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山野カエル研究室、その後

山野カエル研究室を立ち上げてから何日になるかなとnoteを遡ってみたら3週間前だった。すごく前のような、すぐのような、記憶というのはまことに曖昧だ。

研究室と名付けたのは正解だった。ふらふらと考えを巡らすたびに、これも研究活動だと思える。するとそれだけで楽しくなってくる。よかった。

さてその研究活動の方だが、当初『叢書 魂の脱植民地化』というシリーズが研究対象としておもしろそうだと思った。

きっかけは『親鸞』だった。親鸞から入って『他力の思想』へ。そこから『合理的な神秘主義』『魂の脱植民地化とは何か』の順につながった。

何かを知りたいという、人間の本性の作動は、知ろうとする自分自身への問いを必然的に含む。対象への真摯な探求を通じて、自らの真の姿が露呈し、それによって更なる探求が始まる。これが知ることの本質であり、これによって人は成長する。この身体によって実現される運動を我々は「魂」と呼ぶ。/『叢書 魂の脱植民地化』刊行のことば  より一部抜粋

まだ全部読んだわけではないけど、このシリーズでは自身の言葉で語ったり書いたりすることをすすめているようなところがあり共鳴する。

魂の脱植民地化シリーズの次におもしろそうだと思っているのが、スピノザの『エチカ』だ。これはまるネコ堂ゼミで読んでいる國分功一郎の『中動態の世界』からの流れだ。

これもまたすごくおもしろい。そのおもしろさはつい先日noteに書いたばかりだ。

これから先どうなるかわからない。また変わるかも知れないけど。今日現在の山野カエル研究室の主たる研究対象はスピノザの『エチカ』に大きくシフトしつつある。

とりあえず、そんなところだ。 699文字

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