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仙台はこんなにいいところ@ゆうき

筆が重い遅筆堂ゆうきでございます。
あっ、遅筆堂の異名をとる井上ひさしも出身は山形、高校は仙台でしたね。
そんな井上ひさしの紹介はこちら↓↓

私の『いいところ』紹介ですが仙台在住歴が短く、けいこさん、まさひろさんの仙台フリーク2名とはまったく変わった切り口で紹介したいと思います。我々はヒトを大事にしていく組織にしたいので仙台ゆかりの偉人を紹介しつつ、間接的に仙台の豊かな文化的土壌のいいところが伝われば嬉しいです。

2人目(井上ひさしが一人目?)は東北大に留学に来ていた魯迅(ロジン)です。1904年に東北大学の前身仙台医学専門学校のはじめての中国人留学生として来日、来仙しております。

彼を尊敬する点は3つあります。

1つは医学生としてきたはずが文学、思想などに傾倒し、結局退学の上、中国で小説家なってしまった所です。学びの都の多様性を作った第一人者と言い切ります。

2つ目は彼の留学中エピソードです。彼は国費留学で入学試験、学費ともに免除されておりました。そして国?家族?からの別の金銭援助もあったと言われ、金銭的には苦学生とは言い難かったそうです。ただ彼は極寒の仙台で布団にくるまりただただ唐辛子をくわえながら本を片手に冬をしのいだそうです。えっ?お金は?というともっているお金のほとんどを書物の購入にあてたそうです。その病的なまでの知的好奇心に学生時代の私は深く感銘を受けたものです。


3つ目は旅をしていた際に上海にある彼の家に行きました。2~3階建ての古い建築物でしたが家具やなど展示されてあるものに教養に裏打ちされた慎ましさというか『足るを知る』感性を強く感じた為です。
中国や日本にいる中国人留学生と話す時は尊敬する人間はルーシュン(魯迅)というと結構な確率で仲良くなれたのを思い出します。


足るを知る

このように豊かな仙台は多様な人間を受け入れ、育ててきました。これからも仙台の人づくりになにかしら貢献したい私からのちょっと変わった「いいところ」でした。

株式会社 PiPotal 佐藤 祐樹


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