日本酒がすごいコンビニ【セブン-イレブン津田沼店】を徹底攻略!450種類選び放題
「日本酒の品揃えがすごいコンビニ」として、日本酒好きの間でつとに存在が知られている「セブン-イレブン津田沼店」。今年3月のリニューアルで大幅にパワーアップしたそうです。
そこで今回『日本酒は地酒専門店で買う派』の私が、実際にお酒を買いにいってきました。ただのコンビニでも、ただの酒屋さんでもない、お酒好きを最速で仕留める「セブン-イレブン津田沼店」のすごさを体験しました。
千葉県、京成津田沼駅へ
セブン-イレブン津田沼店が誕生したのは、46年前。千葉県内だけでなく、全国でもかなり初期にできたフランチャイズ店とのこと。
お店の中はかなりの広さ。中堅スーパーくらいのサイズ感です。
奥に進むと、噂にきいていた日本酒の棚がありました!
日本酒の数がすごいです。地酒店レベルです、それも大型の人気のお店。
普段、ぱっと入ってぱっと出るコンビニなのに、日本酒のラインナップを眺めるだけで、ずっといられそうです。
日本酒は約450種類!老舗酒屋のDNAを継ぐセブン
こちらが、店長(専務)の三橋聡康さん。話を聞くと、お店はもともと(わかってるだけでも)6代続いてきた老舗の酒販店。三橋さんのお父さん(現・社長)の代に、セブン-イレブンのフランチャイズになったそうです。
三橋さん「僕がお店にもどった頃は、まだ日本酒の種類はそれほど多くなかったのですが(あ、そうそう、お店に戻る前はスーパーのオオゼキに勤めていました)、少しずつ増やしてきました。
新しく取引する蔵だと、『コンビニ』であることに不安をもたれることが多くあります。だからこそ、照明や冷蔵設備など、地酒専門店以上に保管の環境を整えてきました。現在は450種類程度の日本酒を取り扱っています」
【疑問】コンビニのお酒の管理は、大丈夫?
日本酒は、温度や光の影響を受けやすく、繊細な管理が必要だといわれています。コンビニといえば、蛍光灯の下、他の商品と雑多に並ぶイメージ…酒蔵の人が懸念するのもわかる気がします。
三橋さん「例えば、日本酒の冷蔵棚は、エアカーテンで常に1℃に保っています。コンピューターで制御していますので、もし何かあって温度が上がるとすぐにわかります」
三橋さん「照明もこだわっていて、天井はダウンライト。店内の場所によって光量を変えています。日本酒の冷蔵棚も、お酒に光が直接当たらないようになっています」
さらに、今回のリニューアルで特に強化したという、バックヤードの「日本酒保管庫」を見せていただくことに。コンビニにそんなスペースがあるんですね。
三橋さん「左手に見えるのが日本酒の冷蔵庫です。トラックで運ばれてきた冷蔵ようの日本酒を、すぐに0℃の冷蔵庫に移して保管します」
三橋さん「次は常温の日本酒の倉庫、常に10数℃に保っています。お店のすぐ裏にこのような倉庫を備えることで、品質管理が商品の出し入れがよりスムーズになりました」
これらの「専門店以上」の環境はどんな口説き文句よりも通じるそうで、コンビニであることを理由に取引を渋る酒蔵さんでも「実際に見てもらうことで、納得してもらえる」といいます。
コンビニの強みを活かして、日本酒の「0→1杯」を生む
再び店頭。棚を見ると、すべての日本酒に詳細な解説がついていました。
三橋さん「うちの店舗の平均的な来店数は日に1200〜1300人程度と、酒屋としては圧倒的です。このうち、1割でもお酒に興味を持ってもらえればと考えています」
そのために大切にしていることが「セルフを前提とした接客」。事前に詳しい説明文を用意しておくことで、お客さんが迷わず、かつ好きに選ぶことをサポートしています。
三橋さん「もちろん、お店のスタッフに聞いてもらって大丈夫ですよ。日本酒に詳しい担当者が対応させていただきます。
しかし、日本酒に詳しくない人の中には、つきっきりの接客にハードルの高さを感じている人も多いんです。そういった、日本酒を飲んでこなかった人が、専門店以外で日本酒と出会えるのが、コンビニという形態です。
うちでは、0杯の人に1杯を選んでもらうことを重要視しています」
メインターゲットは日本酒0杯の人。そのため、比較的飲みやすくて華やかな「くどき上手」「風の森」「作」「獺祭」といったラインナップに特に力を入れているそうです。
三橋さん「たとえば近隣のご家族が来店して、お父さんは自分の飲み慣れた日本酒を買い、20歳になったばかりの娘さんには、私たちが日本酒デビューにぴったりなお酒をおすすめする、といったこともありましたね」
「町の地酒屋さんのちょっといい話」のようなことが、津田沼のコンビニで本当に起きているんですね。
【セブン津田沼店の歩き方】晩酌を買って帰ろう!
