マツダ

毎日懺悔

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アクアパッツァが食べれない

社会人時代、変わった女性先輩の下で仕事をしていた。 変わった先輩の変わったエピソードを綴っていきたいが、それだけで傑作エッセイが書けてしまうのでここでは割愛する。 そんな変わった先輩の変わったエピソードの中で、私がどうしても昇華しきれない思い出が存在して、それを供養という形で此処に吐き出させて頂きたい。 私が社会人として死んだ魚の目で生きていたある日、昼休憩を取っていると変わった先輩(名称が変わった先輩だと長いのでこれからはA先輩と書く)から「あんたの家の今日の夕飯って

    • 雑記

      日記にもならないような、自分の気持ちをダラダラ綴った駄文 羽根虫 部屋の中に羽根虫が飛んでいたので 何の気なしにパチリと弾くと 音もなく地面に転がった 華奢な足をばたつかせながら 再び飛ぼうとあがく姿に 自分がとても重い罪を犯したような気持になって 私は罪悪感から逃れるように 羽根虫を紙で包んだ 寂しい王国 夕暮れの街を歩くと 無性に何処かへ帰りたくなる しかしそれがさっぱり分からず 私はとても恐ろしい いつの間にか帰り道を忘れてしまった 寂しい王国 祖父が死んだ日

      • 謎の訪問客の話

        先日、仕事の休憩としてベッドの上に横たわり、スマホを弄るという世界で一番無駄な時間を過ごしていると、インターフォンが鳴った。 丁度某アニメのぬいぐるみの通販を頼んでおり、その発送通知のメールが届いたばかりだったので、「ぬいぐるみだ!」と私はガバリと起き上がった。 待ちに待っていたぬいぐるみなのである。私は両手をこすり合わせながらニヤニヤと薄汚い笑みを浮かべ、「待っていましたよ…」と格闘漫画で主人公を待ち受ける中ボスみたいなことを言いながらインターフォンのボタンを押した。

      アクアパッツァが食べれない