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ラビンドラナート・タゴール


私は小学生の頃から本を読むのがあまり好きな方ではありません。ですが、仲良くなる友達が、なぜかいつも本好きなんです。そして本好きというのは、必ず「図書委員」になるんですね。放課後、彼らには校内の図書館の「貸出カウンター当番」というお仕事がありました。一緒に帰るには、彼らの「お仕事」が終わるのを待たなければなりません。仕方がないので、私はいつも図書館にある本を読みながら、友達のお仕事が終わるのを待っていました。

その時読んだ本の中に『カブールからきたくだもの売り』というものがあります。「カブール」という響きがカッコイイのと、表紙の絵に惹かれて手に取った気がします。ただ、そのことはずっと忘れていました。大人になってからweb上で、ちょっと引っかかる文章に出会って、作者の名前を検索すると出てきたのは「ラビンドラナート・タゴール」。この方、インド人で、1913 年にアジア人で最初にノーベル賞を取った方です。作品リストの中に『カブールからきたくだもの売り』という書籍名を見つけて記憶がよみがえりました。

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