しばたともこ@キャリアコンサルタント

フリーのキャリアコンサルタントです。 だいぶ大人です(娘が二人、それぞれ社会人で頑張っ…

しばたともこ@キャリアコンサルタント

フリーのキャリアコンサルタントです。 だいぶ大人です(娘が二人、それぞれ社会人で頑張ってます) 33歳からシングルママでした。もう気軽な一人暮らしですが(笑)

最近の記事

切れてしまったと思っても、切らなければつながっていくことが多い

朝ドラ「虎に翼」は語りたいことが多すぎて、そしてそれは私だけじゃなくて、毎日毎日「どんだけ?」ってくらい視点を放り込まれて、それゆえ快適であるはずの一人暮らしが嫌になるほど(誰かとしゃべりたいだけ笑) さて、今朝、キュンキュンしたかと思えば不穏になる、相変わらずの詰め込みすぎな濃密さ。つぶやきたいことは山ほどあるけど、 一番私が言いたい~!ってなったのは久保田先輩のこと。 (ネタバレなので↑↓気を付けて) ・女性が弁護士なんてと言われ ・合格しても独身ならば頼りないと言

    • 出来ない自分に向き合う苦しさと、どうつきあっていく?

      「あ~出来てないなあ…」って場面(自分)に出会ったときどうしてます? 恥ずかしさにか~ってなって、頭真っ白で、次の瞬間言い訳したくなって、なかったことにしたくて…ってなりません?私はなりますよ(笑) しかもそれを人に見られて、人から指摘されて…う、うん、そうだけどな、でもな、一生懸命やったんだけどあかんのか?そこまで悪くないやろ…とか、脳内ぐるぐるしながら、ふうって大きなため息ついちゃう感じ。 そういうことが最近もありました。 私の仕事は人の大切な人生の岐路に関わるお話を

      • キャリアの学びはひとを窮屈にさせるためにあるんじゃない。

        先日授業にお邪魔した大学生(主に1年生、他の学年もあり・経営学部)の声からまずはご紹介。 ・今日の柴田さんの話を聞いて、肩の力が抜けた気がした。 ・重く考えすぎていたんだなと思った。前向きに失敗もしたい。 ・自分がそうだろうって思ってきたことが全部誤解だよ、って言われてびっくりした。高校の先生にも言いたい ・人生はそう簡単に詰まない、って言われてホッとした。好奇心を持って主体的にやっていきたい ・キャリアは自分でしっかり計画して、一度決めたことは変えないのがいいと思っていた

        • 問題が見つかることは悪いことじゃないって、みんなで合意しよ。

          朝ドラ「虎に翼」が大いに盛り上がっている(私の周辺だけじゃないと思う)。そうすると、なんだか落ち着かない族がいるようで、横やりというか屁理屈というか、なんか不思議ないちゃもんを言っている人がちらほら(コラムニストとかそういう人=おじさまが多い笑)。 ドラマが、イケてない当時の男性社会のことをこれでもか、とあぶりだしているからといって、あなたのことディスってるわけじゃないから落ち着いてって申し上げたい(笑)。ここは涼子さまのように「お人柄に難がおありで」とか言えばいいかしらん

        切れてしまったと思っても、切らなければつながっていくことが多い

          子どもに何を伝えるか、じゃなく、大人がどう在るか、だと思う

          子どもたち、学生たちと接しているとよく思う。 「なぜこんなにも将来のことを窮屈に考えているのだろう」って。 就職支援をしている人たちと議論を重ねる機会があって、その人たちからも似たようなことを聞く。 とにかくなぜだかめちゃくちゃ慎重だったり、石橋叩いてたり、武装したがっていたり、とにかく「え?どんな地獄に向かうつもり?」って思うことが(冗談抜きで)よくある。 あるいは、超刹那的で今しか見ていなくて「自分の未来なんて」と突き放してしまっているような子にも会う。 ところで最近と

