石川真理子

作家・武士道研究家・マリコアカデミィ主宰。代表作『女子の武士道』『女子の品格』(致知出…

石川真理子

作家・武士道研究家・マリコアカデミィ主宰。代表作『女子の武士道』『女子の品格』(致知出版社)をはじめ『仕事で活かす武士道』『五月の蛍』(共に内外出版社)など著書多数。オンライン講座では武士道や歴史を講義しています。武家の末裔だけどオリーブ少女でもあったバブル世代。

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  • 今日の言の葉

    その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。

  • 今日の言の葉season3

    毎朝、降りてきた言の葉をメッセージとして綴っています。一日の始まりの、美しい習慣になりましたら幸いです。

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    文字通りメモですが、共有できるものを公開します。お役立ていただけるようでしたら、思いがけないよろこびです。

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    【本気の文章講座作品集】1期・2期セット(送料無料)

    【本気の文章講座】から生まれた作品集2冊セットです。 お得なセット価格となっています。 『なないろの記』 ●巡りゆく家族の歳(とき)  隈部りさ ●こころのおと        白河晃子 ●高らかに歌え ゆく河の流れにのせて  山岸恭子 ●今日も山の端は茜に染まる   大磯爵歌 ●光に咲く蓮華のように    野崎真由美 ●幸せの根本~犬との関わりの中で掴んだ新しい生き方  廣本建一 ●そしてすべては光にかわる   太田晴子 装丁と各作品の扉には太宰宏恵さん(日本画家)の作品を用いました。 特にカバー画は、この本のために描きおこしていただだいたものです。 『この星のどこかで』 ●瓦解と再生  尾﨑道郎 ●三代の物語  染屋光宏 ●明けの空を見つめて  八木優子 装丁と各作品の扉には太宰宏恵さん(日本画家)の作品を用いました。 大扉やあとがきの写真は魚住心さんに撮影いただいたものです。 すべてに心を込めて。 本を大切につくり、大切に読んでいただきたい。 そんな想いでつくった一冊です。 どの作品にも、それぞれの人生の片鱗が見えています。 読者の人生が、その世界と共振共鳴することを願っています。 __________________________ ご注文いただいてから発送するまで数日かかる場合がございます。 恐れ入りますが、ご了承くださいますようお願いいたします。 注文から一週間以上過ぎても届かない場合は、 ご遠慮なくお知らせくださいませ。 ________________________________ ※重要※ お申し込みいただいた後、お礼状(ご案内状)と納品書と共に商品をご購入から一週間以内にお送りいたします。大切に保管してくださいますようお願い申し上げます。 なお、配送物、配送方法、配送完了までの期間等については、特定商取引法に基づく表記も合わせてご参照ください。 【キャンセルについて】 「間違えて発注した」「思っていたものと違う」など、お客さまのご都合によるキャンセルは承っておりません。 お送りした商品が傷んでいた場合などはご相談ください。
    6,600円
    Fuji-Sun マリコアカデミィ
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    この星のどこかで 【本気の文章講座2期作品集】

    『なないろの記』は【本気の文章講座】から生まれた作品集です。 2023年5月から始まった二期生のうち、クリエイティブコースまで進まれた3名が、それぞれ作品作りに挑戦しました。 ●瓦解と再生  尾﨑道郎 ●三代の物語  染屋光宏 ●明けの空を見つめて  八木優子 装丁と各作品の扉には太宰宏恵さん(日本画家)の作品を用いました。 大扉やあとがきの写真は魚住心さんに撮影いただいたものです。 すべてに心を込めて。 本を大切につくり、大切に読んでいただきたい。 そんな想いでつくった一冊です。 3名の作家による作品には、それぞれの人生の片鱗が見えています。 読者の人生が、その世界と共振共鳴することを願っています。 __________________________ ご注文いただいてから発送するまで数日かかる場合がございます。 恐れ入りますが、ご了承くださいますようお願いいたします。 注文から一週間以上過ぎても届かない場合は、 ご遠慮なくお知らせくださいませ。 ________________________________ ※重要※ お申し込みいただいた後、お礼状(ご案内状)と納品書と共に商品をご購入から一週間以内にお送りいたします。大切に保管してくださいますようお願い申し上げます。 なお、配送物、配送方法、配送完了までの期間等については、特定商取引法に基づく表記も合わせてご参照ください。 【キャンセルについて】 「間違えて発注した」「思っていたものと違う」など、お客さまのご都合によるキャンセルは承っておりません。 お送りした商品が傷んでいた場合などはご相談ください。
    3,080円
    Fuji-Sun マリコアカデミィ

