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1月13日 「髪と部屋」

伸びしろですねぇ!と言わんばかりに髪が伸びている。正確にはめんどくさくなって切っていないだけだ。前までは、目にかかるほどまで伸びたらすぐハサミを入れていたが、最近髪の毛が大人しいので伸ばしている所存だ。

昭和のスター芸能人を思い浮かべてほしい。西城秀樹、郷ひろみ、みんなロン毛である。私はあれにちょっと憧れてしまってる。なんかいいじゃん、かっこいい。
あの時代のトレンドでもあったロン毛、今やるとめちゃくちゃダサいし時代錯誤だし、何より浮く。ロン毛の男は大体人間を失格しているので、真人間かそうでないかを判別するには髪を見ればいい。坊主でもヤバいやつはいるけど。鎮座DOPENESSとか。


家族からは「髪切れ」コールの嵐である。もともと毛量が多い上にくせっ毛なので、本当にただの毛玉になる。高校時代に「陰〇」や「埃(ほこり)」、「塵(ちり)」などと形容されてきた私だ、今更なんのその。
それに加えて最近ハマっている服の系統がどれも、ホームレスみたいなファッションになるのだ。その出で立ちに身を纏うと、完全にホームレスになってしまう。または昭和の芸能人、学生運動全盛期の学生、下北のバンドマン。親からは「小汚い」とストレートに揶揄される。もちっとオブラートに包んで。

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ヘアスタイルなんて何でもいいだろう。無造作にしているのもヘアスタイルと言い通せばヘアスタイルなんだから。単にセットが出来ないだけですけども。
それはそうと、ヘアもだが部屋も散らかっている。もうすぐ数十年に渡る学生生活が終わるので、一気に断捨離できる。思い出の大精算。

オレスカバンドというバンドの『自転車』という曲の出だしの歌詞に「昨日少し髪を切った。言わなければきっと誰も気づかないだろうけど、何ヶ月か分の私が床に落っこちたのを見た」という一節がある。
そういえば前に髪を切ったのいつだっけ。あぁ、あのときか、遊びに行く前に切ったんだ。あれから切ってないんだっけ、今の髪は〇ヶ月分か、と考えることがある。まあそれだけなんだけど、別にエモい話でも上手い話でもない。

物をたくさん持っていたい私にとっては少し手狭に感じるこの部屋もヘアスタイルも相変わらず散らかりっぱなしだ。

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