          子どもに何を伝えるか、じゃなく、大人がどう在るか、だと思う

          めっちゃいい会社だよ!と言われても違うかもしれない件

          先日、ちょっとしたご縁で人生初のヤフーニュースに載りまして(別に悪いことしたわけではないよ笑) 記事を読んだ方数人(男性)が、こんな感想をつぶやいていました(ヤフコメではない)。 「リクルートは凄い会社だと思ってたのに、そこでもこんなことが…?」と これはね、リクルート出身者として訂正しておかねばなりません(笑) 大前提として当時のリクルートはとても先進的でしたし、間違いなくいい会社でした。あの時代、あの職場にいられたことは私の人生において宝です。 何がどういいかっていう

          めっちゃいい会社だよ!と言われても違うかもしれない件

          具体的に伝えたら大コケした経験、からの今思うこと

          「何言ってるかわかんない。具体的に言って」 「もう少し具体的にお願いします」 「具体的に言うと、どういうこと?」 という言葉はあちこちで飛び交う。 私も言うよね、めっちゃ言う。 ただ最近ふとふりかえると、ここに落とし穴があったなあ…って思うことがいくつか。 で…大コケした、というのはこんな話。 10数年前にまだ市役所の人だったときのこと、我ながらとってもいい事業を立ち上げた。自画自賛で恐縮だけど(笑)、ほんと「我が人生でこれが一番じゃないか」と思えるような嬉しい事業成果

          具体的に伝えたら大コケした経験、からの今思うこと

          「適職は〇〇」で終わってない?

          お遊びのようなタイプ分けも含めて、みんな割と「あなたは〇〇に向いている」っていうのが好きだったりする。それはまあよい。 それはよいのだが、そこにとらわれてしまう場面がとーーーっても多いことは見逃せないと思っているので(最近も同業者の言うことに「ん?!」ってなった)ちょっとその話。 テキトーな占いレベルの診断については語らない。 それはお好きにどうぞ(笑) そうじゃなくて、根拠のある適職診断のようなものや、タイプ分け(アセスメントと言われるもの)でさえ、取り扱いが違うんじゃ

          「適職は〇〇」で終わってない?

          朝ドラで見る「個が先か、組織(集団)が先か」境目で苦悩するあるある

          朝ドラを熱心に見ている民です(笑) いろいろと思うことは毎作品ごとにあるのですが、それでも見続けている理由は 「朝ドラってキャリアの物語だから!」です まあ社会で起きているだいたいのことをキャリアのメガネでとらえがちなキャリコン病なのでご容赦くださいまし(笑) 毎度朝ドラについて思うことを不定期にfacebookでほざいているのですが(そしてそれは一部のマニアに好評で「今回柴田さんの朝ドラ受けに乗りたくて、超久しぶりに朝ドラ見てます」という視聴者を増やしております→NHK

          朝ドラで見る「個が先か、組織(集団)が先か」境目で苦悩するあるある

          うまく相談するためのちょっとしたこと

          相談は、話し手(相談したい人)と聴き手(相談を受ける人)の相互作用、掛け算だよね。 掛け算ってことは、片側が0ならもう片側が100でも0になっちゃう。 相談を受ける人である時間が多い私だけれど、相談する人になることだって当然ながらある。相談を受ける人になって相談の受け方(聴き方)が上達するにつれて、相談のしかたも上手くなった実感がある。そうすると相談したあとに得られるものが各段に違う。だって掛け算だからね。 最近ちょっとストレスが溜まる事案があって(まだ続いているが・笑)

          うまく相談するためのちょっとしたこと

          何を見てその仕事になりたいと思ったのか、って職業名よりダイジかもね。

          特に学生さんの就活の相談を伺っていると思う。 その職業のイメージって、ほんといろいろだよなって。 子どもが将来やりたいことを思いうかべるきっかけに、昔はテレビドラマっていうのよくあった(今はなんなんだろ?)。そのときどきで流行りの職業っていうの、出てきたよね。そのままそれで実際にその仕事に就いたなんて人もたくさんいるし(サッカー選手でもマンガの影響って人、たくさんいたよね) それで考えてみると、 たとえば弁護士。 みなさんは弁護士っていうとどんなイメージを持ってる? その