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固定された記事

11月11日、公式サイトをRenewalいたしました

リニューアルサイトはクリエイターとしての「表現」を重視 今年の3月から構想を練り始め、5月に制作担当者と打ち合わせ、撮影にライティング、さらにデザイナーさんとの…

石川真理子
6か月前
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透明なる序章

昨日、あなたの心を濡らした雨は 悲しみのヴェールを被っていたけれど 本当の姿は慈しみだったようです。 あなたはまだ気づかないけれど 乾いて固まった過去の傷が たっぷ…

石川真理子
22時間前
26

音を観る

自然の中に身を置いて 静けさを観じてみましょう。 「静けさ」とは無音ではありません。 そこには命の音があります。 鳥が歌っています。 花が語らいかけてきます。 風の声…

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美しい決断

「美しい決断と夢中が私を支配していた」 中西悟堂の『槍ヶ岳』という詩の一節です。 美しい決断と夢中 この言葉が強く胸を貫いてくる。 しかもそれに支配されていた。 そ…

40

歳を重ねた美しさとは

「佇まい」とは単に立っている様子ではなく その人のあり方までもが表されています。 佇まいには その人が過ごしてきた 「時」が見えているのです。 どのような心持ちでい…

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あなたが主人公の舞台

誰もが自分の物語を生きています。 この世界は舞台のようなもので あなたという主人公がいて 物語が展開していくのです。 時に舞台装置が大きく変わり あなたをとりまく風…

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人もものも自分を映す鏡

「ものを大事にしないのは 神さまに感謝する心がないからですよ。 それは自分を大事にしていないのも同然なんですよ」 神社のお社には鏡が祀られています。 鏡に向かえば、…

50

静けさが失われた世界

宮本常一の「地の声」によれば 府中の大國霊神社で太鼓が鳴ると 新宿まで聞こえたという。 昭和十年代までの話で、日本中が静かだった。 山仕事をする男が歌えば どこかで…

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本質が問われている

仏教の本質は「慈悲」です。 人を慈しみ、その悲しみに寄り添うこと。 人生にはさまざまな悲しみがつきものですし、 人間存在そのものも悲しいものです。 なぜなら、必ず最…

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アセンションが進んでいる

花々がバトンを渡すように次々と咲いて 初々しい緑は 日を追うごとにその色を深めています。 もう夏がすぐそこまで 近づいて来ました。 歳明けのことが まるで遥か昔のよう…

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神さまから賜りしもの

これまでの人生で あなたが受けてきた傷 奈落の底を見るような悲しみ 胸の奥が空洞になるような淋しさは 神さまから賜ったものなのです。 人が与えたのではなく 天が下賜さ…

50

世界が呼吸している

一晩中守られて 今日という日をすこやかに迎えました。 この呼吸に感謝します。 際限なく与えられた空気に感謝します。 この空気を浄化してくれた雨があり 雨を降らせてく…

石川真理子
10日前
54

あなたの居場所

誰もが居場所を探して さまよいながら 日を過ごしています。 天地すべてが居場所である、 そんな境地に辿り着くことは 極めて稀にちがいありません。 けれど、だからこそ …

石川真理子
12日前
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この一瞬が永遠である

老師の言葉に突き動かされ 「今」にありったけの心を向けるうち 私の人生の時間は極めて濃厚になりました。 永遠を掴みかけているようです。

石川真理子
13日前
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ミクロのジャングル

やわらかな苔に近づいてみると まるでミクロのジャングルです。 なんという深々とした森 そこに暮らす生き物は 顕微鏡でなければ見えないかも知れない。 そこでも、やはり …

石川真理子
2週間前
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真の人間嫌いとは、誰よりも人間を愛する人のこと

