とし総子

小説と、詩と、川柳と、日々のことを書いています。 猫が好きです。 アメブロ→htt…

とし総子

小説と、詩と、川柳と、日々のことを書いています。 猫が好きです。 アメブロ→https://profile.ameba.jp/me ブルースカイ→https://bsky.app/profile/toshisouko.bsky.social

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    詩だ、と言い切れない。でもたしかに私の書いたもの。 短くて、要領は得ない文章のかたまりなのだと思う。 でも書きたくなるから、こうして出してしまう。

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    川柳の習作を書いたり、川柳教室でのことを書いたりしたnoteをまとめておくためのnoteです。

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固定された記事

じこしょうかいします、今さらですが

今さら自己紹介の理由 私が、 自己紹介なるものを書いていないことに気が付いたのは、 解雇問題が起こって、毎日何かしらnoteを書く、と決めてからでした。 、、、遅す…

とし総子
2年前
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東京朝6時

朝6時、 東京に到着。 すぐお姉さんが迎えに来てくれる。 神保町を練り歩き、 のりサンドなるものを食べる。 ブックホテルに泊まり、 今詩集を一冊読み終えた。

とし総子
6時間前
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「唇の奥」(詩)

教えられるかしら あなたの愛が わたしを何色に染めたのか それは一色に見えるかもしれないし ただ一度の色に見えた後は暗く沈む色になっているかもしれない それをひとつ…

とし総子
7時間前
5

私、一人で旅に出るのも初めてで、一人でバスに乗るのも初めてだ。
って、今気づいて戦慄してる。
よくひとり(大阪まで送ってもらっといて一人とは言わないか)で東京行くって言ったなぁ。勢いで生きていく。

とし総子
1日前
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レジンの魔力よ恐ろしい

じっとしていられず、 そうだ! お土産になったらいいなって言ってたレジンの猫を作ろう! と始めたはいいものの。 まさかの4時間が溶ける笑 少しずつはうまくなっている…

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1日前
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ついに今日はきた

私は今日の朝、 物凄く体調がよくて驚きました。 行ける!! これは、絶対行ける! 東京へ! 思いつきで、 勢いで、 行くことを決めた東京行き。 それに付き合ってくれた…

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1日前
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「息を吹く」(詩)

吐息は 溜まっていた息? それなら白い手よ  放してあげなさい 灯火を吹く息は ためらっているの? それならやわらかな頭を撫でて 頬に息を吹いてやり やさしいため息は…

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1日前
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「ふれる」(詩)

見つめられるものの手を はなしていいだなんて なんてこと 目に見えないものにばかり 名前を与えてはいませんか あなたにはひとつのことを 私の腕は風にあおられます 遠…

とし総子
2日前
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心療内科通院日記_紹介状を書いてもらう巻

今日は心療内科の通院日だった。 ちょうど仕事終わりのじろうさん(夫)が帰ってきてくれたので、 ふわふわしていた私は病院に送ってもらうことに。 先生に 「失神を三回…

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2日前
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童話川柳と、いつものなんだか川柳

『眠れる森の美女』の川柳を集めて一冊に入れたなかから 唇しか知らない男性の恋となる 百年前滅んだ言語のおはよう 殺めるをやり切れぬままの糸車 埃被り姫の指しか知…

とし総子
2日前
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「炎」(詩)

心が 燃えてもいいですか 大火事です すべてのこだわりと自信を 塵と化してもいいですか それでも私は私を選びますか 遠く澄んだ火を思う その中で ひとつひとつが 弔え…

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チクチクしてたら、指もちくちくしてた、いたかった

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透明に魅せられる

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3日前
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「無音の不明瞭」

無音が湧き上がって 私の耳を割ろうとする それに抵抗して 私はうつくしい歌を回す 無音の不明瞭な光の中を 音がさっ、さっ、と咲いていく 私は安心して歌に沈みながら …

