鳥獣被害の対策として網張をしました【Tara】11
早津みかん園では、2日間かけて
「網張り」
という作業を行った。
ヒヨドリという鳥が、糖度の高い果実を狙ってやってくる。
イノシシもやってくる。
だからその対策として、温州みかん収穫の時期の恒例行事。
・昨日の積み上げ
◆note1本 生産
◆早津みかん園 網張り、箱詰め、パンフレット作成
総勢7名で、
54m × 18m の巨大な網を、
温州みかんの木の上側から竹で持ち上げて、
下側から竹で受け取る。
原始的。
ヒヨドリに食べられるのもアウトだけど、
ツメで引っ掻いたわずかな傷だけでも、
そこからみかんが腐ってくるからアウト。
大切なみかんを守るため、
「もう少ししたら収穫」というこの時期に、せっせと網を張る。
しかも奴らは、特に糖度の高い温州みかんを狙ってくる。
僕たちは甘いみかんを作りたい。
甘いみかんを作れば鳥に食われる。
だから対策をしないといけない。
網に引っかかった鳥たちは身動きが取れずに死んでいく。
けどそもそも、野生の生き物を自然界で生きづらくしてしまったのは、人間。
でも人間だって生きなきゃいけない。
今年はみかんに対して鳥が多いから、
来年は鳥は減るみたい。
でもそうすると来年はみかんに対して鳥が少ないから栄養がたっぷりあって
再来年は鳥が増えるみたい。
自然界の表と裏というか、持ちつ持たれつというか、
そんなのを体感した網張作業だった。