白洲正子は、真の人間嫌いとは、 誰よりも人間を愛する人のことを言うとまで 述べています。 それは人間というものに 思い切り近づいたからなのでしょう。

石川真理子
2週間前
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固定された記事

11月11日、公式サイトをRenewalいたしました

リニューアルサイトはクリエイターとしての「表現」を重視 今年の3月から構想を練り始め、5月に制作担当者と打ち合わせ、撮影にライティング、さらにデザイナーさんとのやりとり・・・等々、いくつものプロセスを経て、いよいよリニューアルした公式サイトを明日、公開いたします! 今までのサイトとは、ガラッとイメージを変えました。 今回、私は公式サイトをクリエイターである私自身の「表現のひとつ」と位置づけました。 通常、公式サイトは営業のためにあるので、当然、ビジネス的な要素が濃くなります。

透明なる序章

昨日、あなたの心を濡らした雨は 悲しみのヴェールを被っていたけれど 本当の姿は慈しみだったようです。 あなたはまだ気づかないけれど 乾いて固まった過去の傷が たっぷりと水気を含んで 流れ落ちていったようです。 今日、あなたの心は静寂に包まれ あきらめが霧のように漂っているけれど それはすべてを受け入れ肯定する 透明な序章なのです。 風が吹き 雲は流れ 鳥たちが再び歌い始める。 それは新しい物語への賛歌です。 明日、あなたの心に光が射込み 冷えた肌がぬくもりを取り戻す時 あなた

音を観る

自然の中に身を置いて 静けさを観じてみましょう。 「静けさ」とは無音ではありません。 そこには命の音があります。 鳥が歌っています。 花が語らいかけてきます。 風の声、おしゃべりな川の流れ 木漏れ日はクスクス笑っているし 石は時の流れを伝えます。 こういう音が聞こえるようになった時 神さまのメッセージを 的確に掴むことができるようになります。 龍神が現れることも多くなります。 この観じ方は、都会にいてもできます。 騒々しい街の音はどうしても耳に入りますが 意識をそこに含まれる

美しい決断

「美しい決断と夢中が私を支配していた」 中西悟堂の『槍ヶ岳』という詩の一節です。 美しい決断と夢中 この言葉が強く胸を貫いてくる。 しかもそれに支配されていた。 そこに幸福のひとつのかたちが あるように感じられます。 美しい決断とは 必ずしも安らかではないかもしれない。 根底には挑戦していく静かな覚悟が 流れている。 いつの間にか私は「ほどほど」である方を 選ぶのが癖になっていたのかも知れない。 美しい決断とは、 厳しさをも甘んじて受け入れる そうしたものを表しているのでしょ

歳を重ねた美しさとは

「佇まい」とは単に立っている様子ではなく その人のあり方までもが表されています。 佇まいには その人が過ごしてきた 「時」が見えているのです。 どのような心持ちでいるかによって 表情も、言葉も、姿勢も、 立ち居振る舞いも変わってくるものです。 不安を抱え憂鬱に過ごす時間が多かったのか 不満が渦巻いて荒い言葉になりがちだったのか あるいは ささやかなことにも感謝して 小さな喜びを積み重ねていたのか 時間はただ過ぎていくのではなく あたかも彫刻刀のように 私たちを一刀、一刀、彫り

あなたが主人公の舞台

誰もが自分の物語を生きています。 この世界は舞台のようなもので あなたという主人公がいて 物語が展開していくのです。 時に舞台装置が大きく変わり あなたをとりまく風景も人も入れ替わり 物語は新しい段階へと進んでいきます。 現実の世界では 舞台セットがあるわけではなく 人や風景があとかたもなく 入れ替わることはないでしょう。 けれど、そのエネルギーを観じてみれば 昨日と同じ風景、同じ人でも まるで違っていることがわかります。 それは、新たな幕なのです。 以前が第二幕だとするなら

人もものも自分を映す鏡

「ものを大事にしないのは 神さまに感謝する心がないからですよ。 それは自分を大事にしていないのも同然なんですよ」 神社のお社には鏡が祀られています。 鏡に向かえば、そこに自分の姿を見出します。 このことは私達の中にも 神さまがおわすこということ、 また、この世のすべては 我が鏡であるということを 教えてはいないでしょうか。 人はもちろんものも鏡なのです。 相手に対して微笑めば 微笑みがかえってくるように、 ものを大事に扱うと、 ものもこちらを大事に感じて 長らく仕えてくれます