ここからは、実際にセブン-イレブン津田沼店を歩いて、お酒を選んでいきます。
①365日24時間、いつでもいける!
364日24時間「日本酒飲みたい!」と思ったそのときが買い物のスタート。実際、セブン-イレブン津田沼店では、夜〜深夜にかけても、日本酒が売れるのだとか。「特に仕事終わりに立ち寄って、今日飲むお酒を買っていく方は多いですね」と三橋さん。
②乾杯のビールもすごい!
暑い夏は、日本酒好きといっても最初は「ビール」が欲しいもの。まずはビールコーナーを見てみます。
セブン-イレブン津田沼店はクラフトビールも豊富!今回は酒米を使った「寒菊ブルワリー 美山錦 SAKAMAI LAGER」をチョイスしました。
③450種類の日本酒を選び放題
次はいよいよ日本酒!セブン-イレブン津田沼店は、飲みやすい人気銘柄だけでなく、マニアックなお酒もしっかりカバーしています。
④迷ったらおすすめの日本酒を選ぶ!
膨大な種類のなかから選ぶのは大変…という場合は、店内に置かれている「おすすめの日本酒パンフレット」が便利です。
また、店内には「特設コーナー」もあり、三橋さんが注目する日本酒がプッシュされています。
いろいろ飲みたければ「ミニサイズ」もあり。カップ酒や300mlのミニボトルも豊富です。
⑤おつまみの種類が豊富すぎる
お酒の次はつまみです。乾物&缶詰コーナーを見てみると、あまりの充実ぶりに驚きます。
セブン-イレブン津田沼では、おつまみコーナーでも独自仕入れのアイテムが豊富。お酒だけでなく、おつまみも選び放題なのです。
⑥チルドのつまみを選ぶ
乾き物だけでなく、いろいろ食べたい! というときこそ、コンビニ酒屋の本領発揮。「セブンプレミアム」をはじめとする冷蔵おつまみ&お惣菜も豊富です。
⑦飲み会のすべてを縦横無尽に揃える
まだまだ、これだけではありません!
酔い止めのドリンクも事前に用意!
これまで、飲み会の前に薬局に走っていませんでしたか?コンビニならこれも同じお店で揃います!
日本酒以外のお酒もある!
いろいろなお酒を飲みたければ、他の種類のお酒も見てみましょう。セブン-イレブン津田沼店ではワインや焼酎、泡盛、さらにシードルやクラフトジンなど、さまざまなお酒が手に入ります。
お酒のお供もそろう!
関東圏外の友人と一緒に飲むのであれば、千葉コーナーのお土産を持って行くと盛り上がるはず。
ひとりでしっぽり飲むのなら、日本酒や食の本を片手に、というのもあり。
料理だって作れる!
軽く料理もしたい…という人、野菜や調味料もしっかりありますよ!
〆まで揃う!!
〆のデザートやラーメンだって揃います。だってここはセブンだから。
結論、セブン津田沼は酒宴のすべてが揃う!
セブン-イレブン津田沼店。ただの「日本酒が多いコンビニ」だと思っていたのですが、全然違いました。いつでも、どんな状況でも、ここだけで、酒宴のフルコースが揃う。それもいい日本酒を軸に!
セブン津田沼の酒宴をはじめよう!
コンビニ寄って、帰って、即、日本酒の宴がスタートします。
セブン-イレブン津田沼店の魅力は、コンビニと酒屋さんの「いいとこどり」なところ。時間のない現代のお酒好きが最速で仕上がる楽園でした。
セブン-イレブン津田沼店さん、ありがとうございました。
おすすめいただいた「尾瀬の雪どけ 夏酒」本当においしかったです!
もちろん、お酒を飲みます。