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足立市場の「武寿司」で昼から「寿司」で「日本酒」を! 大人になってよかった

年末年始なので、「お寿司屋さん」について書きます。

先に言いますが、お寿司にぜんぜん詳しくないです。走りも名残もよくわからないし、なんなら魚の名前もあまりわからない初心者レベル。

それでも堂々と紹介できるのは「美味しいお店の人に教えてもらったから」です。そして素人ながら、満足度がすごいためです。

足立大橋「武寿司」を紹介したい3つの理由

① 教えてくれたのは「大塚 はなおか」さん。
日本酒を主役にすえたペアリングコースの先駆けといえる名店です。そのご主人に「飲食店の人たちが通っているすごい店」と聞いて行きました。

② 市場の寿司!豊洲じゃない方
武寿司があるのは足立市場内。築地でも豊洲でもない、東京にあるもうひとつの市場です。なのでネタの鮮度は折り紙付き。なのに観光地化されていないという奇跡的な存在です。

③日本酒がすごい!
では、①大塚のはなおかさんにどう紹介してもらったかというと「日本酒を楽しむ最高のお店」です。「寿司」特集ではなく「日本酒特集」として教えてもらったのです。

武寿司は僕にとって「寿司と日本酒という、豪華すぎてなかなかチャレンジできない組み合わせを堪能できる」場所です。他の寿司屋とくらべたことはないのですが。

行くなら要予約。平日の昼間に!

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お昼の足立市場。今日のお仕事を終えたためか、ガランとしています。市場内のお店は数軒だけ。(ここの定食屋さんもおいしそう!)

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武寿司の外観です。一見、ぜんぜん賑わっていないように思えますが、予約必須の人気店です(ふらっといってもなかなか入れない)。週末は結構先まで予約で埋まっています。

なので、平日昼間がおすすめ。
「有給とって昼から寿司で飲む」という、設定の時点で「大人になってよかった」という夢を半分くらい叶えてくれます。

カウンターでつまむ贅沢

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日本酒は古きよきもっきりスタイル。表面張力を愛でます。

武寿司では常時20種類ほどそのときのお酒を扱っています。日本酒のメニューはなく、大将におまかせです。まずは鳩政宗の純米吟醸。

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「ここの白子はまったく臭みがなくておいしい!」と常連の老夫婦の助言をもと白子を注文。
泣きそうなほどおいしい。そして日本酒がすすみます。

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「酒飲むなら、つまみは高級じゃなくていいんだよ。今日のホッキのヒモは酒がすすむぜ」(常連のおじさん)。「高くないんだけどよ、作るの結構手間かかるからあんま言わないでくれよ」(大将)。

という会話を聞いて「ほっきのひも」。ほどよい歯応えと、半生のジューシーさがたまらない。炙っているため香りと塩気が立ち、いいつまみになります。

ここまででもう、本当に満足です。

大将の日本酒談義が楽しい

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日本酒にこだわるお寿司屋さんとあって、大将の日本酒愛あふれる話を聞くのもここの魅力です。

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2杯目は「酔鯨」。ドライでキレがよい、料理によりそう系のお酒です。

「酔鯨は高知のお酒。土佐藩の山内容堂ゆらいのお酒だね。大酒飲みだったそうです」と大将。その話から、新撰組のことや近く(足立区)のことなどなど、お酒を起点に小気味よい会話が続きます。

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これは「お酒を好きそうな人にだすサービス」という塩辛。お寿司屋さんの塩辛って、もう日本酒のためにあるようなものです。

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「〆張鶴 純」。つまみに寄り添う、縁の下の力持ち的な味わい。

お酒を注文すると、大将は少し思案し、「◯◯飲んだことありますか?」と聞いてきます。それに対して「ない」というとニヤリ。企み顔でお酒を出してくれます(このお酒は◯の◯なんですよ)。

このやりとりが楽しい。

「お酒を選ぶのは、やっぱり難しい。嗜好品だからね。セブンスターが好きな人がいればピースが好きな人もいるのと同じ。その人がどれくらい日本酒を飲んできたかによっても変わりますからね」とのこと。

このほか、常連さんを中心としたいろいろな会話が板の上を行き交います。その端々から、控え目ながらも、寿司とお酒に対するこだわりがうかがえます。

「うちは冷酒だけ。いい日本酒って冷酒です
「ここは、いろいろな寿司屋をいってきた人が通う店なんです」など。

それに対して常連の人たちもウンウンと楽しそうにお酒を飲む。
この、大将とお客さんがつくる寿司屋の空気が、また美味しい。

特上にぎり(おまかせ)で締める

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お寿司屋さんの空気を満喫したところで、ようやく握りへ。
寿司の知識も写真力もないため、さらーっといきます。

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なんて口溶けだ。

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とにかくおいしい。ネタがすごい。口の中でほぐれるシャリとの一体感がおいしい。そして余韻の残るところに日本酒が流れ込むと、旨味と甘味が加わりまた別のおいしさになる。

寿司と日本酒って、すごい!
大将のいうとおり、寿司にはキュッと冷たいお酒が合います。完璧です。

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満腹で外にでると、まだ昼。これもまたいい。

ほろよいの帰り道、満足度が高すぎて、世界のあらゆるもの(海、大地、地球)への感謝の気持ちが止まりません。

大人になって(そしてこういうところにいけるおっさんになって)よかったです。

ごちそうさまでした。武寿司、おすすめです。

もちろん、お酒を飲みます。