのタイプのVtuberさんは浅井ラムさんが有名でしょうか。
 動画の時間は短めで、長くても7分台、短くて5秒・・・5秒!?
 ・・・なのでササッと見られるのがおすすめです。特に台湾のイベントに出演した台湾人Vtuberさんの一覧を紹介してくださっている動画なども投稿されているので、彼をフォローしていれば自ずと色々な台湾Vtuberさんの情報が入ってきますよ!!


 さて、以上で今回の紹介noteを終わります。
 今回では紹介しきれなかった台湾Vtuberさんもまだまだ沢山いらっしゃるので、また機会があれば台湾編②も書いてみたいですね。
 次回更新の目処は立っていませんが、恐らく中国か韓国、もしくは英語話者辺りに絞って紹介をしていきたいと思っています。
 想像以上に長くなってしまった記事ですが、ここまで読んで頂きありがとうございました!