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電子レンジに入れてはいけない

様々騒がしい事態が続きますが、暦は4月。
新社会人、新入学生のみなさん、おめでとうございます。

就職や進学を機に一人暮らしを始めた方も多いかと思います。

実家で家事を手伝っていた人、そうでないひとも、電器屋さんにおける新生活応援セットに含まれる白モノ家電を購入したのではないでしょうか。

冷蔵庫
電子レンジ
洗濯機

王道のセットはこの3点かと思われます。

と言うわけで、早速ですが掲題の電子レンジにいれてはいけない、についてお話ししてまいります。


電子レンジにいれてはいけない

金属類。
これはどんなに小さくても火花が散ります。
Twitterで「電子レンジで作るミルクティー」などが流行っていますが、紅茶のティーパックはモノによってはホチキス留めです。それ以外のものを使うようにしてください。アルミホイルも厳禁です。


電子レンジに入れてはいけない

油。
油は沸点が高いため電子レンジで温めると、どれほど温度が上がるかわかりません。油を入れた容器自体が耐えられない温度になって破損したり、下手をすると高温になりすぎた油が発火する危険があります。

カレーなどの油分の多いものを電子レンジにかけると飛び散りやすいのは、高温になった油が沸騰するからです。

油を使った料理や調味料ならラップをすれば問題ないかと思いますが、いずれも過度に加熱されないよう気をつけてください。


電子レンジにいれてはいけない

卵。
卵を殻のまま電子レンジにいれても茹で卵はできません。
膨張して破裂します。

なお、卵を割った場合でも、黄身には必ず箸で突いて穴を開けるようにします。これを怠るとやはり膨張して破裂します。

この破裂は黄身が崩れて思った通りのヴィジュアルにできなった〜ぴえん。という意味でなく、高温の黄身が飛び散って火傷する可能性がある、という意味です。


電子レンジにいれてはいけない

電子レンジ非対応の食器。
プラスチック製のものは溶けたりします。
また、100均などで売っている陶器も電子レンジ非対応のモノがあります。これらは一見問題ないように感じますが、電子レンジで加熱したあと、容器そのものが高温になりやすいです。気付かず触れると火傷します。しました、火傷。


電子レンジにいれてはいけない

洗濯物。
乾燥目的で電子レンジに入れてはいけません。乾燥するレベルに水分を失った布製品は発火の危険があります。

なお、布巾などを殺菌目的で電子レンジにかけたい場合、水を入れたマグカップを一緒に入れておくと安全です。


電子レンジに入れてはいけない

生き物。
死にます。


以上、電子レンジにいれてはいけない話でした。
理屈は省いて結論と経験の羅列だけなので、何故そうなるのか…というメカニズムは各自Google先生の検索窓にお問い合わせいただければと。

せっかくなので、わたしが電子レンジで失敗した話もちょっとします。
気をつけるとより安全です。


電子レンジに気をつけて

蒸気。
料理のレシピに「ふんわりラップする」という記述をよく見かけます。
ピッタリラップをして加熱すると、蒸気の逃げ場がなくなってラップ内に高温の蒸気が溜まります。これを開けると一瞬で火傷します。しました、火傷。電子レンジにかけるときは容器を密閉させないこと。地味に大事です。


電子レンジに気をつけて

とろみの強い液体。

これは電子レンジに向きません。特にカップみたいなものに入れると…こう…液体の場合は中で対流…?みたいのがきちんと起こらないとか、なんかあんまり安全上イイカンジにならないそうで……均一に温まらないことで、急沸みたいに爆発する事例があるようです。
とろみの強い液体の場合はできるだけスープ皿のようなものにいれてレンチンするのが安全です。
粉末コーヒーと水を入れたカップをレンジに入れるとかも危険です。
火傷はしませんでしたが小爆発は起きました。


というわけで、新生活を安全に過ごして欲しいという老婆心でした。

油揚げのレンチンも600wで1分程度が適切です。
油分を多く含んだ食材なので、過剰な時間レンチンすると焦げます。
運が悪いと発火します。

電子レンジ、便利だけど意外と危険も多いので、適切な使用でハッピーな新生活をお過ごしくださいませ。


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