マガジンのカバー画像

姫崎ゆーの心に響いたnote

192
noteの本棚の姉妹マガジン心の琴線にふれたnoteを追加していきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

【嫌いな人からの学び】
嫌いな人って、自分とは住む世界が違う人のこと。文化や習慣が違うと、どうしても好きにはなれない。でも、逆を言えば、自分とは違う価値観を持ってる人。その人からの学びは多いはず。自分に合わなければ捨てたらいいだけで、参考にはなると思う。学びって広い方がいいよね。

執拗な人には届かぬ声

執拗な人には届かぬ声

わたしの指紋は警察署に保管されていると思う

過去に2回、ストーカー被害に遭い
1度目の被害は夜逃げする羽目になった
2度目の被害は弁護士へも介入してもらった

1度目のストーカー被害は
ストーカーされているのを知らずに生活し
風呂上がりに玄関チャイムが鳴り
無防備にドアを開けた瞬間、人が乱入 

わたしは悲鳴をあげた
壁に頭を押しつけられて、物で叩かれた後
人は立ち去った

それからは神経質にな

もっとみる
小説:ペトリコールの共鳴 ①

小説:ペトリコールの共鳴 ①

 第一話 犠牲にはいつも小さきものへ

誰かに、ハムスターが思考して話もできると伝えたところで信じる人はいないだろう。
俺なら信じない。
正直、そんなのを聞いたら頭の病院へ行けと思う。

もしくは『アルジャーノンに花束を』に感化された夢を見ていると呆れてしまうかもしれない。

あの朝、遥香の亡骸を見つめながら、俺はただ涙を流すしかなかった。
遥香の声と俺の声、遥香の体温と俺の体温が通わなくなった朝

もっとみる
5月は、うさまろと散歩

5月は、うさまろと散歩

5月は、うさまろと散歩

青空は
天宮から降り注ぐ恵みだね

心地良い風が今日を包む

爽やかな気分な五月の日々
花々が愉快に、新緑は跳ねる
鳥の声が耳へ軽快に響き
この瞬間を丁寧に進む

薫風によって心は開放され
五月晴れは「どうにかなる」望みを与える

美しい季節を共に楽しもう

心地良い言葉がひらめき
幸福感を胸に、うさまろは歩み続ける

掌編小説 | 家族

掌編小説 | 家族

 インターホンのカメラに映らないように顔を隠した。
「だれ?」と姉が訝しむ。
「わたし」とわたし。
「くだらないことやっていないで、上がってらっしゃい」
 勝手に上がれないからインターホンを押したんじゃないか、とつぶやきながらエントランスのドアを通過した。
 姉が住むのはマンションの三階フロアだ。廊下を歩きながら、ひとつひとつ、家の表札を読む。
「しばた…かなもり…にしだ…キム…さかもと……」
 

