倉木優子 ビジネスリーダーのメンタルヘルスコーチ

リーダーの心が楽になる個人セッション提供中。心理学に裏付けられた知識と経験をもとに、リ…

倉木優子 ビジネスリーダーのメンタルヘルスコーチ

リーダーの心が楽になる個人セッション提供中。心理学に裏付けられた知識と経験をもとに、リーダーが自信をもって自分らしく仕事に向かうためのお手伝いをしています。個人セッション体験の申込:https://forms.gle/yCcEUc2qYoy9fn5A8

最近の記事

知識だけでは不十分、9割のリーダーが知らない「パワハラ対策」3つの視点【保存版】

前回と、前々回で、パワーハラスメントについて書きました。今回は、パワーハラスメント対策のまとめとして、「パワーハラスメントを防止するために大切な3つのこと」を、もう一度整理して書きます。保存版です。 リーダーとしてパワハラ対策をするとき、パワハラに巻き込まれている人を見た時、パワハラしている人を見た時、そして自分がパワハラにあった時など、さまざまな時点で思い出してください。 パワハラ防止に大切な3つのこと1、パワーハラスメントの知識を身につける まずは、どんなことがパワ

    • 誰も教えてくれなかったパワハラに巻き込まれない方法

      一般的なパワーハラスメント講習は、どんなことがパワハラで、何をするとパワハラに該当するのかを理解して、くれぐれもパワハラにならないように気をつけましょう、ということが多いと思います。しかし、わたしとしては、パワハラ講習にあと二つ足りないことがあると思っています。 一つは、前回の記事で紹介した、パワハラしてしまう心理的背景を理解することです。頭では理解していても、パワハラしやすい心理的背景を持っている人は、ストレスやプレッシャーの状況におかれると、気をつけるだけではパワハラ行

      • パワーハラスメントがなくならない本当の理由

        パワーハラスメントの講習会や研修は一般的になりました。パワーハラスメントとはどう言うものなのか、どのような言動がパワーハラスメントになるのか、パワハラの知識に関しては一般化し理解が深まっています。 誰もがパワーハラスメントの知識を持つことは、パワハラ防止の大きな第一歩です。 しかし一方で、頭では理解していても、パワーハラスメントに至ってしまう心理的背景を持っている人にとっては、ストレスやプレッシャーの多い状況などでは、パワハラは容易に起こってしまいます。 そこで今回は、

        • リラックスしよう、休もうと言われても・・・、なかなか実践できないリーダーへ

          「リーダーのメンタルヘルスは大切です。心の健康を保つために、こまめにリラックスして、疲れる前に休みましょう。」 このようなことはよく耳にしますよね。わたしもよく言ってますし^^ しかし、そういわれても、リラックしたり休んだりすることは苦手、というリーダーは意外と多いのではないでしょうか。 リラックスや休養を、一般論としては認識することはできても、自分ごととして実践するのが難しいと思うことはないでしょうか。 忙しくてそれどころではない、自分がいないと回らない、全てを見て把

        知識だけでは不十分、9割のリーダーが知らない「パワハラ対策」3つの視点【保存版】

          完璧主義なリーダーが1on1面談で気をつけたい2つのこと

          最近では、リーダーとメンバーとの間で、1 on 1 と言われる個人面談を取り入れられることが当たり前のようになってきました。 個人面談は、お互いがオープンなコミュニケーションをできる場でとして、とても有効です。反面、コミュニケーションを間違えてしまうと、逃げ場がない空間となり相手を追い詰めてしまうこともあります。 特に、完璧主義なリーダーは、自分が完璧に仕事ができてしまうため、不完全なところの粗が目につきやすかったり、「なぜできないのか」などと思う傾向があり、面談されてい

          完璧主義なリーダーが1on1面談で気をつけたい2つのこと

          メンバーに遠慮がちなリーダーが、自己主張する3つのポイント

          リーダーの最大の仕事は、メンバーに仕事をしてもらうこと、と言っても過言ではありませんよね。 仕事をしてもらうためには、メンバーに明確に要求を伝える必要があります。しかし、リーダーの自己主張力が不足していると、チームの方向性や意思決定が曖昧になったり、メンバーとのコミュニケーションが円滑に行えなくなったりする可能性があります。 例えば、意見や要望をはっきりと伝えられない、 メンバーとの対立や摩擦を避けようとするため遠慮してしまう、 フィードバックや指示を適切に行えない、 緊

          メンバーに遠慮がちなリーダーが、自己主張する3つのポイント

          リーダーの自信に大切な3つのこと

          4月から新年度になりました。あちこちで、新しいリーダーが誕生したり、新たなチームでのリーダーが始まっているかもしれません。 初めてのリーダーや、新しいチームでのリーダーになると、リーダーとして役割を果たせるだろうか、メンバーとうまくやっていけるだろうか、など不安や心配を感じているかもしれませんね。 でも、大丈夫です。初めはだれもが不安だったり心配だったり、自信がない状態で始まります。これからそれなりに自信がついてくればいいのです。自信は後からやってきます。 そこで今回は

          基本の基本、覚えておきたいリーダーの真の自信の身につけ方

          あなたは「自分に自信がありますか」と質問されたらどのように答えますか? ・ある程度自信がある。 ・あまり自信がない。 ・ある面では自信があるけど、ある面ではあまり自信がない。 ・自信があるかどうかわからない。 などなど、、さまざまな答えがありそですね。 リーダーにとって自信はとても大切な要素です。 適度に自信があるリーダーはメンバーに安心感を与え、メンバー自身にも自信が備わってくるというよい影響がうまれます。 リーダーとしての自信は、まずは人としての適度な自信があってこ

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          リーダーの人生やキャリアに関する悩み、後悔しない人生とは

          リーダーにとって重要な役割のひとつは、決断をすることです。小さな決断から大きな決断に至るまで、リーダーは日々決断をし続けているといっても過言ではありません。 しかしながら、決断することに相当な経験値があったとしても、自分のキャリアや人生に関する重大な決断の際には、どちらの選択をすべきか、どの道を進むべきかについて内面的な葛藤を抱えることも少なくありません。 ここでは、リーダーがいかにして葛藤を乗り越え、自分自身で納得のいく決断ができるようになるかに焦点を当てて考えてみたい

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          リーダーが体調不良にならないために、長期のストレスを乗り切る方法!

