深読み探偵 岡江 門(おかえもん)
(2024年前半の予定)
1月 志賀直哉の『網走まで』
2月3月 米津玄師の『Lemo…
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深読み 加藤シゲアキの『ピンクとグレー』序「灰色と青とピンクとグレー」
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トクシマ県アナンシ
ヨネヅパーク
シュワちゃんの墓所
米津玄師は映画『ピンクとグレー』を観て、アルバム『BOOTLEG』のコンセプトを思いついた…
だからアルバムを象徴する曲『灰色と青』をアルバムの最後に置き、共演者として菅田将暉を起用した…
つまり米津玄師は『ピンクとグレー』の「色の意味」を見抜いていたわけだ。
なぜこの物語は「ピンクとグレー」なのか?
そしてなぜ映画版
深読み 米津玄師の『BOOTLEG』最終章『灰色と青(+菅田将暉)』⑧恵比寿南二公園
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米津玄師は本当に面白い… 天才だ…
ふふふ。だよな(笑)
そもそも、もう1つのロケ地に「恵比寿」を選ぶなんて、米津玄師にしか思いつかないだろう。
普通の人間では「横浜市の京急本線子安駅」のあとに「渋谷区の恵比寿南二公園」へ行こうと思わない。
このチョイスも完璧です…
完璧に清少納言『枕草子』の「大路近なる所にて聞けば」をオマージュしている…
なぜ米津玄師は「恵比寿南二公
深読み 米津玄師の『BOOTLEG』最終章『灰色と青(+菅田将暉)』⑦大路近なる所にて聞けば
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だから最後は「今も歌う、今も歌う、今も歌う」なんですね。
何百年も前の出来事が歌になり、それが時代を越えて歌い継がれていった。
少し手を加えられたり、アレンジされながら…
歌とはそういうものだ。
いや、歌だけではなく芸術全般、人の仕事「アート」はすべてそう。
多くの人たちの手によって、少しずつ形を変えながら、受け継がれていく。
それが『BOOTLEG』のテーマ…
それ
深読み 米津玄師の『BOOTLEG』最終章『灰色と青』②春は、あけぼの
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ポール・マッカートニーは、Beato Angelico(フラ・アンジェリコ)の絵『夜明け前の受胎告知』から『LET IT BE』や『GET BACK』を作った…
だから米津玄師もポールと同じ様に、この絵から『灰色と青(+菅田将暉)』を作ろうと考えた…
そこで米津玄師は、清少納言に目を付けた。
あの絵から歌を作るには、清少納言がぴったりだと考えたからだ。
清少納言の代表作『枕