          何を見てその仕事になりたいと思ったのか、って職業名よりダイジかもね。

          つまづかずに一直線に進むのがキャリアの正解ではない

          新社会人のみなさん、子どもが新社会人になったみなさん、あるいは、何か大きな変化をして今ここにいるみなさん、 4月から2週間、そろそろ疲れが出てきたころでしょうか。 まだ研修中だなあ、かもしれないし、元気だよ!って思っているかもしれないですね。そういう人はどうぞまずは目の前のことを頑張って。 「間違ったかなあ」という気持ちが沸いている人もいるでしょう。 メディアによれば「入社してすぐに転職エージェントに登録する新人」もいるようです。Xによれば(ホントかどうかはわからないけど

          つまづかずに一直線に進むのがキャリアの正解ではない

          「そこで息を止めて言葉を飲み込んでみる」と何度でも発見があるのに

          親が子に対して、が典型的なのだけど、そうじゃなくても、 職場でデキル先輩(上司)が部下に対して、もそう。 特によく子どもを見ていて、子どものことに熱心で、そこそこ忙しい、って状況がそろったときの親子によく起きること。 子どもが何か足りない、何かしようとしている、何かが起きている、 …のを大空から水面下の魚を見つけて急降下してくる鳥のように素早く 「そこに置いたら邪魔でしょ。ちゃんとあちらに仕舞いなさい」 「あと3分で始まっちゃうんだから、先に手を洗って」 「明日の課外学習

          「そこで息を止めて言葉を飲み込んでみる」と何度でも発見があるのに

          見ていた世界がめちゃくちゃ狭いと気が付いたある日のこと

          「この人たち…何してるの?」 私が30歳の秋。 産休明けから預け先に苦労していた長女(0歳6か月くらいだったか)が奇跡的に自宅近くの公立保育園に転園が叶い、やっと生活リズムが落ち着いてきた。そんなある日、いつものように保育園に子どもを迎えにいくのだが、その日はたまたま何かの用で3時ごろ外出し早めに業務が終わったので「直帰しま~す」と職場に言って、いつもより早めにお迎えに行けた(多分5時半ごろ)。いつもギリギリで一番最後に駆け込んでいたたので、他の保護者に会うこともとても少な

          見ていた世界がめちゃくちゃ狭いと気が付いたある日のこと

          言いたいことを言い、やりたいことをやる、ってどうなの?

          イメージに選んだ写真(上のネコ)が「たいがいやな…」ってなる写真で、私がいいたいのはそんな話ではないと、最初に断っておく笑 さて、朝ドラ見てる? これまでそういう習慣はない、というそこのあなた、あなたがもし女性ならば、もう断言する。今からでも遅くないので見たまえ!元気が出るから。もしあなたが男性ならなおのこと、あなたの見えてなかった世界の半分が見えるので、ぜひ見ておくことをおすすめしたい。 そこには比較的「言いたいことを言っている」主人公が出てくる。でも世間の制約が現代社

          言いたいことを言い、やりたいことをやる、ってどうなの?

          私ってそうだったんだ…!と驚く人の話

          まず本題の前に余談(本題にもつながるけどね笑) 最近ネットで知り合いの先生が、 幼稚園や保育園で「いろいろできるお兄さんお姉さん(年長さん」ってなって誇らしく卒園するのに、わずか数週間後に小学校で「小さな1年生だから助けてあげようね」って小6がずっとお世話する=何もできない子扱い、をしてはいないか? …という問題提起をされていて、ほんとそれな!って激しく同意した。 させないほうが楽、年長者に任せた方が無難、みたいにして人の成長機会を奪う現象は「優しさ」なんかじゃなく「先生

          私ってそうだったんだ…!と驚く人の話