          わたしたちは絶えず何らかのストレスを受けています。同時に、抵抗する力も持っているので、適度なストレスは、むしろよい刺激となることも多々あります。 では、どのあたりがストレスを抱える限界なのでしょうか。 抵抗力で何とかできる境目と、抵抗できなくなる境目はどこなのでしょうか。 精神的には、「こんなことくらいで負けないぞ」「へこたれている場合ではない」「どうしてもやらなければならない」「まだまだやれる、これからだ」などと思っていても、 抵抗できなくなる境目として、体調不調にな

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          リーダーがストレスに打ち勝つための必須の知識

          久しぶりの投稿となりました。心を亡くすと書いて「忙しい」と読む、とはよく言ったものです。最近、忙しい日々が続き、心を失いかけていました。ようやく解放された感じがします^^ この時期に、久しぶりに感じたのは、忙しいときに伴うストレスでした。 年度末のこの時期、慌ただしくしていませんか。 リーダーは、業務的にも立場的にも、この時期は特にストレスを多く受けているかもしれませんよね。 多くのリーダーは抵抗力が強く、適度なストレスがかえって良い緊張感をもたらし、能力を発揮させるこ

          リーダーがストレスに打ち勝つための必須の知識

          リーダーが感じる「心のモヤモヤ」、 放す VS 抱える、2つの大事な扱い方

          心がモヤモヤすると、なんだか落ち着かないような、ソワソワするような、しっくりこないような、気持ちになります。悩みなのか、何なのかもよくわからない。 心がモヤモヤするというのは、一体、どんな状態なんでしょうか。 「心がモヤモヤする」というのは、何かがはっきりしていない状態、 感情的な不安定さや、混乱、不確実性、あるいは葛藤に関連する心理的な状態を指します。 具体的な場面を考えてみましょう。 心がモヤモヤするとき・朝起きた時から、心がモヤモヤしている、このモヤモヤはなんな

          リーダーが感じる「心のモヤモヤ」、 放す VS 抱える、2つの大事な扱い方

          基本の基本、覚えておきたいリーダーのコミュニケーション能力3つ

          前回の投稿では、人前で話すことの重要性について触れました。 人前で話をすることは、リーダーにとって非常に強力なコミュニケーションツールとなり得ます。 スピーチやプレゼンテーションを通じて、情報の伝達、感情の共有、説得力と影響力の発揮、教育と啓発、そしてコミュニティの構築など、聴衆との間に意味のある繋がりを築くことが可能です。 人前で上手く話せるようになることは、コミュニケーションの武器を手に入れることに他なりませんよね。 では今回は、リーダーにとってのコミュニケーション

          基本の基本、覚えておきたいリーダーのコミュニケーション能力3つ

          人前で話すのが苦手なリーダーへ:実はみんな緊張しています。

          リーダーになると、人前で話す機会が増えてきます。 プレゼンだったり、ファシリテーションだったり、ちょっとした挨拶を頼まれる、ということもあるかもしれません。 しかし、人前ではなすことに慣れていなかったり、苦手だったりすると、 緊張で早口になってしまったり、アイコンタクトできずに目が泳いでしまったり、意見をうまくまとめられなかったりしてしまい、 頼りないリーダー、説得力のないリーダー、伝えたいことを伝えられないリーダーという印象を与えてしまう可能性があります。 人前でうま

          人前で話すのが苦手なリーダーへ:実はみんな緊張しています。

          離職防止に最重要、リーダーの「○○感覚」とは?

          近年、離職が大きな問題になっていますが、辞める理由の大きな原因は3つあります。 ・上司との関係 ・正しく評価されていないと感じる ・やりがいを感じられない、成長を感じられない 「上司との関係」が、まずあげられていることにギョッとしますよね。 自分のせいで、メンバーが離れていってしまう・・、とは思いたくないです。 かといって、メンバーに気を遣ってばかりいては仕事になりません。 では、いったいどのような上司でいれば、いいのでしょうか。 今回は、メンバーとの関係をよくしつつ

          離職防止に最重要、リーダーの「○○感覚」とは?

          「どうせ私なんて・・」というメンバーへの対応、リーダーが知っておきたい知識

          A: 「今日の会議での提案、上手くいったね!」 B: 「いや、実はみんな私のアイデアをそんなに好きじゃないと思います。」 A: 「そんなことないよ、みんな興味深く聞いていたと思う。」 B: 「そうは見えなかったです。どうせ私の提案なんていつも大したことない。」 A: 「本当にそう思う?みんな、特にMさんが、Bさんの提案について質問していたじゃない。それって興味があるってことだよ。」 B: 「質問されたのは、おそらく私のアイデアに穴があると思ったからでしょう。私の提案はいつも不

          「どうせ私なんて・・」というメンバーへの対応、リーダーが知っておきたい知識