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マグニフィセントなnoter様

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心に響いた”マグニフィセント”な記事をまとめています。わたくしの独断と偏見で選出しております。不定期ではありますが紹介記事も書きたいなと思っております🐈
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マグニフィセントなnoter様📒総合受付案内所📒

マグニフィセントなnoter様📒総合受付案内所📒

ようそこいらっしゃいませ。

こちら、ネコぐらしの勉強暮らしpresents

マグニフィセントなnoter様
📒総合受付案内所📒
でございます🐈

『マグニフィセントなnoter様』とは?
文才や表現力にあふれる方が、noteの世界にはたくさんいらっしゃいます。

特に「これは皆に広めたい!」と心に響いたnoterさんをピックアップしているマガジン。

それが『マグニフィセントなnoter

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銘柄分析:スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)

銘柄分析:スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)

今回紹介する銘柄は凋落したゲームメーカー、スクウェア・エニックス・ホールディングスだ。

概要

スクウェア・エニックス・ホールディングス(以下スクエニ)はファイナルファンタジーシリーズで一世を風靡したスクウェアと日本RPG界の金字塔であるドラゴンクエストシリーズを世に送り出したエニックスが2003年に合併して出来た会社だ。

スクウェアは電気工事会社「電遊社」のソフト開発部門として立ち上がり19

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本当は人生をリセットしたかった。

本当は人生をリセットしたかった。

「人生リセット、ポチッ!」

なんだか無性に人間関係を断ち切りたくなって、思わずSNSでお別れをしてしまいました。本当は0か100のどちらか一方を選ぶと必ず後悔するって分かっているんですが、ついつい心が閉ざされてしまうんです…泣

いつも人との関わりに疑問を感じ始めてしまい「僕は必要とされているのだろうか?」という考えを勝手に持ち始めて、必要とされていないのなら自分から離れてしまおうと、突然連絡を

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参禅堂を建てた「ガン」

参禅堂を建てた「ガン」

先人の智慧(ちえ)
10年以上前のあるとき、老僧を訪ねて一対一でお話をうかがいました。
大事な話は一対一とは良く言ったものです。

「この寺を建てた方法を教えてあげよう。托鉢だけで建てた。檀家から一文も集めなんだ。古いし相当痛んでおったので。建て直そうと思たら、もう建っておった。時のたつのは速いものや。無常迅速ということや。変わるわ変わるわ」

老師は、静かにご自坊を建てた資金の調達方法につい

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雑記1072「バフ魔法はセルフサービスとなっております」

雑記1072「バフ魔法はセルフサービスとなっております」

お歌の練習はつらいと思ってたけど、ま、鍵盤もそうなんだけど、明らかに他の好きなことと属性が違うことに気づいてきた。

酒とかメシとかゲームとか自慰とか…いや、酒はやめたけどまぁ同じ属性ってことで入れといたけど、こっちの群と歌&鍵盤とは違う属性。

その違いってのが、それをやってる時はずっとやってたくなってやってない時もやりたくなるものと、それをやってない時はやり始めるのが億劫だけど始めたら前者の比

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ムスメとめぐる冒険〜日本から南半球まで

ムスメとめぐる冒険〜日本から南半球まで

「周りに流されない自我と確固とした個性があって、いかにも海外で育った、グローバル・パーソンという感じがします」

ムスメの現在の社会的評価は、だいたいこんな感じだ。

16歳のムスメは、6歳の4月から14歳の1月まで南半球のニュージーランドで育った、いわゆる帰国子女である。

けれど、ムスメのもろもろの個性は彼女がニュージーランドに住む前からほとんど変わっておらず、つまり彼女はナチュラルボーンで周

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【文化は遊び③】子どもと文化で笑顔あふれる地域に!「森本さん」~文化は遊びから~

【文化は遊び③】子どもと文化で笑顔あふれる地域に!「森本さん」~文化は遊びから~

■最初にこんにちは!サイボウズのもっちーです😊

地域のコミュニティづくりに長年携わっている、森本さん。

前回は、森本さんが影響を受けたことについてお話しました。
今回は、文化は遊びからできているんだよと教えてもらったお話です!

