ぶっちゃけ、中国語大好きではない。
※語学記事です。
こんにちは。
今日は中国語専攻大学生のホンネと、学習モチベーションについて書いていきます。
はい。まずタイトルですよ。前回noteで「語学の楽しさを理解してほしい」なんて言ったくせに、なんというタイトル付け。
大学3年生、語学系、専門は中国語。
実は私、中国語がそこまで好きではありません。
※前半自分語りなので、TIPSだけ知りたい方は目次の3から読んでみてください!
1、中国語は「学習の楽しさ」だけ
あえて「大好きではない」と書いたのは、嫌いと書くと嘘になるからです。
「中国語を勉強すること」自体はすごく好きなんですよ。うん、分かりにくすぎる。
前回noteにも書いたように、新しいことを学んだり先生に褒められたりする、「学習」としての側面はとても好きです。
だがしかしです。
好きな華流ドラマもない、キングダムは読んだことがない、建築や三国志に大きな関心がある訳でもない。
なんとか中国語を耳に慣らさなくては!と思いながらおすすめされた《欢乐颂》を頑張ってみているけど、ハマり切れず。
(画像右上の女優さんのビジュが好みだったので6話くらいまでは見たかな)
この、「ドラマにハマれない」って言うのは、死活問題なんですよ。ドラマの力は偉大。日常で使いたくなるのってドラマで頻繁に出てくる単語だし、ずっと日本語字幕で見ていても音でいつの間にかフレーズを覚えている。音で覚えていれば、後からスペルや漢字さえ確認すればいいので、普通の暗記と比較すると吸収効率は段違いです。
ちなみに英語だとSUITSというドラマが大好きです。(TMI)
あ、海外ドラマを学習法として挙げる方もいますが、私にとってドラマ鑑賞は学習ではないです。趣味の側面が強いし、意味を持たせるとしてもリスニング力維持しよーってくらいのサブポジション。
ひとまず今はLove sceneryにかけてるとこある。
中国語タイトルは《良辰美景好时光》。「良辰美景」は「すばらしい時節とすばらしい景色」のいう成語で、「时光」は時間・歳月を意味する名詞です。(weblio辞書より)
4話視聴中の私がざっくり説明するなら、超有名アーティストとゲーマー大学生が恋に落ちる話かと。とにかく主演の方が美人&オシャレさんなのです。これにハマれたらもう少し中国語が楽しくなると思います…。
あ、ドラマでなくとも、「推し」ができれば勝てるはずです。「推し」対象はなんでも。YouTubeチャンネルでも俳優でも大丈夫です。
私の場合、韓国アイドルにハマって見漁っていたら、頻出する韓国語フレーズは半年くらいで頭に入ってきました。映像媒体で音声・字幕があれば大体なんでもいい気がします。(映像があれば、その単語が使われるときの表情やシチュエーションを理解できるので。)
私も早く可愛い中国人or台湾人アイドルとかYoutuberとかにハマりたい…泣 おすすめがあったらぜひ知りたいです。
まぁとにかく、私は中国語コンテンツに「推し」ができず、常に「中国語=勉強」な状況。勉強自体は好きだけど、中国語にアツいこだわりや愛があるかと聞かれたら、たじろいでしまう感じです。
2、そもそもなんで中国語を始めたのか
ここまでモチベ無い〜と嘆いている私ですが、実は高校3年生の時から、「大学の第二外国語では絶対に中国語を選ぶ」と決めていました。
理由は簡単に3つ。
・有用性
アフリカでも使える言語だと聞いて。そんなに世界中で使える言語なら、絶対に始めたいと思いました。
(高校生のときの私は「アフリカの商品タグには中国語でも掲示があり、中国語が分かれば様々な国で使える」という内容のツイートを見て関心を高めました。このnoteを書くためにもう一度少し調べてみたところ、アフリカの中国語教育と黒人差別に関する記事が大量にヒットしたため、ツイートやWebサイトからのソース引用は控えさせていただきます。)
・発音が好き
発音にどことなく英語と通じる部分もあって綺麗だと感じました。もちろん英語に限らず、言語の発音は各所で通じ合っているのだと思いますが。耳馴染みの良いshiなどの発音が心地よくて好きです。
高3の受験期から聞いている大好きなルシュカさんが、第41回のタイトルコールにて「英語のLとRの発音ができれば中国語でもスムーズに発音できる」というお話をされていたので紹介しておきます。こちら普段は英語学習者向けチャンネルなのですが、これを読んでいる方に絶対に刺さると思います。ラジオ好きな方、ひとまずVoicyのアプリ入れてください。
・台湾で好吃なものを食べたい!
