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小説:ペトリコールの共鳴 ①
第一話 犠牲にはいつも小さきものへ
誰かに、ハムスターが思考して話もできると伝えたところで信じる人はいないだろう。
俺なら信じない。
正直、そんなのを聞いたら頭の病院へ行けと思う。
もしくは『アルジャーノンに花束を』に感化された夢を見ていると呆れてしまうかもしれない。
あの朝、遥香の亡骸を見つめながら、俺はただ涙を流すしかなかった。
遥香の声と俺の声、遥香の体温と俺の体温が通わなくなった朝
一奥という人間、カリスマみこちゃんとの出会いについて
THE NEW COOL NOTERの事務局長の一奥です。
応援いただいている皆様、いつもありがとうございます。
今日は、一奥という人間について、お話をさせていただきます。
一奥は、いわゆる「エリート」人生を歩んできました。
高校受験勉強で、偏差値75の私立に合格。
早稲田大学に受かり、東大の大学院へ合格。
ですが、疑いを持たず猛烈に勉強する受験戦士だったわけではありませんし、順風満帆に生き
日々を丁寧に重ねていく vol.3
書くことは、子どもの頃から好きだったと思う。子どもの頃は、恋愛小説や恋愛漫画を読むのも好きだった。ドキドキしたり、涙したりするのは今でも変わらず、ドラマや映画を観て、感情移入するのは、わりと日常茶飯事だったりする。
書くことは、誰にでもできるけれど、人生の経験値によって、その出来具合は大きく変わると思う。どんなに恋愛小説や恋愛ドラマを観て、恋愛というものを勉強したって、実際に恋愛したことがない人