はな

猫を愛でるのが趣味な人。多趣味・飽き性・マイペース、この3つを兼ね備えたアラサーに怖い…

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猫を愛でるのが趣味な人。多趣味・飽き性・マイペース、この3つを兼ね備えたアラサーに怖いものなどない。

最近の記事

「そういうのも含まれとる、給料みたいなもん」

「好きな番組」 と言われて、真っ先に浮かんだのがこの言葉だった。 2023年3月、私の大好きだった番組が1つ終わった。 「家、ついて行ってイイですか?」「72時間」「YOUは何しに日本へ」といったドキュメンタリーが好きな私だが、そのなかでも1番好きだったのは「セブンルール」だ。 女性たちが、自分のルールを7つあげる。 その番組を見ると、自分の生き方を考えさせられ、輝く女性の苦悩を知り、明日への活力が湧いてくるような番組だった。 そのなかでも忘れられないのが、三重県紀北町

    • 「玉宮集合」が合言葉

      私の住む町には「玉宮」と呼ばれる、飲食店街がある。 岐阜駅から歩いて1分。 広くない数百メートルの通りに、飲食店が軒を連ね、千鳥足のサラリーマン・ほろ酔い気分のOL・楽しそうにはしゃぐ学生・顔を真っ赤にした老人、老若男女問わず、ふらふら歩くと肩もぶつかりそうになる、その狭い道。 車のすれ違えない狭い道に、人々が行き交う。 去年までは─ 新型コロナウイルスの影響は、もちろん、そんな玉宮にあっという間に押し寄せて、今は閑散としている。 外食率の高い岐阜は、12月ともな

      • 人生のリセットボタン

        「最後に何を思い出す?」 と聞かれた時に、私は何を思い出すのだろう。 そのセリフは、海風を感じる鎌倉で生きる、4人の姉妹を描いた映画の1コマ。 そして続けて「縁側かな」といった、長女のあの子の気持ちが私には分かる。 柔らかく、あたたかい縁側は、木のぬくもりを感じるだろう。 日々を彩る庭を前に、五感を全て投じて季節を感じることが出来る縁側。なんて幸せな。 では、私は? 幸せの象徴1番真っ先に浮かぶのは家族であり、姉妹であり、親友だった真っ白な犬「もも」のこと。

        • レモン色の花束を

          その知らせを聞いた時、さわやかなレモン色の花束を彼女に贈ることは、もう決まっていた。 8月のはじめ、小学校からの友人が結婚した。 直接報告を聞いたわけではなく、SNSでの報告だった。 「直接聞いてもないのに、果たして友達なのか?」と疑う人もいるかもしれないが、彼女は紛れもなく私の友人。 どんな報告であろうと、彼女が私の友人だと胸を張って言えるのは、小・中学校の9年間のうち、多くの時間を共にしたからだろう。 私は彼女を「いず」と呼んだ。 私はその報告を受けて、すぐに

        「そういうのも含まれとる、給料みたいなもん」