見出し画像

虫のいどころ(2020年夏)

小学生の頃の夏休みは、
毎年生きもの好きのいとこが我が家に遊びにきて、父が先陣を切って昆虫採集へ行っていた。日が暮れた頃長袖長ズボンに着替え、網がついた帽子をかぶって行った気がする。

父のおすすめ雑木林へいざ出陣。
真っ暗な林の中、懐中電灯の光だけで進んだ。当時は、わくわくな気持ちといけないことをしている(密猟とか笑)気分が入り混じっていたと思う。お目当てであるカブトムシとクワガタが居そうな木を光で照らしてみる。届かない高さにいるときは、父が思いっきり木を蹴っていた。
すると、ぽとりとクワガタが落ちているではないか。動かないので、死んでしまったのでは、、、?と思ったけど、どうやらふりをしていたらしい。

今この文をかいていて、雑木林に行きたくなった。近ごろの探検は、カフェ巡りが主になっている私。どちらも楽しいけれど、クモの巣に引っ掛かったり蛾が集まってきたり草をかき分けて歩いたりしながら宝探しをする土くさい感じを味わいたくなった。

〈余談〉
虫かごを持っていない時にクワガタに遭遇したことが何回かあるが、そういう時父は帽子(いつもかぶっている)やたまたま持っていたガチャガチャのケースに入れたりしていた。私も先日虫の抜け殻をガチャガチャのケースに入れたことを思い出した。

#いま私にできること #日記 #イラスト  #日常 #虫


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?