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一人暮らしの母がアルツハイマー性認知症を発症。2022年1月から介護をスタート。 老人…

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一人暮らしの母がアルツハイマー性認知症を発症。2022年1月から介護をスタート。 老人ホームに入所するまでの1年10ヶ月間に使ったサービスや作った道具などをメインに記録したいと思っています。まだ介護は進行中。

記事一覧

認知症の母:デジタル介護 資産調査が終わってぐったり。認知症と贈与税と相続税。

母の資産調査をして学んだこと….. 「9割の人は相続税を払わない」   2020年度では8.8%の人しか払ってないそうです。 「一番の節約は相続で揉めない事」   揉め…

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7日前
7

認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。

2024年5月の今。 会うと必ず母は 「お金欲がないの。お金ちょうだい」と言う。 「ママのお金はちゃんとあるよ」 このやりとりを毎回3往復はする。 そう。 『お金』だ。 …

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12日前
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認知症の母:デジタル遠隔介護 介護する家族のためのアプリはこれ。資産の調査も大事。誰か作って!介護専用アプリ

2022年4月以降、アプリを探す機会も増えた。 遠隔介護にデジタルツールは必需品だ。 認知症はそもそも医者にも治せない病であり、どんな症状が出るのかも人それぞれだとも…

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3週間前
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認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。

2022年、介護保険利用がスタートした最初から、一番の問題は「服薬」だった。 というのも2021年10月に、 「忘れちゃうから、薬を2月から飲んでないけど、全然平気よ」 と、…

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3週間前
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認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで

2022年4月。 『認知症=徘徊』のイメージが強い。 私と同じようにお母様が認知症だという友人が、過去にお母様が裸足で夜に外出してしまい数日後に隣の県の山の小屋で見つ…

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1か月前
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認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件

以下、当時のFBから -------------------------------------- 2022年4月7日 昨日、母の家で書類の整理をした。 大半は請求書だが、その中の1つがとても変だった。 『ご…

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1か月前
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認知症の母:遠隔介護 モノが行方不明になる問題

母は、50代で退職するまで長いこと法律事務所で事務長をしていた。 年齢としては珍しくパソコンも普通に使い続けていたし、身に付いた事務処理能力は素晴らしく、家の中…

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1か月前
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認知症の母:遠隔介護 わかりやすい色と形

2年ほど前の当時のFBから。 ----------------------------- 2022年3月14日 母が迷子になった時のために「ヘルプマーク」入手。 障がい者本人でなくてももらうことができ…

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1か月前
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認知症の母:遠隔介護 春だもの。お弁当受け取れなくてもいっか。

以下、当時のFBから。 ------------------------------------- 2022年3月16日 母には安否確認を兼ねたお弁当が毎日届くが、 「ご不在なのでお弁当は持ち帰ります」 とよ…

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2か月前
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認知症の母:遠隔介護 大事なものは『見える』が大事

2022年3月22日当時の私のFBから。 --------------------- 先週、母がクレジットカードを無くしたようだと弟から電話。カードは止めて再発行。その数日前にもお財布がない…

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2か月前
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認知症の母:遠隔介護 お金対策はやっぱり現金!そして見えること。

2022年4月は、とてもたくさんの仕組みやルール決めをした。 後に続く成功した方法もあるが、失敗もあった。 母が「鍵がない」と言い始めたのと同様、「お財布がない」「お…

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2か月前
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認知症の母:遠隔介護 合鍵とドア開閉センサー

2022年3月。 母が「鍵が無い」と言い始めた。 鍵を紛失したのかと探すと、バッグの中にちゃんと入っている。 無くしたのではなく、目の前にある「鍵を鍵と認識できず」に無…

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2か月前
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認知症の母: 鍵問題その2 鍵なの?鍵じゃないの?

2022年2月。 私は、母の家の合鍵を持っていなかった。 10年以上前、突然 「私のうちの鍵を返しなさい」 「玄関前のメーターボックスにキーボックスを置くから問題ないでし…

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2か月前
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認知症の母:遠隔介護。 鍵問題その1。 呼出しは一階でも部屋でも音は同じ

介護がスタートして、「複数の人」が「定期的」に母の家を訪問することになった。 まずは毎日のお弁当だ。 でも配達される時間を覚えられず、犬の散歩も兼ねて外出してし…

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2か月前
4

認知症の母:デジタル遠隔介護はまずお弁当から

ケアマネさんが決まって、最初に提案されたのはお弁当を取ることだった。 2022年1月当時、母はまだ自分で食べ物を用意していた。近所のスーパーやコンビニで買って来るの…

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2か月前
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認知症の母:デジタルで遠隔介護

2022年1月。 弟と介護方針で意見が分かれたので、私一人で介護保険制度を利用することになった。幸い、母が申請を済ませていたので、緑色の介護保険被保険者証は手元にある…

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2か月前
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認知症の母:デジタル介護 資産調査が終わってぐったり。認知症と贈与税と相続税。

認知症の母:デジタル介護 資産調査が終わってぐったり。認知症と贈与税と相続税。

母の資産調査をして学んだこと…..

