見出し画像

ネオ角打ちに行こう! ミス日本酒茨城・宮内さんの日本酒体験イベント(IMADEYA)

角打ち(かくうち)。
ざっくりいうと「酒屋のはじっこの簡易立ち飲み」です。
老舗の渋い&おじさん(私ふくめ)の溜まり場のようなところの印象が強いですが(そういうところもあります。そして好きです)、近年は清潔でカジュアルな角打ち(”ネオ角打ち”と定義します)も増えています。

このネオ角打ちは、とっても楽しい&お得な場所なのです。

今回は、銀座IMADEYAの角打ちで行われた、2018ミス日本酒茨城代表・宮内菜奈子さんによる「日本酒体験イベント」に参加してきました。

角打ちが素晴らしい5つのポイント
1・とにかく気軽!昼からちょろっと行ける
2・プロの話をききつつ、いろいろ飲める
3・気に入ったら買える!日本酒の販売価格の安さに驚く!

ミス日本酒、給付金10万で60名以上に振る舞い酒!

画像12

こちらが主催者の宮内菜奈子さん。2018 ミス日本酒 茨城代表で、国際利酒師。大学時代は「稲」の研究をされていたという、才色兼備のすごい人です。
(ミス日本酒、というものがあるのです。ちなみにミスター日本酒もあります)

企画の発端は特別定額給付金。宮内さんはこの10万を使って「日本酒を知ってもらおう!」と、無料の体験イベントを企画。

銀座SIXにある地酒専門店「IMADEYA GINZA」にて7-8月にかけて行い(1時間5-6名ずつ)、合計60名に日本酒を振る舞ったそう。何が彼女を突き動かしているのか、とにかくすごいです。

とにかく気軽!昼からちょろっと行ける!

画像1

場所は銀座SIXの地下。ここで昼から日本酒が飲めるとは。本当に、デパートのお酒売り場の一角がそのままカウンターになっているような印象です。なんならカフェです。最近こういうところが増えてきてうれしいです。

画像2

こちらが今回「お酒をセレクト」を担当される高柳さん。国際唎酒師とかセミナー講師とかされている方です。(高柳さん登場の別イベントレポートは記事末に)

日本酒体験は各回1時間。高柳さんがその場で選んでくれた3種を楽しむ(+流れでいろいろ出していただく)といったものです。

画像3

高柳さんが選んだお酒はこちら。参加者(日本人の男女1組、日本人・イタリア出身の方のご夫婦、私の5名)をみてその場ののりで選んだそう。ジャズです。

(左から)醸し人九平次 LaMaison、ROZE NO YUKIDOKE、U Yoshidagura。アルコール度数15度、12度、13度とワインくらい。

画像4

色が全然違う。「ロゼ」が本当にきれい。「赤色酵母」という酵母で醸したお酒だそうです。はじめてみました。

画像5

早速、乾杯です。今回は「お酒を体験する会」。難しい説明はなしで、とりあえず気軽に飲みます。主催の宮内さんももちろん飲みます。彼女、1日に数ステージこなすのですが、普通に飲んでます。さすがです。

どれも軽くて飲みやすいのですが、特に「ロゼ」がおもしろいです。甘酸っぱくて、果実酒のよう(だけど米の甘みはある)。あとで売り場チェックしよう。

画像6

通常、IMADEYAでは、3杯セットを1500円で提供しています。飲み屋で3杯のもうとしたら料理とかいろいろかかるので、とにかく安価。試しに日本酒を飲んでみたい、という人におすすめです。地酒専門店にいくのをちょっと躊躇している人に紹介したいです。

お酒のプロがいろいろ紹介。飲み比べが楽しい

画像7

「好きに飲んでみよう」とはいったものの、ここからいろいろ聞けるのがネオ角打ちの楽しみ。提供してくれるのはお酒のプロ(イベントに限らず酒販店の方)。飲みながら質問できるのも楽しいです。

いただいた3杯で特に人気が高かったのは「ロゼ」。すると「じゃあ、同じ酒蔵さんの別のお酒と比べてみましょう」と新しい1杯が登場。

画像8

それが「龍神」。同じ蔵のお酒なのに、ラベルの世界観が全然ちがう。

いかにも強そうな「龍神」ですが、飲んでみると驚くほど上品。ロゼの甘酸っぱさではなく、和菓子のような甘み。これ、美味しいです。

画像9

同じ会に参加したご夫婦。旦那さん(イタリア出身)にも「龍神」は刺さっていたようです。

画像10

話の流れで、イタリア出身の旦那さんが「熟成?飲んだことない」ということが判明。急遽熟成酒が登場しました。「一ノ蔵 までな」、「温泉熱熟成酒」という方法で作られているそう。

画像11

(結構色ついてます。僕もご相伴に与りました)

いい。トロッとしてまったりして、紹興酒っぽいけど独特の癖がない。アイスとかにかけたいです。

酒屋、だから気に入ったお酒をそのまま買える!

画像13

(IMADEYAの店長さんも登場)

1時間の角打ち体験はあっという間に終了。ふと周囲のざわめきから「ここ酒屋の一角だったんだ」と思い出します。そして今飲んだお酒を売り場に見に行く、そこまでが角打ちの楽しみです。

画像14

(龍神ありました。ロゼはひとつ前の会で売り切れになったとか)

僕の個人的な感想なのですが、このタイミングで結構「あ、日本酒安い!」となります。2000円もあれば大概のものは買えてしまうのです。

(おさらい)ネオ角打ちは
①気軽に少しだけ味わえる(しかも清潔)
②プロのお酒の知識に触れられる
③そのまま好きなものを買える

もちろん飲食店にしかない楽しみもたくさんあります。最初の一歩を迷っていたら、ぜひ。

宮内さん、貴重な機会、ありがとうございました!IMADEYA通います!

(おまけ)大久保おすすめの「ネオ角打ち」のお店はこちら!
・銀座IMADEYA
・恵比寿/銀座君嶋屋
・はせがわ酒店(東京駅/日本橋)
・たつみ清酒堂(銀座店)
・SAKE Street(浅草橋)

高柳さん出演の別イベントの様子はこちら



もちろん、お酒を飲みます。