▼以前の記事
①活動内容
②影響を受けたたくさんのこと

子ども劇場(西多摩)
Webサイト:https://gekijo.hiho.jp/
たまぐー
Webサイト

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エッセイストになるまで【4】売れるタイトルか似合うタイトルか、それが問題だ

エッセイストになるまで【4】売れるタイトルか似合うタイトルか、それが問題だ

初稿に取り掛かる前に、エッセイ本のタイトル案をいくつか考えることになった。タイトルのニュアンスによって、エッセイの方向性も固まる。まだ仮とはいえ、大事な作業だ。

編集者時代も、本のタイトルを考えるのは好きだった。小説のタイトル付けもわりと上手い方なんじゃないかと思う。(井上荒野さんに褒められたこと、あるし!)

だから今回も張り切って考えた。
それをKさんと書評家の藤田香織さん、ライターの菊池良

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【intro】 ある三十分の写真

【intro】 ある三十分の写真

私は、

街中のある一点に30分間立ち続け、録音をする。
その音から「言葉」を抽出し、文字に起こす。

ということをしています。

ある場所に立つ。そこでは人々が行き交っている。立ち続ける。

ある人が私の傍を通る。会話の一部の、文脈を失った言葉を私に聞かせ、遠ざかっていく。

こんな感じで、その場所に、ある言葉がぽつりと残される。

人の声以外にも、
駅構内のアナウンスや、広告宣伝車の音声、誰か

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「響きのきずな」

「響きのきずな」

時々、誰も自分のことを知らない場所で朝まで踊り明かしたくなる時がある。
昨夜もそんな気分になったが、なんだか荒れた飲み方をしてしまいそうな予感がして、次の朝ジムに行きたかったこともあり止めておいた。
とはいえ、誰も俺を気にしない、そんな場所で思いのままに身体を動かしたくなるのは、もう十年以上染みついた欲求だ。

大阪に住んでいたハタチの頃、初めてレゲエのイベントに足を運んだ。
アメ村の中でも大規模

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子どもは欲しくないし、旧友とは駄弁りたい。

子どもは欲しくないし、旧友とは駄弁りたい。

ディズニーランドで結婚式をすることと、子どもを産むこと。
このふたつさえできりゃ相手なんて本当は誰でもいいのかもしれない。
生物として死ぬまでにやるべきことは子どもを産むことなんだと思ってる。

と。

優しくてイケメンな彼氏とうまくやっていた友達のひとこと。
絵に描いたように可憐な容姿とその淡々とした話し方が対照的で実におもしろい。
彼女のそんなところが私は好きだ。

モテにモテていた彼女だった

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現実逃避のひとり旅

現実逃避のひとり旅

月に1回ほど、住んでいる場所から思い切り離れたくなる。
目の前のやるべきことを全て放棄し、「逃げても良い」と自分を安心させるためだ。
まさに現実逃避である。

これまでは、人気のない山の中へ車を走らせたり、誰も来なさそうな海辺に足を運んでいた。
そこで思う存分昼寝をし、ひたすらボ〜っとするのだ。
誰も来ない・・・というのがポイント。

阻みや、抑止が無い空間だ。

思い切り泣くことも出来れば、怒り

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青に居た

青に居た

山と山のあいだにひっそり存在する集落に住んでいた。

家を出て道路に立ち、南を向けば海へと続く道。
北を向けばふたつの山と空。

ふたつの山のうち、東側の山を越えれば観光名所。
西側の山を越えれば学校とささやかな町。

西側の山にある緩やかな坂になったぐねぐね道をのぼって山を越えないとどこにも行けない、そんな山と山のあいだに住んでいた。

小学校高学年の時に、東の山と西の山を頂上付近で繋ぐ橋が架か

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又吉直樹「火花」読書感想文

又吉直樹「火花」読書感想文

読んでみると、おもしろいの一言しか感想が浮かばない。
それでは読書感想文にならないので、もっと考えてみた。

まずは文章のテンポがいい。
セリフがアクセントになっていて、読んでいて気持ちがいい。

話すことを仕事としている人の成せる技なのか。
148ページという短い物語の中に、20歳から32歳までの12年間の場面が、流れるよう書かれて収まっている。

あとはなんだろう。
以外なおもしろさ、というの

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