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認知症の母:デジタル遠隔介護 『資産調査』は最大の難関。知らないことだらけでもうヘロヘロ。
2024年5月の今。
会うと必ず母は
「お金欲がないの。お金ちょうだい」と言う。
「ママのお金はちゃんとあるよ」
このやりとりを毎回3往復はする。
そう。
『お金』だ。
介護が始まると同時に『お金』が問題になる。
そもそも母はいつもどこでどんな買い物をしているのか。どんな形で貯めているのか持っているのか。全く知らなかった。
アルツハイマー型認知症はゆっくりと症状が進む。母は60歳を過ぎた頃に
認知症の母:遠隔介護 夜の服薬確認は難題。試しにカメラを導入。カメラは家族の不安を取り除く効果もあった。
2022年、介護保険利用がスタートした最初から、一番の問題は「服薬」だった。
というのも2021年10月に、
「忘れちゃうから、薬を2月から飲んでないけど、全然平気よ」
と、平然と本人が話したからだ。
本当に飲んでないのかととても心配になった直後に、固定電話が普通になり、お金のことがわからなくなり、介護保険申請していたことがわかりと、立て続けにいろんなことが起きた。
1月からケアマネさんと契約
認知症の母:遠隔介護 みまもりGPS導入。母と呼ばないで
2022年4月。
『認知症=徘徊』のイメージが強い。
私と同じようにお母様が認知症だという友人が、過去にお母様が裸足で夜に外出してしまい数日後に隣の県の山の小屋で見つかったことがあると聞いた。どうしてそこへ行ったのかどうやって移動したのかわからないと言う。
毎年17000人前後の認知症患者が行方不明になっているというし、母が行方不明になったら困る。
友人の勧めもあって、GPSを買ってみた。
バ
認知症の母:デジタルで遠隔介護
2022年1月。
弟と介護方針で意見が分かれたので、私一人で介護保険制度を利用することになった。幸い、母が申請を済ませていたので、緑色の介護保険被保険者証は手元にある。でもどうしたらいいのか全くわからない。
介護保険は地域によって違うらしい。
市役所では「あんしんケアセンター」に連絡するよう言われ、特に窓口での手続きは必要なかった。介護保険のための資料はわかりやすく作られていたし、電話で質問した