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シンプルな図解で円滑なコミュニケーション

□○△で描いて、その場でわかるシンプル図解

今日紹介する本は、加島一男さんというストラクチャードコミュニケーションというシンプルな図解で、相手にわかりやすく説明する技法を考案した方の本で、人や組織を動かす仕掛けづくりを図解といった方法を駆使して創造しています。

今回は、その加島さんの技法を一冊の本にまとめたとのことなので、紹介します。


ストラクチャーコミュニケーションとは

速く正確な相互理解を実現するコミュニケーション技法であり、主に□△○を使って図解するという、絵を描くのが苦手な方でも、簡単に描くことができる手法であります。

目的としては、情報の構造化及び図解で視覚化となります。

期待される効果としては、速く、正確に、相互理解できるための手法である。

基本の10パターン

並列:話題が独立し、横並びの場合
順列:話題に順番がある場合
階層:話題に上下がある場合
階段:話題に上下があり、時間の変化もある場合
交差:話題が交わる場合
包含:話題が含まれる場合
比較:話題を比べる場合
配置:話題の位置づけが必要な場合
相関:話題の相関関係がある場合
推移:話題の構造が時間で変化する場合

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例えば、コロナウィルス予防のために手洗い、うがい、マスク着用が必要であることを図解するのであれば並列、コロナウィルスが蔓延したことで、オンライン化が進み、外に出なくなったといった起こったことを順番に図解するのであれば順列というような使い分けである。

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ストラクチャーコミュニケーションの活用

商品紹介

営業において、商品紹介を速く正確に伝えることは大切です。この方法を使うと、誰でも簡単に商品紹介をすることが可能である。

情報収集

特に、営業などでお客さんが何を求めているかを理解する上で利用される。

人材育成

2010年後半から1on1での上司との話し合いをする上で、図解を使うことで、時間をかけずに、正確にコミュニケーションを取れるということで利活用されている。

最後に〜グラレコを教えていて思うことから〜

グラレコの講座をしていると「私、絵が描けないから」といった声をよく聞きます。

グラレコもストラクチャーコミュニケーションも、シンプルに可視化という点では似ていると思い、今回、この本を取り上げました。

実際、加島さん自身はグラレコは描けないけどと謙遜していました(実際にお会いした時にそのような話をしていました)が、グラフィクレコーダーの中で、加島さんの技法を参考にしている人は多く(実際にグラフィックレコーダーさんに聞き取りしました)、今回の本も大変参考になると思います。


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