「9割の人は相続税を払わない」

  2020年度では8.8%の人しか払ってないそうです。

「一番の節約は相続で揉めない事」

  揉めると裁判になったりするからですね。

「相続で最も大変かつ重要なのは資産調査」

  例え親子でも大変です。

「8割の人は相続後3年以内に修正申告(追徴課税)する」

  申告期限の10ヶ月では足りないくらいお勉強しないと

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認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。

認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。

2024年5月の今。
会うと必ず母は
「お金欲がないの。お金ちょうだい」と言う。
「ママのお金はちゃんとあるよ」
このやりとりを毎回3往復はする。

そう。
『お金』だ。
介護が始まると同時に『お金』が問題になる。

そもそも母はいつもどこでどんな買い物をしているのか。どんな形で貯めているのか持っているのか。全く知らなかった。

アルツハイマー型認知症はゆっくりと症状が進む。母は60歳を過ぎた頃に

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認知症の母:デジタル遠隔介護 介護する家族のためのアプリはこれ。資産の調査も大事。誰か作って!介護専用アプリ

認知症の母:デジタル遠隔介護 介護する家族のためのアプリはこれ。資産の調査も大事。誰か作って!介護専用アプリ

2022年4月以降、アプリを探す機会も増えた。

遠隔介護にデジタルツールは必需品だ。
認知症はそもそも医者にも治せない病であり、どんな症状が出るのかも人それぞれだとも知った。母の変化を記録しておく必要があると思った。

そこで記録用に使ったのが、「10年日記」。
介護日記としてつけるようにした。
後でまとめて見返せるので便利だと思う。

「みてねGPS」のアプリは本当によくできていて、毎月528

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認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。

認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。

2022年、介護保険利用がスタートした最初から、一番の問題は「服薬」だった。
というのも2021年10月に、
「忘れちゃうから、薬を2月から飲んでないけど、全然平気よ」
と、平然と本人が話したからだ。

本当に飲んでないのかととても心配になった直後に、固定電話が普通になり、お金のことがわからなくなり、介護保険申請していたことがわかりと、立て続けにいろんなことが起きた。

1月からケアマネさんと契約

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認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで

認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで

2022年4月。
『認知症=徘徊』のイメージが強い。
私と同じようにお母様が認知症だという友人が、過去にお母様が裸足で夜に外出してしまい数日後に隣の県の山の小屋で見つかったことがあると聞いた。どうしてそこへ行ったのかどうやって移動したのかわからないと言う。

毎年17000人前後の認知症患者が行方不明になっているというし、母が行方不明になったら困る。
友人の勧めもあって、GPSを買ってみた。

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認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件

認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件

以下、当時のFBから

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2022年4月7日

昨日、母の家で書類の整理をした。
大半は請求書だが、その中の1つがとても変だった。

『ご利用先:ニユーザアンシン 3212円』

クレジットカード会社からで、よく見ると母が所有してるカードと番号が違う。
さらに記載の引き落としの銀行口座はすでに閉じている。
なんでこんな請求

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認知症の母:遠隔介護 モノが行方不明になる問題

認知症の母:遠隔介護 モノが行方不明になる問題

母は、50代で退職するまで長いこと法律事務所で事務長をしていた。
年齢としては珍しくパソコンも普通に使い続けていたし、身に付いた事務処理能力は素晴らしく、家の中も常に整然と片付いていた。

「家の中が散らかる」のは認知症の症状だとよく聞くが、母の場合は認知症になっても家は常に片付いていた。掃除機を使えなくなったのでヘルパーさんに週に1回掃除してもらっていたが、ゴミや衣類が散らかるようなことは全くな

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認知症の母:遠隔介護 わかりやすい色と形

認知症の母:遠隔介護 わかりやすい色と形

2年ほど前の当時のFBから。

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2022年3月14日

母が迷子になった時のために「ヘルプマーク」入手。
障がい者本人でなくてももらうことができる。

ダメもとで駅の駅員室で聞いてみたら「はい、どうぞ」とあっさりもらえた。なんの説明も提示もなく無料だった。
東京都、案外すごい。

軽度の認知症は見ただけではわからない。特に母はおしゃれで

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認知症の母:遠隔介護 春だもの。お弁当受け取れなくてもいっか。

