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The Lost Universe 古代の巨大霊長類たち②巨大キツネザル
原始霊長類からさらに進化を重ねた古代のサルたちは、決して一つの道筋を歩んだわけではありません。ある種族は大陸から島へと渡り、独自の生態と形態を獲得して、現在にまで血脈をつないできました。その不思議な霊長類こそ、マダガスカル島で繁栄しているキツネザル類なのです。
キツネザルとは?神秘の島に息づく原始のサル
キツネザル。
その名が示す通り、キツネのごとく長い鼻面と長大な尻尾を持つ彼らは、原始的な特
The Lost Universe 巨大翼竜①翼竜の始まり
超有名なプテラノドン、最大級の飛行生物ケツァルコアトルスをはじめとする太古の空の王者・翼竜。とにかくかっこいい翼竜が大好き、という古生物マニアはめちゃくちゃ多いと思います。筆者もその1人であり、狂うほどにランフォリンクスを愛しております。
天空を自在に舞う、ワイバーンのごとく勇ましく精悍な翼竜。空を支配した彼らの実像とはどのような姿だったのか、その真実を探っていきたいと思います。
翼竜とは何者か
全国水族館の旅㉟北九州市水環境館
水域環境は主に海水域と淡水域に分けられますが、実は2つの水質が交わる特殊な領域が存在します。それが「汽水域」と呼ばれる環境なのです。
水中の塩分は淡水ほど薄くなく、海水ほど濃くはない。2つの世界が出会う場所には、どのような生き物が暮らしているのでしょうか。その秘密を実地で学ぶため、北九州市の水族館を訪れました。
北九州市は全国屈指の環境先進都市!川沿いに位置する汽水域の水族館。所在地は、北九州市
全国自然博物館の旅㉟伊豆アンモナイト博物館
博物館とは、学術的な探究心の詰まった場所です。特に個人経営されている博物館では、創始者の方の純粋な展示対象への愛があふれています。古生物マニアの方々は、自分のオリジナル博物館を作って、こういう展示ができたらいいなーと想像したこともおありではないでしょうか。
伊豆半島には、アンモナイトへの強い想いが感じられる個人博物館が立っています。そこでは、大いなる学びと感動を体験できます。
太古の記憶を宿す伊
The Lost Universe 古代の巨大頭足類⑤未知の巨大頭足類
永い進化の歴史を戦い抜いてきた頭足類たち。強靭で神秘的なタコやイカたちに人は強く惹かれ、同時に恐れてきました。現代科学をもって分析しても、頭足類の能力は測り知れません。
その不思議さゆえか、洋の東西を問わず、多くの海の伝説には頭足類が登場します。果たして、幻の巨大頭足類は現代に存在するのでしょうか。
全海洋に眠る巨大頭足類の謎世界中で進む大型頭足類の生態研究
巨大頭足類と聞いて真っ先に思い浮か
The Lost Universe 古代の巨大頭足類④巨大鞘形類
頑丈な殻を背負った巨大アンモナイトや巨大オウムガイは、とても強く見えます。しかし、生存競争における強さでは、現生の頭足類も負けてはいません。卓越した運動能力と軟体動物屈指の知能を有するタコやイカたちは、アンモナイトが滅んだ後も全世界の海で力強く繁栄しており、オウムガイよりもずっと広く分布しています。
美しく、たくましく、知的なタコやイカたち。太古の時代、彼らはどのように暮らしていたのでしょうか。
全国自然博物館の旅㉝多賀町立博物館
世間ではゴールデンウィークとなり、どこの観光地でもたくさんの旅行者の方々を見かけると思います。滋賀県では彦根城が大盛況になっていると思いますが、近場に生物マニアがハマる穴場スポットがあります。
琵琶湖の景観や有名な史跡を楽しみつつ、地域自然を学習するのも素晴らしい旅になると思います。きっと、そこには予想以上にスケールの大きな世界が待っています。
歴史的な偉業を成し遂げた地域博物館多賀町立博物館は
The Lost Universe 古代の巨大頭足類③巨大アンモナイト
アンモナイトは、化石マニアにとって永遠のロマンです。太古の海に生き、その記憶を現代に伝えてくれる憧れの存在。彼らはとても有名な古生物であり、化石と言えばアンモナイトというイメージが人々に強く根づいています。
なぜ、人はアンモナイトが大好きなのでしょうか。永きに渡る繁栄と巨大種の神秘を通して、彼らの魅力に迫りたいと思います。
アンモナイトとは何者か?「化石」の代名詞となった神秘の頭足類
古生物フ
全国水族館の旅㉜アクアテラス錦ケ丘
飼育技術や水質浄化技術の発達した現代では、水源から離れた陸地の至るところに水族館があります。それが高じて、より身近な飼育展示施設となり、今や商業施設の中にも水族館が設けられています。
宮城県には小高い丘の上の水族館があると聞いて、ワクワクしながら出かけてみました。ショッピングモールの奥にはどのような空間が広がっているのか、とても楽しみです。
内陸地のショッピングモールの中に水族館?アクアテラス錦
全国自然博物館の旅㉜天草市立御所浦恐竜の島博物館
我が国に「恐竜の島」があるのはご存じでしょうか。
歴史文化の深い天草市。当地の幽玄な海に浮かぶ御所浦島には恐竜時代の地層が存在しており、日本の恐竜学にとって画期的な発見が成し遂げられました。博物館がリニューアルしたタイミングを狙って、恐竜マニアなら誰もが憧れる夢の島へ行ってきました。
太古のロマンを求めて「恐竜の島」へ!中生代のロマンと豊かな自然に満ちた恐竜の島・御所浦島。憧れの恐竜たちに出会う
The Lost Universe 古代の巨大頭足類②巨大オウムガイ
オウムガイを目の当たりにすると、古代からやってきたような生き物のように思えます。古生物図鑑に出てくるアンモナイトそっくりであり、深海をゆったり漂う姿はとてもミステリアスです。
彼らオウムガイ類は遠い昔にアンモナイトと袂を分けた存在であり、アンモナイト誕生よりもはるかな太古に地球の海を支配していました。無限に広がる大海原の中には、巨大な殻をまとうクラーケンたちがひしめき合っていたのです。
オウムガ
全国水族館の旅㉛タツノオトシゴハウス
今年は辰年。我々に最も「辰」をイメージさせてくれる現生動物と言えば、海に棲むタツノオトシゴです。
普通の魚とは形も繁殖生態も大きく異なる彼らは、とても不思議な魅力をまとっています。この度は、辰年にふさわしい「タツノオトシゴ専門の水族展示施設」を訪ねました。
薩摩の南端部に立つタツノオトシゴの家魅惑のタツノオトシゴハウスが位置するのは、南九州市の薩南海岸県立自然公園の海沿い。旅人の筆者は必然的に鹿
全国自然博物館の旅㉛滝川市美術自然史館
「羽毛恐竜よりも、ごつごつした鱗の恐竜が好きだ。恐竜は冥界のモンスターだからこそかっこいい」
ご年配の恐竜ファンには、そういう意識をお持ちの方も多いのではないでしょうか。昭和の恐竜復元の雰囲気を感じてみたい方は、一度、北海道の滝川市を訪ねてみてください。きっと、図鑑を夢中でめくっていた子供時代の記憶が、大迫力の恐竜たちと共に甦ってくるはずです。
オールド恐竜ファンよ、北海道に集え!滝川市は札幌市