台湾が旅行スポットとして日本でも有名ですよね。高校のときにたまたま台湾旅行レポやらコミックエッセイを読む機会が多くて、単純に台湾でおいしいモノが食べたくて中国語やりたいなって思ってました(笑)
高3からこんな風に中国語に対して憧れていて。大学に入りたてのとき、中国語の講義が本当に楽しかったです。
ただ、そのワクワクって継続が難しい。
なぜなら語学の目標が曖昧だから。
語学で重要なのは、具体的な目標を立てることです。
特に重要なのは、期日と「自分がそのシーンで中国語を話す姿」をクリアに描くこと。
目標があれば徒競走のように勢いよく走りだせますよね、ゴールへ向かってただ進めばいいだけなので。
私が上に挙げた動機たちは、目標や目的に結びつけることができます。「有用性があるから、学んで仕事で使いたい」「台湾で美味しいもの食べたいな」と。
ただこれはふわふわした夢で、
どの仕事で、誰を相手に話す中国語なのか?いつまでにその語学力は必要なのか?
台湾にいつ行くのか?台湾のどの地域に行って何を食べたいのか?台湾旅行にどれだけの語学力が必要なのか?
など、具体性に欠けるんです。
しかし、現在の私はまだ企業研究中で何の仕事をするか決まっていない、そして台湾留学はコロナで中止。徒競走ではなく、ただなんとなくHSK(※)という看板を見つけてその方向にジョギングしている感じなのです。(つまり勉強は惰性のような感じ)
※HSKは中国語の語学検定試験。語学検定試験の勉強をすると必然的に語彙力が伸びるので、大学の授業だけだと成長実感が持てない方におすすめ。
3、そんなわたしのモチベの上げ方
それでも、「中国語できるようになりたい」という気持ちは謎に人一倍あります。おそらく語学というのが、自分が今まで唯一継続できた努力だから、意地になっているのだと思います。
ここからは、「中国コンテンツ興味無いしモチベ0だけど中国語はやりたい」というワガママ学生の学習スタート法を2つ紹介します。
(もうすでに中国語が大好きな方や、中国語コンテンツにハマっている方には一切必要ないモノです。)
①とりあえずHelloTalk開く。
語学学習者なら1度は耳にするHelloTalk先輩。ネイティブと繋がってチャットやら電話やら添削やらをしてもらえる有名な言語交換アプリです。
私はここで、【毎日・どれだけ短文でもOK】という自分ルールで、中国語のつぶやきを投稿しています。
中国語と日本語で同じ内容を載せて、読み上げた音声を添付する。特に添削が欲しいときは「添削してください」「Please Correct Me」「请帮我改错」いずれかのトピックを指定して投稿。
(↑ではラストに書いていますが、単語や表現の質問は単独で投稿したほうがリアクションもらえると思います)
そうすると、ネイティブが文章と発音のチェックと添削をしてくれます。(完全にボランティアの支えあいなので、もちろん添削をしてもらえない時もあります)
わざわざ音声まで付けて発音の添削をしてくださる方もいて、人の温かさを感じられます。また、「これって日本語ではこうなの?」という学び合いができるのも楽しいです。
始めて4ヶ月ほどで、ありがたいことにフォロワーは120人を超えました。
出会い系防止のためにチャットや電話をしないと強調しているので、ほぼ毎日投稿なのが応援していただけているのかなと。ただ、ざっくり見ても男性の割合が高く、もしかしたら日本人女子だからかまってもらえるのかもしれないとも思います。(この辺の、ジェンダーのことも今後記事にするつもりです。)
添削の嵐に打ちのめされることもあるし、何度も矯正したはずの超基礎単語の発音を「你的发音有点儿奇怪」とか言われると半泣きになります。でも間違いに気付けるのが本当に嬉しいし、褒めてもらえたり応援されたりすることがほとんどなのでやる気が出る。
そして、「フォロワーに見られているからやらなきゃ」+「毎日投稿を崩したくない」という心理がはたらいて自然と毎日中国語に触れるようになります。