認知症の母:遠隔介護 春だもの。お弁当受け取れなくてもいっか。

以下、当時のFBから。

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2022年3月16日

母には安否確認を兼ねたお弁当が毎日届くが、
「ご不在なのでお弁当は持ち帰ります」
とよく電話が来る。

受け取って欲しいので、母の目に留まりやすいようダイソーで300円の壁掛け時計を買ってきてドアに貼ることに。メモをどう書けばいいのか家で試行錯誤していたら、また今日もお弁

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認知症の母:遠隔介護 大事なものは『見える』が大事

認知症の母:遠隔介護 大事なものは『見える』が大事

2022年3月22日当時の私のFBから。

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先週、母がクレジットカードを無くしたようだと弟から電話。カードは止めて再発行。その数日前にもお財布がないと母から電話。
その前には鍵がなくて家に入れないと電話があり大慌てで母の家に向かったことも。ここ2週間だけでどんどん困りごとが増えて、ほぼ毎日母絡みの連絡が入る。

鍵には鈴を付け、予備の鍵を置いて対応。デ

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認知症の母:遠隔介護 お金対策はやっぱり現金!そして見えること。

認知症の母:遠隔介護 お金対策はやっぱり現金!そして見えること。

2022年4月は、とてもたくさんの仕組みやルール決めをした。
後に続く成功した方法もあるが、失敗もあった。

母が「鍵がない」と言い始めたのと同様、「お財布がない」「お金がない」とも言い始めていた。母の買い物用のお金をどうするか、考える必要が出てきた。

母は何かと外出する。
犬の散歩もあるし買い物もある。天気がいいから散歩するとか、気ままな一人暮らしは母の生活そのもだ。それまでは大手スーパーマー

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認知症の母:遠隔介護 合鍵とドア開閉センサー

認知症の母:遠隔介護 合鍵とドア開閉センサー

2022年3月。
母が「鍵が無い」と言い始めた。
鍵を紛失したのかと探すと、バッグの中にちゃんと入っている。
無くしたのではなく、目の前にある「鍵を鍵と認識できず」に無いと言うようになった。
とはいえ、今はまだ見つかるけれどいずれ本当に鍵を無くさないとも限らない。
ないと家に入れないので家族が駆けつけることになる。
その度に、呼び出されるのはすごく嫌だ。
介護スタッフにも、「鍵がない」たびに迷惑が

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認知症の母: 鍵問題その2 鍵なの?鍵じゃないの?

認知症の母: 鍵問題その2 鍵なの?鍵じゃないの?

2022年2月。
私は、母の家の合鍵を持っていなかった。

10年以上前、突然
「私のうちの鍵を返しなさい」
「玄関前のメーターボックスにキーボックスを置くから問題ないでしょ」
と母が言い出したからだった。
それまで、犬の世話や届け物、母が旅行中の植木の水やりなどのために母の家に自由に出入りしていた。実家なのだから当然だと思っていたので嫌な気分になったのを覚えている。

認知障害の症状の一つに「物

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認知症の母:遠隔介護。 鍵問題その1。 呼出しは一階でも部屋でも音は同じ

認知症の母:遠隔介護。 鍵問題その1。 呼出しは一階でも部屋でも音は同じ

介護がスタートして、「複数の人」が「定期的」に母の家を訪問することになった。

まずは毎日のお弁当だ。
でも配達される時間を覚えられず、犬の散歩も兼ねて外出してしまうことが多かった。それより不思議だったのは、母は家にいるのに、受け取れないことが続いたことだった。
配達の人から「不在」の連絡を受けてから母に電話すると、「家にいるわよ」と言う。仕方ないのでお弁当配達の会社に母の携帯電話番号を知らせて電

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認知症の母:デジタル遠隔介護はまずお弁当から

認知症の母:デジタル遠隔介護はまずお弁当から

ケアマネさんが決まって、最初に提案されたのはお弁当を取ることだった。

2022年1月当時、母はまだ自分で食べ物を用意していた。近所のスーパーやコンビニで買って来るのと軽く料理したものを食べていたようだった。
でももともと料理が好きではないし何度も鍋を焦がしていた。
何より火事でも出されたら大変だ。

提案されたのは「宅配クック 123」という宅配サービスだった。
https://takuhaic

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認知症の母:デジタルで遠隔介護

認知症の母:デジタルで遠隔介護

2022年1月。
弟と介護方針で意見が分かれたので、私一人で介護保険制度を利用することになった。幸い、母が申請を済ませていたので、緑色の介護保険被保険者証は手元にある。でもどうしたらいいのか全くわからない。

介護保険は地域によって違うらしい。
市役所では「あんしんケアセンター」に連絡するよう言われ、特に窓口での手続きは必要なかった。介護保険のための資料はわかりやすく作られていたし、電話で質問した

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