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はい、今日四度目の失神をしました。 でも今日のは起立性のやつだとおもいます。 朝、トイレ行こうとしたら、 長男がトイレで『サライ』を聞きながら朝一番の頑張りをし…

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「きらきら星」(詩)詩集「風景」より

キラキラ星を探して 君はそういった ながれ星ではだめよ キラキラ星よ 夜は迫り 列車は夜に追いつかんばかり がたんがたんと揺れる客車で 小さな膝を沈めた君は 一心に…

とし総子
7日前
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じこしょうかいします、今さらですが

じこしょうかいします、今さらですが


今さら自己紹介の理由

私が、
自己紹介なるものを書いていないことに気が付いたのは、
解雇問題が起こって、毎日何かしらnoteを書く、と決めてからでした。

、、、遅すぎる。

いや、最初の記事で、そのようなことを書いたり、
たしか書きはじめたときは、
“そうだ!自分のことをどんどん書いていこう!”
なんて張り切っていたりしたのですが、仕事と子育てと趣味に明け暮れて、
そのうち書こうと思っていた

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東京朝6時

東京朝6時

朝6時、
東京に到着。

すぐお姉さんが迎えに来てくれる。

神保町を練り歩き、
のりサンドなるものを食べる。

ブックホテルに泊まり、
今詩集を一冊読み終えた。

「唇の奥」(詩)

「唇の奥」(詩)

教えられるかしら
あなたの愛が
わたしを何色に染めたのか
それは一色に見えるかもしれないし
ただ一度の色に見えた後は暗く沈む色になっているかもしれない
それをひとつの唇で
言えるのかしら

そっと
風は尻尾をまいた静寂
ぱくりと開いた暗黒に
ぽっかりと浮かぶ
あなたの愛

私、一人で旅に出るのも初めてで、一人でバスに乗るのも初めてだ。
って、今気づいて戦慄してる。
よくひとり(大阪まで送ってもらっといて一人とは言わないか)で東京行くって言ったなぁ。勢いで生きていく。

レジンの魔力よ恐ろしい

レジンの魔力よ恐ろしい

じっとしていられず、
そうだ!
お土産になったらいいなって言ってたレジンの猫を作ろう!
と始めたはいいものの。

まさかの4時間が溶ける笑

少しずつはうまくなっているといいのですが。
もくもくと何かをするのは癒されます。

さて、お土産として捌けるくらい、作品が売れるかしら笑

ついに今日はきた

ついに今日はきた

私は今日の朝、
物凄く体調がよくて驚きました。
行ける!!
これは、絶対行ける!
東京へ!

思いつきで、
勢いで、
行くことを決めた東京行き。
それに付き合ってくれたじろうさん(夫)とお姉さん。
とくにお姉さんは、それはもう仕事の合間を縫いつつ、
どこに行くとか考えて下さったり。
本当にありがたい限りです。
行く前から噛み締めています。

そんな私は、
すでにテンションがおかしいので、
部屋の掃

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「息を吹く」(詩)

「息を吹く」(詩)

吐息は
溜まっていた息?
それなら白い手よ 
放してあげなさい

灯火を吹く息は
ためらっているの?
それならやわらかな頭を撫でて
頬に息を吹いてやり

やさしいため息は
ただそのままの姿を
見つめていてあげられたらよいのです

それはとてもうつくしい
瞬きなのだから

「ふれる」(詩)

「ふれる」(詩)

見つめられるものの手を
はなしていいだなんて
なんてこと

目に見えないものにばかり
名前を与えてはいませんか
あなたにはひとつのことを

私の腕は風にあおられます
遠い日々が私の胸を赤くします
あしたが言葉を求めず
この肩を抱きしめるので
私は沈黙を与え 目を呑み込みます

見つめられる
手で触れる
そのものの遠いなにかを
私は今に居たとして 愛します
名はありませんが
それらはやさしく触れる術

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心療内科通院日記_紹介状を書いてもらう巻

心療内科通院日記_紹介状を書いてもらう巻

今日は心療内科の通院日だった。

ちょうど仕事終わりのじろうさん(夫)が帰ってきてくれたので、
ふわふわしていた私は病院に送ってもらうことに。

先生に
「失神を三回しまして、、、」
というと驚いた顔をしまして
「なので、たぶん起立性とか、ストレスとかの方の理由かとは思うのですが、一応、病院で検査をしてもらいたいと思いまして、
紹介状を書いていただけませんか?」
と続けると、すぐにOKが出ました。