もっとみる
一奥という人間、カリスマみこちゃんとの出会いについて

一奥という人間、カリスマみこちゃんとの出会いについて

THE NEW COOL NOTERの事務局長の一奥です。
応援いただいている皆様、いつもありがとうございます。

今日は、一奥という人間について、お話をさせていただきます。

一奥は、いわゆる「エリート」人生を歩んできました。
高校受験勉強で、偏差値75の私立に合格。
早稲田大学に受かり、東大の大学院へ合格。

ですが、疑いを持たず猛烈に勉強する受験戦士だったわけではありませんし、順風満帆に生き

もっとみる
詩: 今こんな気分

詩: 今こんな気分

世界の彩りは
喜びと憂いが交差して起こる

ひと降りの雨に命の尊さ
ひと降りの雨に命の脆さ

濡れた路地に広がる静謐
生命の途上で息遣いを交わし
時は来て 
そして去る

集う人々の笑みや涙
雨に打たれ濡れても
それぞれの魂がここに宿る

喜びが宙に舞い上がる
雨が祝福に変わる
心が潤い輝きを生む

傷みが芽生える懐
喪失の痛みが心に刻まれる音
雨が涙となって落ちる頃

雨駆ける生命の神秘をまとい

もっとみる
青空人間と災害人間と

青空人間と災害人間と

老若男女問わず
「この人、好きだな」感じる人がいる

無条件に好きな人は、わたしを受け入れてくれる人

わたしが好きだと思う人達には共通点があり
嫌われる要素がない・少ない
青空のように澄んでいる、心穏やかな人

自分の軸がブレることなく
周囲と上手にコミュニケーションを取りながら
流されない強い意思を感じ
話に耳を傾けながら、一瞬一瞬を楽しんでいる

和みや癒しの天才だと思う

凄いなと感心する

もっとみる
日々を丁寧に重ねていく vol.3

日々を丁寧に重ねていく vol.3

書くことは、子どもの頃から好きだったと思う。子どもの頃は、恋愛小説や恋愛漫画を読むのも好きだった。ドキドキしたり、涙したりするのは今でも変わらず、ドラマや映画を観て、感情移入するのは、わりと日常茶飯事だったりする。

書くことは、誰にでもできるけれど、人生の経験値によって、その出来具合は大きく変わると思う。どんなに恋愛小説や恋愛ドラマを観て、恋愛というものを勉強したって、実際に恋愛したことがない人

もっとみる
パラドックス

パラドックス

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

noteでもインスタでも
俺の投稿は真面目で不真面目で

ボールペン画を緻密に描いたかと思えば
急に雑な絵をだしたりする。

温かいコメントをつければ
鬼のように冷たいコメントを返す俺もいる

まぁ貰った本人が
冷たいと思っているかどうかは
別だけど

ところで
パラドックスって
矛盾のことじゃない
矛盾しているようで
成立している

もっとみる
伊達にお姉ちゃんはやってない

伊達にお姉ちゃんはやってない

午後の着信は、弟が救急搬送された内容で
スマホの向こうから脳梗塞だと告げられた

うちは、脳家系とガン家系で
「弟は脳だったか」
こんなことを考えながら病院へ向かう

日曜日
弟が特大のボストンバッグに荷物を詰め
「何かあったら、よろしく」
豊後水道を震源地にした地震のあとで
柄にもなくナーバスになっているのか
わたしは適度な返事をしておいた

救急外来で1時間ほど待たされて
処置室へ通されると

もっとみる
詩: ある女との出逢い

詩: ある女との出逢い

星空にできる月の輪は
穏やかな笑顔のあなたを映す

壮齢になっても色褪せない美は
画廊にかかる絵のようで

時空を止めることなく心を奪う輝き
知性と深慮が滴り
周囲を煌めかせる光彩

雅やかな雰囲気に身を包み
品位と気遣いが目を惹く

人々が見惚れる姿に
たくさんの思いが集中する

経験を積み重ねた温かさに
男性たちは魅了されてゆく

透明な俊敏さが
中年でありながら永遠に続く清らかな詩を思わせる

書店の魅力と魔力

書店の魅力と魔力

だいたい、月に10冊くらい本を読んでいます。高校生くらいのときから、平均するとそのくらいだと思います。今、積読を数えたら44冊ありました(トップ画は積読の一部です)。4ヶ月くらいはもちそうですね。嬉しいです。

それにしても、書店というのは魔空空間とでもいいましょうか。恐ろしく魅力的なところです。(魔空空間って、私は鬼武者のイメージなんですが、みなさん何をイメージされるでしょうね笑)

先日、編集

もっとみる
黄昏まだ先のこと

黄昏まだ先のこと

猫の奈々へ
たまにはあなたへ詩を贈ろう

もうすぐ17歳
奈々は若くはない
グレーの毛並みには白髪が混じり
でも緑色の目は輝きを持つ

奈々は鮮やかな存在を放ち
掴みどころのない在り方は
心地よい距離感でわたしに欠かせない

寝るとき
わたしはあなたへ手を差し出す
あなたは手のひらを枕にし
朝になるとお尻を乗せている

奈々が冷たく感じる

奈々、冷たいってなんだろうな
わたしは今でも言われてしま

もっとみる