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元発達相談員の育て直し日記【学童保育の1年編】

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「理想の学童保育とは」という理論的なものを書きたいのですが、かなり多義に渡っていて複雑になります。どこのどの部分を語っているのか、分かりにくいのです。だから、「理想の学童」を求め…
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3月は、卒所していく子の別れと新入会する子の準備です その3 エピソード

『きれいに書けたね』  浅田 リュウ   宿題ができたので「見てちょうだい」と、算数のプリントと視写のプリントを持ってきた 浅田君 。「どれどれ」と視写のプリントを見たらとても綺麗に書いてある。  「浅田君、とてもきれいに書けているね」と褒めかけて気づいた。視写は、ノートのはず。何と浅田君の持って来たのは、見本のプリントだった。  「ええかげんにしなさいよ」と叫んでしまった。そりゃきれいな はずだ。 『偽装倒班』    上杉 コウ   学校から帰って着替えながら、 中川君が

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その1

《3月5日(火)》 焼き物に釉薬を塗る  長く続けている焼き物が、完全に乾燥したみたいだ。2月に作った箸置きやマグカップが、板とブロックの棚にたくさん並んでいる。動物や葉っぱのお皿もある。朝から、釉薬の濃度の調整をしたので、今日から釉薬を塗り 始めることにした。  「好きなもの遊び」をやめて、皆で釉薬を塗った。始めは「どうなることやら」と心配した。つけ過ぎたり、バケツの中に作品を落としたりと色々あった。しかし、 どんなことでも そうだが、 何回もすると上手になるもんだ。

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その2

《3月6日(水)》 「ろくむし」を教える 水曜日は、手作りおやつの日。フルーツゼリーを「ランドセル班」で作った。人数分作るのは、結構大変。バナナや缶詰の桃など切るものが多い。  OBの諏訪君が遊びにきた。何か新しい遊びをしたいと言うので『ろくむし』というのを教えてあげた。  焼き物工作の釉薬塗りを、今日もやった。釉薬のバナナ(黄色)が濃くなっていて、少し厚掛けになった。釉薬の濃度調整は難しい。調整しても、すぐ濃くなる。毎日、戦いのようだ。  今日は、 伏見君が誕生日だった

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その3

《3月7日(木)》 コマ教室の導入開始  雨だったので「好きなもの遊び」を止めて、素焼きに釉薬を塗ることを中心に 遊んだ 。OBの諏訪君が、今日も遊びに来てくれた。最近良く来る。  「何か 、皆で夢中になれることを 、始めたいな」ということで4月からミニ『 コマ 教室』を急遽することにした。諏訪君が、得意だから決めた。  「コマをしたい人、おいで。先生と諏訪君で教えるよ」と導入を始めると、たくさんやってきた。あっという間に、殆どの子どもに広まった。諏訪君も、上手に協力してく

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その4

《3月9日(土)》 リーダー企画『ボードゲームで遊ぼう』 今日は、土曜日なので来る子が少なかった。たったの4人。のんびり過ごした。  来る子が少ないと予想されたので、リーダーたち(4年生以上)で、リーダー企画をした。  有志7人が参加。今回は『ボードゲームで遊ぼう』という企画。『クルー』と『スコットランドヤード』というゲームを教えてあげた。さすが、リーダーだ。ルールがやや難しいのに、覚えが早い。  『クルー』は、西北先生が中心にやった。『スコットランドヤード』は、おやつの

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その5 エピソード

『時代を感じる』  中川 ノブ  リーダー企画 のボードゲームが伯仲して、帰る時間が伸びてしまった。ノブ 君が「お母さんに連絡するから、電話を貸して」と言ってきた 。「いいよ」と返事をしたら、電話のを受話器を取った。しかし、ノブ君は、そのまま固まってしまっている。銅像のようだ。   あれ どうしたのかな と思って、ややからかい気味に 先生「中川君 まさか 4年にもなって、 電話のかけ方を知らないんじゃない    だろうな。」 中川「これ、 番号のボタンはどこにあるの?」

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その6

《3月11日(月)》 コマの導入、進んでます こま教室 しようとして、コマの導入 が進んでいる。あまりやりそうにない子に、個別の声かけをして教えている。その成果、ほとんどの子どもが回せるようになっている。  4月から、遊び等で手指を鍛えてるので、何をやってもすぐできるようになうようだ。先生として、嬉しい。 《3月12日(火)》 うどんと文集作り 文集の印刷ができたので、折込みとホッチングをした。半分に折ったあと、床に順番に並べて子どもたちが、1枚1枚取って回る。なぜか