私は基本、フィードバックもらいたがり人間で。めちゃくちゃ頑張るから、それを正しく評価してほしい。ちょっと面倒なのが、「手放しに褒められたい」という性格ではないところです。努力した分だけ、きちんと見て評価してほしいと思います。
努力したら全部見てほしいし、人から見られていると思うと頑張れるヒョンジンタイプ。(私の推しの名前です)(突然)
本当は孤独に努力して成果を出す人間に憧れますが…人間そんなに簡単に変われないので、私なりに「褒められる環境」=「自分が最も努力できる環境」を作り出して、自分の勉強スタイルとして落ち着けています。
大学以外でそれをつくれるのが、私にとってHelloTalkだったのです。
※TwitterやInstagramの勉強垢もモチベアップに良いと思いますが、こちらは学習者同士で励ましあう場の印象。ネイティブと繋がって添削を受けたいなら、私はHELLOTALK推しです。
②まず学習机に座って、テキストを開く。
なに当たり前のことを?と思われるかもしれませんが、「体の動作」としてこれをイメージして頂きたいです。勉強しようという意識よりも先に、学習机に座ってテキストを開くという動作を体に覚えさせる。
これほんとに大きい。なんにも考えずにとりあえず始めたら、学習って続くんですよ。15分続けたら集中力続くともよく言いますしね。
私の場合は、教科書のシャドーイングとか単語帳とか、毎日やる簡単なものから始めることが多いです。そしたら厚い文法書まで手が伸びたりする。
はじめはテキストを開かなくてもいいです。とりあえず図書館行くとか、とりあえずスマホを視界から遠ざけるとか、何かしらの「勉強を始める合図」を作ればそれでいいんです。そしてそれを変えず、毎日続けることで、自分の脳に教えてあげる。
「家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる」
私のバイブルである『手紙屋-蛍雪編-』(喜多川泰)からの引用です。
帰宅後、皆さんは”どこに座るか”を意識したことはありますか?
ちょっとだけのつもりでベッドに寝転ぶと30分はスマホ遊びに消える。学習机に直行した日は、きちんと課題を始められる。そんな経験はありませんか?
人は不思議なもので、一度始めるとやり遂げたくなるもの。
一度座ると、そこで何かしたくなるんです。
これは神経伝達物質のドーパミンによるものらしいので、興味のある方は一緒に脳科学やら行動科学の勉強してみましょ。
帰宅後すぐに学習机に向かうだけで、気付いたら勉強を続けられるかも。
という訳で、明日からちょっとだけ、座る場所意識してみませんか。ちょっとだけ、人生変わるかもしれないので。
以上がわたしのモチベーションというか、学習スタート方法です。
学習内容は人それぞれだと思いますが、
「始めるまでは腰が重い」っていうのはかなりの人に共通だと思うんです。
ですから今回は、皆さんの腰を軽くできるようなアイデアを挙げてみました。
そして、更にレベルアップするためには、この学習スタートの儀式を習慣にすることが必須です。
そこで最後に、韓国語の先生に言われてときめいた言葉を紹介して終わりたいと思います。
「トイレに行くように勉強しなさい。」
生理現象のように、毎日当たり前にすることのように、生活に語学を組み込みなさい。先生はそう仰いました。
勉強を1日のタスクとして組み込むから、できない日やさぼる日が生まれたりする。食事や睡眠のように、生活に固定させるのが良いのです。
最近はこの言葉をモットーに語学に取り組んでいます。
いかがでしたでしょうか?
私の過去の語学記事を読むと、中国語より韓国語に関心が強いのがモロバレしてしまうのですが…
モチベ探しにも奮闘しようと思います。三国志とキングダム履修するか…
とにかく、ここに書いたことを自分でも実践しながら、まずは英語と中国語ヘラヘラになるために必死になろうと思います。(なぜヘラヘラかは、ルシュカさんのVoicyを聴くと分かります)(激推し)
ぜひ一緒に頑張りましょう!一起加油吧!
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