迷った挙句修羅場な夢

2020.10.07

私は何を思ったのか中学時代の制服を来て職場に行った。
私の担当の子が自分の事をしている間、私は何故か職場から出て塾に向かっていた。小学校の第二運動場の横を通っていると、丁度男子小学生のサッカークラブが練習をしているところで、元気に挨拶をしてくれた。監督とは顔見知りだったので、少し話をした。男子小学生は生意気そうなイケメンや正統派なイケメンなどなどとても眼福なメンツが揃っていた。ありがとうございます。

そんなこんなで塾についたが、早く着きすぎたせいで誰もいない。職場を抜けて来たことが急に不安になった。どうして私、職場を早めに抜けてここにいるんだろう。担当の子の事が終わってからで良かったはずなのに。判断をミスった。どうしよう。まだ時間はあるから職場に戻ろう。めちゃくちゃ反省して、塾を出た。

ここは一体何処なのでしょう。
私は職場に戻るつもりだったのに、見たことの無い住宅街に出てしまった。どうしよう。

「お姉さんどーしたの」

困ってオロオロしていた私に誰かが横から声をかけてきた。救世主!でも振り向いた先には誰もいない。少し下に目線を下ろすと、キルアみたいな生意気な顔をしたお金持ちっぽい男子小学生がいた。正直相当良い顔だった。ありがとうございます。

「●●って所に行きたいんだけど…迷っちゃって。わかるかな?」
「それならここを……」

結構物分かりもよくしっかりしている男の子だった。道を教えてもらい雑談も少しした。このお礼はまた今度、とまた会う約束を取り付け、私は男の子に教えてもらった通りに進んだ。

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言われた通りに来たはずだけれど、職場につくどころか商店街にたどり着いた。あれ…おかしいな。

「すみません」

道に迷ってオロオロしている私に、地図を持ったカップルらしき二人組が声をかけて来た。大人しそうな女の人と、メガネをかけた男の人だった。

「あの、お願いがあるんですが…」

観光客のようなカップルは私に何か用があるらしい。

「なんでしょう?」
「あの、△△ってゲームご存知ですか?今一緒に仲間になってくれる人をさがしていて…。良かったらフレンドになって協力してくれませんか?」
「あ!このゲーム、私もよくやっているんですよ。ぜひぜひ」
「じゃあライン交換しましょう」

謎の勧誘をうけ、カップルとライン交換をする事になった。ラインを交換してからは彼女さんの方が色々話してくれて、彼氏さんは私たちの前を歩いて無口になった。

私はライン画面を見て、何だかデジャヴじみたものを感じた。見覚えがある…。この彼氏さんのライン、そしてこの顔…なんかどこかでやり取りをしたような気がする。気のせいかな。なんだろう。凄くモヤモヤした。私は彼氏さんに冗談ぽく聞いてみるこにした。

「あの、気のせいかもなんですけど私たち、どこかで会ったことあります?………なんて、一昔前のナンパみたいですね。彼女さんいるのにすみません、アハハ」

彼女さんの方は「えーまさか」という感じで少し笑ってくれていたけど、彼氏さんの方はどんどん表情が暗くなっていき、しばらく沈黙した後「……………………うん」と言った。


え…。まさか本当に会ったことがあったなんて。どこでだろう…。戸惑っていると、彼氏さんからラインが届いた。そこで全て思い出した。
何年か前、私はこの人と合コンで会ったことがある。その時ラインも交換した。結構エロい系のラインを送ってきていた人だ。そして連絡を取る頻度も減っていき、私は彼のアカウントを消したのだった。すっっっかり忘れていた。
彼はさっき私とラインを交換した時に既に友達登録されていた事で気がついたようだった。

私と彼氏さんが黙っていた事で彼女さんも不安になり、「え、どこで?いつ?」と色々聞いていた。彼氏さんも誤魔化せばいいのに、嘘がつけないのか全てを彼女さんに話した。
そこで判明したこと。それは、この二人は夫婦だったこと。合コンの時も普通に婚約していたこと。私は修羅場に巻き込まれそうなこと。

そこで目が覚めた。良かった。

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感想:少年めちゃくちゃ可愛い

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