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その7 焼き物工作、本焼きへ

《3月13日(水)》 素焼きを電気窯へ  社会教育課の軽トラに積んで 、子どもたちの素焼きの作品を電気釜のある地域の自治会館に持っていった。移動中に倒れて、カップが少し壊れてしまって申し訳ないことをした。軽トラで 素焼きを持っていくのは、大変 難しい。いい方法はないのか?荷台に並べただけでは、だめだ。  この3月で学童 辞めていく 5人の4年生と、退職して 隣の市の職員になる野坂先生にみんなで色紙を書いた。結構、色々書いていて面白かった。素直に気持ちを書くと、いい色紙ができ

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その8 エピソード2つ

『無関係』  川上 あや 子どもたちだけで、自由遊びのときに二重Sケンをしている。しばらくしたら 、川上さんが口から大量の血を流しながらこちらに向かってくる。すわ、大怪我かと慌てながらも、落ち着いたふりをして聞いてみた。 先生「 どうしたの?」 川上さん「あのな、二重Sケンしてたら、勝手に歯が抜けた。」 「口くち を、ゆすいでおいで」 とか「一緒に、 歯を探そうな」 とか指示しながら 、二重Sけんと「歯が抜ける」は、関係あるのかな考えていた。   😰😰😰

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その9 雨で班対抗ゲーム大会

《3月15日(金)》 風船バレーの練習  今日は雨 。好きなもの遊びができないので、お別れ会でする「風船バレーボール」の練習を兼ねて「風船バレーボール」を入れたゲーム大会することにした。  「風船バレーボール」以外には、子どもたちのリクエストで「動物 宝探し」と「 カレー ゲーム」をやった 。優勝はストーブ班、ベッタはマリオ班だった。 ほとんど差がなく接戦だった。優勝したのは、先生が特別に評価してあげる ボーナス点をたくさん取ったチームだった。  林さんは、カレー ゲーム

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その10 お別れ会

《3月16日(土)》 OBが遊んでくれた  今日は、土曜日だったので 8人の出席だった。あとの子どもたちは「お母さんがいるので、帰ります」と言いに来た。   休みのはずの新川君と草間 君が遊びに来。「俺らが遊んだるわ」とみんなを集めて、探偵ごっこをしてくれた。先生が、楽した1日だった。     🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾🥾 【解説】  「探偵ごっこ」は、「けいどろ」とも呼ばれれています。リーダーの二人は、さんざん遊んだので、習熟しています。自信たっぷりに、色々教え

3月は、1996年度のまとめの時期でもある その11 お別れ会エピソード

『痴漢』  伏見 高 今日、お別れ会で『しっぽとりの対抗戦』をみんなでやった。 押さえつけたり、 羽交い締めにしたり、取り囲んだりと激しい遊びになった。  久しぶりだからか 、いろんなルールの質問が出た 。 新川「 この遊びって、殴っても良かったやんね。」 (なんでや。殴って良い遊びって、1回でも教えたか?) 伏見「この遊び、なんか嫌やわ。しっぽ取るときに、毎回、お尻をさわるね   んもん。痴漢遊びや。お知り触るのん禁止やんな。」 (考えすぎ。しっぽ取っただけ。)

3月は、1997年度に向けて、徐々に動き出す  その1  来年度の班を編成

《3月16日(土)》 来年度の新班体制  新年度に備えて、班替えをした。来年度は50人を超える人数なので 7班体制にした。それに上級生がかなり抜けるので、3年生だけを班長にするのは、まだ難しいと考えた。  そこで、4月中はリーダが班長の見本の班作って、3年生を班長として育てることにした。だから、班長は 4年生に頼んだ。4年生は5人しかいないので、3年生から二人必要だ。  「あと、 二人、だれか班長やってくれる人?」と聞いてみたら 3年生の マナちゃんとシズちゃんが「やってもい

3月は、1997年度に向けて、徐々に動き出す  その2 ミニコマ教室

《3月22日(金)》 4年生二人が今日まで あいにくの雨だったので、体育館を借りて「しっぽとり対抗戦」 と 「ドッジボール」を楽しんだ。  ミニこま 教室 は、二日目。以前にもやっているので、たくさんの技をいっぺんに教えた。「かっぱ回し」「すくいどり」「ひもかけ手のせ」を 教えて皆でやってみた。「手のせ」は、外でしないと危ないので説明だけにした。技コースは雨で練習できないので、上手な子だけでこま鬼をした。  4年生の ハルちゃんと 田川君が、今日で学童をおしまいにすることに