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センター世代が今の高校生に追いつくための記事

こんにちは。
私は2020年3月に高校を卒業した、「センター試験最後の世代」の者です。

我々はセンター世代を逃げ切り、逆に時代に置いてかれた世代でもあるので、今さら共通テストの英語を解いても時間内に解き終わりません。(単語数増えすぎ)


(足の生えたにんじんで笑ってた頃は平和だった)


さて、私は塾講師のバイトをやってるんですが、現役高校生が「論表」とか「歴総」とか意味不明な教科の話をしてました。
どうも高校の教科名が大幅に変わってるらしく、自分たちの世代はそれさえ知らされてないと思うんですよね。

今回、早くも時代に置いておかれた20代に向けて、変更点まとめ記事を作ってみました。
現役高校生に「今英表なんて教科ないよ、論表でしょ」みたいにツッコまれて恥ずかしい思いをしないよう、ぜひお読みください。

💡2022年度の新学習指導要領を参考にしていますが、間違いがあるかもしれないので 正確な情報を知りたい方は別のサイトをご覧ください。



【国語】 教科増えすぎで草


色付きは必修、太字は変わった科目

早速わけがわからない。
教科数が増えれば定期テストの科目数も増えるわけで、自分は楽な時代だったんだなと思います。
母校の今年のカリキュラムを見たら、文学国語はやってなくて論理国語のみやってました。受験問題も評論文ばっかりなので、もう小説はあんまり必要じゃないんでしょうか。


【社会】 世界史と日本史が一緒になった


以前は世界史と、日本史or地理どちらかが必修


これまで(母校では)日本史と世界史の先生って分かれてましたけど、もう「歴史の先生」って括りになるんですかね。

一番問題なのが、2025年度大学受験で「日本史受験」の人も、「歴史総合の範囲の世界史」は知っておかなければいけないこと。(逆も然り)
自分は「カタカナ絶対覚えられない人間」で日本史受験にした人なので、この時代だったら終わってました。


以前は現代社会・倫理政経のどちらか必修


あとは現社が「公共」になりました。
やっぱり、資料問題とか考える力を問うものになるんですかね。


【数学】 数Cが来た。 高校生がんばれ



数学Cが増える!と話題ですが、それ以外もよくわからないことになってますね。

「ベクトル」「式と曲線」「複素数平面」が数Cに移動。(ベクトルは数Bにあった)
・「統計的な推測」が数学Bで必須に。
・数A「整数の性質」は、新課程「数学と人間の活動」に移行。
・数A「場合の数と確率」に期待値が復活


【英語】 英表の時代は終わった


コミュニケーションは略しました


なんの意味があるのか知りませんが、「コミュニケーション英語」→「英語コミュニケーション」に変わりました。

最近TwitterがXに変わったけど、本当に「無駄な名前の変更」はやめてほしいと思う。名前変更して良くなったサービスってあるか?


文法系科目も科目名が変わりました。「論理・表現」って聞いただけだと、国語なのか数学なのか英語なのかピンとこない感じがしませんか?

多くの学校では、1年でⅠ、2年でⅡ、3年でⅢをやることになりそうですね。そういう意味ではわかりやすくなったとも言えます。


余談ですが、今年 塾講バイトで中3の英語を教えていた時に、原型不定詞が出てきたんですよ。「こんなの中学でやったっけ」と思ったんですけど、
しれっと「感嘆文」「原形不定詞」「仮定法」「現在完了進行形」は高校から中学へ移動してたらしいです。

個人的に原型不定詞って英文法で一番いらんルールだと思うんですよね。toくらい普通につけとけばいいじゃん。


【情報】 プログラミング世代がやってくる



「プログラミングが必修になる!」
っていうのは騒がれてたので、知ってる人も多いと思います。
言うて「情報Ⅰ」で専門的なことを学ぶわけではなさそうですが、自分の代では習わなかったことが下の代では当たり前になってるの、怖いですね…。

そして、5教科7科目だった国立大学の入試は、2024年度より情報が加わって6教科8科目入試になります。

東⚫︎ハイスクールのCMに「情報」の先生も登場するんですかね。情報という教科で「熱い授業」があるとしたら、どんなものなのか気になります。





以上、今の高校生が学んでることをまとめてみました。ちなみに変更点がない理科系科目、家庭科などはスキップしました。

2020年1月にセンターを受けた世代は、「センター最後の世代」「絶対落ちてはいけない」「背水の陣」って言われ続けてきましたが、わずか4年後の2024年1月の入試も、「絶対に落ちてはいけない」入試になりそうです。


これからも、学ぶ内容がどんどん進化していくんでしょう。波乱の時代に生きるZ世代、強く生きよう。