羞恥プレイからの少女漫画

2020.10.08

私はデパートのトイレに行った。病院の待合室みたいな感じだったので少し躊躇った。でもまあ我慢できないので、借りる事にした。結構立派なトイレだった。個室の中に和と洋の便器が置いてあった。私は洋式の方に座った。
そこで前を見てハッとした。何か、壁一面 透明ガラスになっている。これは…マジックミラーかもしれない。ただ、私の方から微かに人の影が見えているけれど…。ガバガバなマジックミラーの向こう側には、医者と看護師の二人がいるようだった。私はその人たちに見られながら、用を足す羽目になった。何かの検査か?ってぐらい真剣にこちらを見ている。挙げ句の果てには、トイレの角度を遠隔操作で変えてくる。丸見えの状態で用を足した。

一通りの羞恥プレイが終わりトイレから出ると、看護婦が私に耳打ちをしてきた。
「あなた、あれ。あの、前に、落とさなかった?あのーーーあれ…。」
看護婦さんは肝心な部分をど忘れしていた。私はもしかして免許証的な身分証を入れたファイルの事かな…とふと思った。
「とにかく、それを多田くんという子が持っているわ」

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私は店から出て、大きな横断歩道の信号が青になるのを待っていた。横には16歳ぐらいの男の子がいた。私と同い年らしい。私は彼の過去を聞いていて、そして彼に謝らなければならないと思った。彼の悲惨な過去には私の家族がきっと関係している。私は自分たちの事を明かしたくなくて、そこを黙ったまま「ごめん…。」といった。
「どうして謝るの」「そんなの、君が気にすることじゃないよ」と彼は言っていた。
罪悪感に耐えられず、真実を話さないと…と思った。「だって、だって私の父は…」と言いかけた所で、彼(多田くん)は、「それでも君のせいじゃない」と言った。多田くんは何もかも察しているのかもしれない。

横断歩道を渡っている時、私の兄の話になった。

「お兄さんどんな人なの」
「顔はカッコいいよ。君に似ているかも。じゃあ、ここで。」

そこで私は彼と別れた。

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月日が3ヶ月ぐらい流れ、夏。あれからも多田くんと関係が続いているようだった。私はいつの間にか多田くんの横に居られる事が幸せで堪らなくなっていた。でも彼の家族に私の親がした事を考えると罪悪感でいっぱいにもなった。本当は横に居て良い存在ではない。

今日は花火大会の日。多田くんと とある女の子のお見舞いに病院へ行く日。これが終わると私と多田くんはまたただの他人になるだろう。

お祭り会場に着いた。ここを抜けると病院だった。
「ちょっと見ていこう」と多田くん。
祭りの灯りや賑やかさが私の寂しさを消そうとしていた。私は普通に多田くんとお祭りを楽しんだ。すると、同い年ぐらいの可愛らしい女の子が多田くんの名前を呼びながらやってきた。紺色の浴衣が良く似合っている。多田くんとどんな関係なんだろう。凄く親しげだしお似合いだった。
女の子のコミュ力が凄く、私はすぐにその子とも仲良くなれた。後から知ったが、彼と彼女は幼馴染らしい。

人混みの中、いつの間にか女の子と多田くんが手を繋いでいる事に気がついてしまった。やっぱりそういう関係なのかな。私はそれを気にしないようにした。
すると多田くんが私の方を振り返り、「ん」と右手を差し出してきた。私は突然の事にテンパり今まで保っていたクールなキャラを台無しにしてしまった。

「ててて手汗すごいから!いま!」
「そんなんいーから」

と、半ば強引に手を繋ぐことになった。それでも恥ずかしくなってしまって、「じゃあこれならいいだろ」と人差し指を引っ掛けあう形になった。

ドンっと、夜の空に花が咲いた。色鉛筆を撒いたように色んな色が散らばっては消えていく。某打ち上げ花火どこから見るか的な感じだった。本当に綺麗だった。終わりたくないなと思った。

「きれい。今年は花火が見れなくて残念だったね」

誰も何も答えなかった。発言をミスったなと少し気まずかった。というか今花火を見ているのに私は何を言っているんだろう。

病院に近づくにつれ、人気がなくなって行く。
とうとう着いてしまった。寂しさが再び込み上げてきた。
病院に入るぞという所で、暴れん坊将軍のOPが流れ、目が覚めた。

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多田くんはちゃめちゃにイケメン〜〜〜〜〜〜〜〜!!

架空だけど〜〜〜〜この夢で現実にいる人一人も出てないけど〜

久々にハッピーエレキテルな夢だった…拍手。超レア。そら将軍も馬に乗ってやってくるわ🐎デデデ〜デ〜デ〜デ〜デ〜〜〜〜

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