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アップデートし続ける自分でありたい

ひいきにしている都内のバーが、この情勢下でほとんど営業できていなかった。時短営業の間も顔を出すことはできなかった。マスターと個人的に連絡をとることはあったが、あたりさわりのない会話しかできないことでかえって自身の無力さを知ることとなった。

ようやく街も日常を取り戻そうとし、バーも平常通り営業を再開できるようになったころ、マスターから別の業態で新店舗をオープンするとの知らせを受けた。既存の店の持続だけでも大変であろうに、また別のお店を出す、ということに驚きを隠せなかった。新店舗オープンの構想はこの禍の前からあったのかもしれない。ややもすると気持ちが後ろ向きになりがちなこの状況の中で、新たな道を進んでいく経営者としての気概には尊敬するばかりだ。

翻って、自分はどうか。
税務顧問先の資金繰りのケアや日常業務は行いつつも、止まった業務もいくつかあった。その中で、せっかく生まれた時間を有効活用できたとは自信をもって言い切れない。
過ぎた時間は戻ってこない。
決して最善の過ごし方をすることができず悔やんだとしても、もう前を向くしかないのだ。そして未来に後悔の日々を繰り越してはならない。

✔ 毎日10分でも読書
✔ SNS閲覧時間を1日1時間まで
✔ 今日持っている仕事は今日終わらせる

税理士は、事業を、ひいては経営者を支える仕事だと思っている。その税理士が心身ともに安定感を保ち、特に内面をアップデートし続けていなければ顧客からは選ばれない。何もしないことは、維持ではなく退化なのだ。

マスターからの知らせは、うれしいことでもあり、少しばかり嫉妬さえおぼえてしまう刺激でもあった。手を、足を、動かしていこう。

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