タケノコ
詩 20230626-
私、タケノコが書いた読書感想文など本についてのあれこれをまとめました。
自作の物語をまとめています。
私タケノコが書いたエッセイを集めました。
すばらしいnoterさんたちの大切にしたい記事をまとめています。
スタエフ(stand fm)にてチャンネルを開設しました。 題して 一緒に悩むタケノコのお悩み相談室 です! お悩みにズバッと回答するというより、「一緒に悩んでみる」をコンセプトに配信していければいいなと思います。 なにかお悩みがあれば是非コメントかスタエフのレターでお寄せください! 些細なことでも漠然としたお悩みでも構いません😊
君はいつもひとりぼっち たどり着いたそこは 宇宙の片隅 宇宙の真ん中に行きたくないかい ぼくは君の手をとって ここから逃げ出したい 君はいつもひとりぼっち 膝を抱えているそこは 世界の片隅 世界の中心に行きたくないかい ぼくは君の手をとって ここから駆け出したい ぼくが君の手を引っ張って やって来たそこには 存在しないはずの仲間たち でも たしかにぼくらはいて ぼくたちは顔を見合わせて微笑む 君はひとりじゃない ぼくらがいる さあ一緒に行こう 光が射す方向へ 正しいか間
野上弥生子短編集(作:野上弥生子、編:加賀乙彦、岩波文庫、1998) 野上弥生子短編集を読んで思ったのは常に根底にあるのは登場人物たちが謙遜であるということだ。 しかし謙遜が過ぎると辛い目に遭う。言いたいことが言えずあるいはそもそも言うということ自体が考えられず、耐えて結果不幸になる人たちがこの国には多かったのだ。 読んでいてどうしてこんな意地悪な不幸な話をどんどん書くのだろうと疑問に思った時もあったが、それは意地悪などではなく逆だ。野上の人間へのやさしさと時代への怒り、総
働きたいっ! 君のために 働いて 君とラクしたい 君を不幸にしたくない 君は言ったね ふたりで幸せになりたいねって だから 働きたいっ!
OK!今日もロケット+スタート! 悲しいことだけ書いてても つらいだけさ つらいことだけ書いてたら お腹壊した もっと気持ちいいことしようよ ストレッチしてさ 歩いて 駆けて ごはんを食べて お風呂に入って ぐっすり寝るのさ OK!今日もロケット+スタート! 楽しいことだけ言ってたら うれしくなってきたよ うれしいことだけ言ってたら お腹が鳴った もっと気持ちいいことしようよ ストレッチしてさ 歩いて 駆けて ごはんを食べて お風呂に入って ぐっすり寝るのさ OK
マイナスなことばかり日記に書いても どうしようもないだけさ ああ朝が早く来ないかな 一日がはやい時と 一日がながい時が プラスになって 毎日になる マイナーなことばかり身につけるのは それはそれでいいさ ああ朝が早く来ないかな 一日がつらい時と 一日がたのしい時が プラスになって 毎日になる ああ 誰でもいいから 時計の針を進めてよ 毎日をかっ飛ばして行こう ああ 誰でもいいから 時計の針を戻してよ 毎日をスローで行こう かっ飛ばす毎日と スローな毎日が プラスになっ
新装版 ほぼ日の就職論 はたらきたい。(ほぼ日刊イトイ新聞、東京糸井重里事務所、2010) あなたは今まで何をいちばん大切にしてきましたか? これがこの本のキーワードである。 自分はふと考えて「愛」だと思った。 思うに詩を書いていても仕事をしていても愛することを欠かさずやってきたと思う。この本には128人分の言葉も掲載されているがそのうちの一人、笑福亭鶴瓶師匠がこんなことを言っていた。 僕も全く同意である。自分は学校や職場での円滑なコミュニケーションをはかるため、上司、
ハシッテミタラ アセガデタヨ デモ カタイヒモヲトクホウガ アセガデタヨ
学ぶ いろんなことを学ぶ 目の前に来たことを学ぶ 学んで 学んで 学んで…… 学びのうちには成功もあれば失敗もある でも恐れず 学び続ける それが生きるということ
愛し愛されないと 人は何もできない 恋もできない 仕事もできない 君を笑顔にすることもできない ものを 見て食べて読んで聞いて使って 感想を言う これも愛ゆえ ものを つくって みんなに見て食べて読んで聞いて使ってもらう これも愛ゆえ けっきょくすべては愛
〈海のにおいがする〉 男は女にそう言った 〈そう?〉 あたたかな乳房に ゆっくり顔をうずめながら 〈君はやっぱり 海とつながっているんだね〉 男は女にそう言った 〈あなたもそうよ 男だって 母親の海のなかから 生まれたのだから〉 〈そう?〉 〈そうよ〉 やさしく乳房を撫でながら 〈でもやっぱり 君からは 海のにおいがする〉 男は女にそう言った
父が風邪をひいた。 寝ていれば治るさと父は明るく振る舞う。 その影に、死の匂いが、ツン。 数日後、結局父は風邪を平然と治した。あの死の匂いはなんだったのか。 思えば父が風邪をひくたびに、死の匂いを感じていた。 思えば父のみならず、家族や友人や知人、誰かが風邪をひけば、死の匂いを感じていた。 思えば私は死の匂いをありとあらゆるものに感じていた。 家族が出かけると、事故に遭うんじゃないか、ツン。地震に遭うんじゃないか、ツン。 そうして思って、心配して、それが当たったことは一つもな
父が風邪をひいた。 寝ていれば治るさと、 明るく振る舞う父。 影に、 死の匂いがツン。 結局父は風邪を平然と治した。 あの死の匂いはなんだったのか。 思えば父が風邪をひくたびに、 死の匂いを感じていた。 思えば父のみならず、 家族や友人や知人、 誰かが風邪をひけば、 死の匂いを感じていた。 今日も誰かが風邪をひく。 大丈夫だとその人は明るく振る舞う。 その影に、 死の匂いをツン。
まずはドラゴンさん、本当にお疲れ様でした。 ドラゴンさんへの周りの仕打ち、憤りしかない。 人の醜悪さがたまらなく恐ろしい。 まるで地獄を見るかのようなシリーズエッセイだった。 私には本当に残念ながらドラゴンさんにどうしてあげることもできないから、以前の感想にも書いたように無力感ばかり襲ってくるけれど、とにかくまずはこういう恐ろしい実態が今現在の日本の福祉現場に実際に起きているんだということを多くの人に知ってほしい。 どうすればいいのか? ドラゴンさんに勇気を出してもらって施
東京が好きだ 人が行き交い 街は美しいし 映画はいっぱいやってるし 劇場はいっぱいあるし 会社もいっぱいあるし 行くべき所もいっぱいあるし 有名人にも簡単にあえそうだ 皇居のまわりを走ってみたいな スカイツリーに登りたいな いろんな人に会いたいな でもきっと 東京に住んだら 田舎に憧れるんだろうな 人に押しつぶされるのが 嫌になるんだろうな 冷たいところが見えてくるんだろうな でも 東京が好きだ
天国に行く方法があるんだ と彼が言った 教えてくれ と私が言った 死ぬことさ と彼は言って飛び降りた 私にはできなかった 以来死ぬことができぬまま 私は今ここにいるが 彼の言うことはほんとうに正しかったのか 私にはまだわからない