静けさが失われた世界

宮本常一の「地の声」によれば 府中の大國霊神社で太鼓が鳴ると 新宿まで聞こえたという。 昭和十年代までの話で、日本中が静かだった。 山仕事をする男が歌えば どこかで働く女が声を重ねる。 姿は見えなくても 男女が掛け合いをしながら親しくなり 恋仲になるのが普通だったという。 自然の音もよくきこえたから 津波を事前に察知し助かった人も多い。 今や世の中に騒音があふれるようになった。 騒音に慣れるということは 色々なものを聞きわける能力を 私たちから失わせていると彼は言う。 人間に

本質が問われている

仏教の本質は「慈悲」です。 人を慈しみ、その悲しみに寄り添うこと。 人生にはさまざまな悲しみがつきものですし、 人間存在そのものも悲しいものです。 なぜなら、必ず最期は死を迎えるからです。 滅びゆく宿命に対して なすすべもないことを理解し、 人間存在そのものを心から慈しみ、 共に悲しんでくれる。 これが慈悲だと私は理解しています。 慈悲は儒教における「仁」であり、 「仁」は「慈愛」という言葉に 置き換えることができます。 これからデジタル化が進むほどに、 人々は無意識のうちに

アセンションが進んでいる

花々がバトンを渡すように次々と咲いて 初々しい緑は 日を追うごとにその色を深めています。 もう夏がすぐそこまで 近づいて来ました。 歳明けのことが まるで遥か昔のよう。 ここまでの月日を振り返れば わずか数ヶ月のうちに ずいぶん遠くまで来たことがわかります。 今、時間の感覚は明らかに変わりました。 たとえば5年前と比べても 速いような永いような かつてない感じが抱かれます。 時間は伸び縮みするようになりました。 それが示しているのは 次元の移動です。 意識が変わり、次元を変え

神さまから賜りしもの

これまでの人生で あなたが受けてきた傷 奈落の底を見るような悲しみ 胸の奥が空洞になるような淋しさは 神さまから賜ったものなのです。 人が与えたのではなく 天が下賜されました。 そこには祈りがあったのです。 願いがあったのです。 どうかこの世界をやさしくしてください。 どうか慈しみと愛を拡げてください。 どうかこの光をもたらしてください。 神さまの願いであり祈りです。 痛みを知らない者は他者の痛みがわかりません。 悲しみや淋しさをわからない人は 他者のそれを感じることが難しい

世界が呼吸している

一晩中守られて 今日という日をすこやかに迎えました。 この呼吸に感謝します。 際限なく与えられた空気に感謝します。 この空気を浄化してくれた雨があり 雨を降らせてくれる雲があり 地に落ちた水を含む土があり 土は水を浄化し 川の流れとなり海へと還ってゆく。 この世界も呼吸しているのです。 呼吸とは、なんという壮大な循環でしょう。 どこかが何らかの理由で滞れば この循環はゆがんでいくのでしょう。 喉や肺の痛みが呼吸を妨げるように 世界もまた遮られるものがあれば なめらかな循環をわ

あなたの居場所

誰もが居場所を探して さまよいながら 日を過ごしています。 天地すべてが居場所である、 そんな境地に辿り着くことは 極めて稀にちがいありません。 けれど、だからこそ ささやかな心の動きに 目を向けてみたいのです。 さまざまな関係性の中で いちばん安らいでいられるのは どんな場所で どんな時なのか あるいは どんな場所でどんな時でも 安らいでいられるのは 誰と、なのか。 必ず心が教えてくれます。 心の扉が開き その奥深くにある魂の声を聴く それはあまりにも 繊細でささやかな音楽

この一瞬が永遠である

老師の言葉に突き動かされ 「今」にありったけの心を向けるうち 私の人生の時間は極めて濃厚になりました。 永遠を掴みかけているようです。

ミクロのジャングル

やわらかな苔に近づいてみると まるでミクロのジャングルです。 なんという深々とした森 そこに暮らす生き物は 顕微鏡でなければ見えないかも知れない。 そこでも、やはり 仲良くしてみたりケンカをしたり ややこしく生きているのでしょうか。 それともうまいこと譲り合いながら 平和に暮らしているのでしょうか。 宇宙から見てみたら 私たち人間はこんなふうに 見えているのかも知れません。 もっとも、こんなに豊かな緑の森は もうだいぶなくなっているようですけれど。

真の人間嫌いとは、誰よりも人間を愛する人のこと

白洲正子は、真の人間嫌いとは、 誰よりも人間を愛する人のことを言うとまで 述べています。 それは人間というものに 思い切り近づいたからなのでしょう。