夢の意味

昔みた夢が忘れられず、憶えている。
その時には夢をみながら金縛りにあっていて、すごく怖かった。
短期間に2回みた。20歳前後だったように思う。
はじめは、夜の海の波立つ岩場に自分が浮いているが、顔面がやっと海面から出てる感じ。
そばで…頭の上あたり…女の人の声で「大丈夫、大丈夫、、、」と優しく語りかける声がした。
2度目は、古い日本家屋の真っ暗な障子がボロボロの座敷で、私独りが布団に横になっている。障子の向こうにロウソクによって女の人の影ができて、多分、その人の声で大丈夫、大丈夫と優しく言われている夢。
ユングやフロイトといった偉大な心理学者が夢の意味について難しく(?)語っているけれども、40年近く経ってから、私自身、この夢になんとなく意味深いものを感じている。
そもそも、これらの夢のシチュエーションはどちらも孤独や寂しさ、恐れ、不安を感じさせる。
また、女の人の大丈夫、大丈夫という声は、そんな状況でも何故か守られているんだよと、少々無理な慰め、励ましを私に感じさせる。
ただ、予知夢とかいう類のものではない。
なぜこの夢に意味深いものを感じるのか。
それは、その後も含め、私の心の旅路をホントに象徴的に表していることに気づいたから。
恐れと慰め、、、
大丈夫、大丈夫と言う女性の声、、、
人生は荒野を行くようなもの。厳しい時期もある。でも、オアシスもある。オアシスはホント人それぞれ。そのオアシスのお陰か、倒れても何度もなんとか立ち上がってきた。
あの夢は、荒野を行く私の心を象徴的に表している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?