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晴れの日も雨の日も#268 血湧き肉躍る

テレビで鬼平犯科帳を見ていて、ふとそんな言葉が脳裏にうかんだ。別に「血湧き肉躍る」ような激しいシーンがあったわけではない。なぜそんなふうにつながったのか、自分の頭の中の回線経路が自分でももひとつよくわからない。
ただビール片手に、いろいろ思いが広がった。

まず最初は、自分の来し方。何度かそういう思いをしたことがあったなあということ。
中3の時に駅伝の学校代表選手に選ばれた時は、家に帰ってオフクロにその話をするのに、体がブルブル震えてしょうがなかった。ずっと頑張って走ってきて、代表になりたくて、それが本当に叶えられた感激。箸からメシがボロボロこぼれて、うまく食えなかったことをまざまざと覚えている。

大学の水泳部でも、会社入ってからの組合活動でも、誰かと琴線相照らす瞬間を感じ、お互い高揚の中で酒を酌み交わした。
このときのガーッと意識が巻き上がる感じ。
あるいはもっと手近なところでは、恋愛感情もその典型だ。そうした勢いだけで結婚したといってもあながち過言ではない。
スポーツの勝ち負けにもそういうことは色濃くあるし、一時期ライフワークのようになっていたミニバスケットボールの指導も、そういう感じが忘れられずに長年いそしんだという面があるように思う。


「血湧き肉躍る」思いには一種の麻薬性があるのだろう。
そういう思いを何度か経験してくると、またその高揚感を味わいたくなる。いわば、平坦で変わらない日常だけでは満足できなくなったりする。ひょっとしたら感性がやや麻痺してきていて、なまじの刺激では満足できないなんてことになっているのかもしれない。

とはいえ、だんだん年を取ってくると、そういう場面は減ってくるのが一般的だ。子育ても卒業するし、仕事とか会社とかいうものもだいたいわかったような気になっている。これまでの経験値だけでたいがいのことは何となくこなせてしまうのが現実だ。
何より「血湧き肉躍る」というのはオモロイのだが、エネルギーの消費も大きいから、ドッと疲れる。年寄りになってくると、それがなかなかしんどいときもある。このアツクルシイ私だって、会社をやめてバタバタと2年ほどを過ごしたあとの今年は「平」ということをテーマにしたくらいだ。


と思っていた矢先、先日のコーチングセッションでは、相手が深い気付きを得る瞬間に出くわし、私まで少々身震いする感じをさせて頂いた。これはたぶんプロフェッショナル・コーチとしては少々入れ込み過ぎで、あまり褒められた話ではないのだろう。と思いつつ、懐かしいこの感触に、「オモロイやんか!」と思ってしまったのも事実だ。そういう自分をそのまま出していくことも悪くないだろうと開き直ったりもしている。
先日参加したCTIジャパン基礎コースでの体験も感動的だった。


結局、「平」にはなかなかなり切れず、やっぱり「血湧き肉躍る」感じを求めて生きていくのがコーちゃんWayかなと思ったりもして、今年のテーマを書き換えないといかんかな、なんて考えたりしている😂

追 拙記事『#260「魂を売る」の巻』で書いたケンミンショー街頭インタビューの件、ちょうど1週間前の4/25に放映されました。結果的にはほんの一瞬、おなぐさみ程度に映っただけ🤭🤣 あんまりオモロイこと言えんかったなあと心友と猛省。またオモロイ道の精進を続けて参ります🤭🤣

ブルーベリーにネット設置。たくさん白い花がついており夏の収穫が楽しみ♬

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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