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読書を自分の成長に活かす

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自分の読書記録と本の紹介と感想を描きます
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知財業界で本業・副業している若手が2023年に読んだおすすめの書籍

はじめに 2023年、もういくつ寝るとお正月か?そんな時期になってきた。 2023年私は、さまざまな体験と出会いを得た。その最中おすすめしたり、自分の成長に沿った書籍を読んできた。中でもおすすめのものを今回紹介する。 知財業界にいるため、知財に関わる書籍もあれば、IPランドスケープなるものを実践しているものとして、そして副業としてコンサルに近いことを始めたものとして読んだものもある。 読んだものをはReadeeで記録すると、学んだことをメモしておけば、色々と役立つ。 特

特許情報分析を行う3年目の若手が2022年に買ったおすすめ本

今年ももう年末。もう1日寝るまでもなく正月である。さて、今年は読書はしたが、紹介していただいた本が多い。その内容をぜひ共有したい。 内容は、実務書よりも、ビジネス書が多く、経営やコンサルといった視点が多い。キャリアとしても、IPランドスケープを取り組む身なので、そちらの内容が多くなるのは自然であろう。 自分が置かれる課題を言語化するためにも、読書というものはとても大切な行動である。 そう思った1年である。 戦略的産業財マーケティング: B2B営業成功の7つのステップ 

知財2年目の若手が2021年に読んだ本

2021年の今年に買って、印象に残った本を紹介しようと思う。あまり、知財と関係ない本が多いが、自分の将来を形成してくれることを信じて記録しておこうと思う。 ロジカル・プレゼンテーション 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」 内容を紹介していたので過去の記事を載せる。 提案内容はしっかりと紙に落とすことの重要さやしっかりとした論理展開を行うには、どうすべきかが書かれている。仮説思考などに悩まれている方はお薦めである。 テキストマイニングの基礎技術と応

ビジネススクールで身につける会計✖️戦略思考を読んで--有価証券報告書を分析してみた

はじめに 個人的主観が入ります。ご容赦ください。 本書は決算書を読むにあたって、問題解決意識を持ちながら読めば、その企業の戦略がわかるというものである。 問題解決をするに当たって、 ある事象「What」→「Why」(なぜそうなのか)→「so what」(だから何か)→「How」(どう解決するのか)の流れを取るが、それを決算書を読む上で行う。それが大切であるとのこと。 つまり、仮説検証を行うことで質の高い企業への理解になるということである。 本書はトヨタを中心に決算書を読み

情報を活用して思考と行動を進化させるのメモ

「情報を活用して思考と行動を進化させる」は情報収集のライフハックがたくさん記載されている。大事だと思ったところを箇条書きする。 ・情報調査のサイクル Step1: タスキング 必要とされる情報の選定 Step2: 収集 Step3: 処理 フレームワークなどで情報の正規化を行う Step4: 解析/判読/分析/予測 Step5: 配布 ・上記を基礎として、現代の情報、情報の多様性に対応するために以下のことを行う。 □基盤を作る →  ○Googleアラートで情報収集自動化

ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」の感想

読もうと思った理由ロジカルシンキングについての本で何かおすすめはないかと長年の尊敬する友人に聞いた結果、勧められた。仮説検証という行為に目を向きがちだったが、提案するまでロジカルに考える必要があると気付かされた一冊である。 感想この本は自分の考えを効果的に伝えるにはどうすれば良いかがわかりやすく説明されており、その中で仮説検証とは何か?伝わりやすい提案は何か?を考えさせてくれる。 その中で、私は特に「縦の論理」と「横の論理」という考え方がとても勉強になった。 簡単に説明

2020年に知財戦略業界に入った私が読んだ本 12選+α

知財業界に身を置いて1年が経とうとしているが、この業界で働くために、かなりの本を読んできたつもりだ。(30から40冊は読んだとおもう。)その中でおすすめの本が出てきたので、紹介したい。 ①IPランドスケープ経営戦略 私が配属されて、上司に渡された2冊のうちの1冊。ウチはこういうことをやると言われた。データサイエンスを2年間やってきた私は「分析」という業務に従事したわけだが、「特許分析」というキーワードは初めて知った。この特許分析と市場分析を行うことで経営戦略の提言を行うとい

Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦を読んで

概要・AI関連のユニコーン企業であるPFN(プリファードネットワークス)。その創業者である西川氏と岡野原氏が創業話やPFNの姿勢、目的、将来について書いたもの。 ・NTTやトヨタ、ファナックなどと共同で研究を(同社に出資もされている。)する経緯や思いが書かれている。 ・現在はロボティクスやバイオ技術に力を入れている。 ・全てを捨ててディープラーニングに欠けた思い。 感想PFNで働ければ、長く、熱意を持って働けるのだろうなと思った。しかし、自分は別の場所で働いている。(到底こ

「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を読んで・実践する

自責の考え方やゴールを重い浮かべ、なりたい自分と現状の差を認識するなど、コーチングの理念にも共通するところがあり、興味深かった。 7つの習慣は人生を成功するための成長の鍵を握る。書かれた時代が1999年ほどということだが、その内容は今も通用すると考える(2013年頃に筆者は第8の習慣を追加している。)。 7つの習慣とは、 ❶主体的であること(インサイド・アウト) ❷終わりを思い描くこと(パーソナル・リーダシップ) ❸最優先事項を優先すること ❹Win-Winを考え

会社の若手研修を受けてきたのでさっと備忘録

先週3日間の若手研修を受けてきたので、その内容と感想を簡単にまとめたい。 今回の研修の目的は「リーダシップのマインドを得るためには」と言った内容である。内容を箇条書きすると、、 ❶CSRについて、会社について ❷ビジネスについて、成長するためのメソッド、マーケティング発想 ❸将来の長期的短期的キャリアプランを考える ❹リーダシップのマインドを得るためには ❶会社について、簡単に復習した。最近話題のSDGsと絡めた会社の責任と活動について掘り下げた。このセクションは

現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。 を読んで。

職業色々あるけれど、筆者のように「彼はあの仕事を好きなんだなぁ」と思われるくらいの仕事をしたいと思わせてくれた本だった。結構コアな本だけど、読んでよかった。 概要 ・言語学についても少し描かれているが、大きくは著者の日記の断片をつなげたという感じ ・フィールド言語学者ってなんだ?という疑問を与えられるとともにそれを解消してくれる本。 ・話者人口が少ない言語を調べるために筆者が苦労した経験とともに、そこで得られた人々との関係を赤裸々に描かれている。 感想 言語という

増税直前なので、買ってストックした本達

時間の流れは早く、川の流れよりも穏やかではない今日この頃、あと少しで10月に差し掛かろうというところです。 もういくつ寝るとお正月と考える前に増税がやってきますね。皆さんは増税前に高価なものを買うのでしょうか?私は、特になかったのですが、本を買おうとふと思いました。日々で一番出費がかさむものは読書用の本及び、技術書だからでしょうか? 本はいいものです、作者の人生や経験を短時間かつ安価で身につけられる可能性を得ます。よく自分への投資としてお金を厭わず、高い金額のものを購入す

デザイン人材ってなんだろう?       イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き

ビジネス上のデザインとは何だろうか?そう思い、私は本を手にとった。概要 ビジネスモデルが急激に変わりつつある現代。日本は「作れば、売れる」時代を経験してしまい、「売り切り型」ビジネスが型にはまっている。大企業ほど日本では、そのようなビジネスが目に付く。それに反して、世界はサブスクリプション型のビジネスモデルを中心に動いている。 インターネットが普及し、誰でも「選択」を可能とした状況の中、いかに長く使い続けてもらえることが重要になった。このような商品やブランドを育てるのに

例えば私の「ゼロ秒思考」

あなたはゼロ秒思考を読んだことがありますか? 累計17万部突破のロングセラー! トップアスリートも戦略コンサルタントも実践する、 頭がよくなり、心も鍛えられるトレーニング という紹介が印象的な本でした。 さて、私がこの本を知ったきっかけはAKIOBLOGさんがyoutube内でやっていたのを見て、ダラけて時間を(特に平日)無駄にしている自分を戒めたいと思ったからです。 読了した当初は、以下のような感想でした。(簡単に書いたものなので興味があれば見てください。) 実際に