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童話川柳と、いつものなんだか川柳

童話川柳と、いつものなんだか川柳

『眠れる森の美女』の川柳を集めて一冊に入れたなかから

唇しか知らない男性の恋となる

百年前滅んだ言語のおはよう

殺めるをやり切れぬままの糸車

埃被り姫の指しか知らぬ針

眠った姫の血の一滴に恋をして

待望の子破滅くらいはよぶでしょう

ここからは、雑詠。

きみはなにぼくはまっしろじゃないもの

天使喰い天使混じりの転生ね

洗濯機 振動似てる母の鼓動

箱に入るそのまま海へ流して

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「炎」(詩)

「炎」(詩)

心が 燃えてもいいですか
大火事です
すべてのこだわりと自信を
塵と化してもいいですか
それでも私は私を選びますか

遠く澄んだ火を思う
その中で ひとつひとつが
弔えたなら 抗えたなら
私はやっと私を許すでしょう

山は遠くて そばになく
月は明るく そばになく

チクチクしてたら、指もちくちくしてた、いたかった

チクチクしてたら、指もちくちくしてた、いたかった

レジンで遊んだ昨日、
もう一つ起こっていたこと。

お気に入りの、
多分10年は履いている麻混じりのワイドパンツがありまして、
昨日、どうやら風呂掃除での薬品で色が落ちてしまっている部分ができてしまいました。
しょっく、、、
もう色褪せてるし、
ゴムもちょっと緩いんだけど、
気に入っているやつだしなぁ、、、

だけど染め直しをする予算はない。
もちろん、自分で染める技術はない。

ということで、

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透明に魅せられる

透明に魅せられる

レジンというものを使ってみたいな、
とけっこう前から思っていました。
でも、道具をそろえないとだし、
繊細そうなそんな作業を自分が出来るか分からなかったため、
やりたい!
といったことはありませんでした。

じろうさん(夫)は、やれそうだ、と思うとすぐやろうというひとです。

百均で道具が揃うものならなおさら。

そんなある日、
じろうさんに
「総子の詩や川柳をレジンで固めて、ピアスとか作ってみた

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「無音の不明瞭」

「無音の不明瞭」

無音が湧き上がって
私の耳を割ろうとする

それに抵抗して
私はうつくしい歌を回す

無音の不明瞭な光の中を
音がさっ、さっ、と咲いていく

私は安心して歌に沈みながら
より密度の濃い花の蜜の方へと鼻をむける

たおれると体がいるって分かる

たおれると体がいるって分かる

はい、今日四度目の失神をしました。

でも今日のは起立性のやつだとおもいます。

朝、トイレ行こうとしたら、
長男がトイレで『サライ』を聞きながら朝一番の頑張りをしていて、
なんで『サライ』やねん、なんて思いながらしゃがんで待っていて、
出てきた長男に、
「トイレで『サライ』はやめなさい!」
と言いながらお腹のもっちり肉を触らせてもらったときに起こったからです。

急に立ったから。

で、長男のえ

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「きらきら星」(詩)詩集「風景」より

「きらきら星」(詩)詩集「風景」より

キラキラ星を探して

君はそういった

ながれ星ではだめよ
キラキラ星よ

夜は迫り
列車は夜に追いつかんばかり

がたんがたんと揺れる客車で
小さな膝を沈めた君は
一心に
キラキラ星を生み与えようとしていた

夜へ