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まだまだ新鮮なことはある

2024年8月1日(木) くもりのち晴れ

8月になった。朝礼で社長が「今年も残り5カ月となりました」と言った。来るとわかっているのに、どうしてこんなに新鮮に驚いたり、嫌がったりしてしまうんだろう。毎度月が変わるたび、こうも同じような感覚に陥るのは本能的なものなのだろうか。

特に社会人になってからは、月が変わるタイミングを喜べたことはあまりない気がする。休みが多ければ別。それでも学生のころより純粋に楽しめないときもある。頭の片隅に仕事の締め切りがチラついたり、そういう理由で。書いてみるとなんだかほんの少し、さみしい気づきだ。

昨日の帰り際に鉢合わせてしまったゲリラ豪雨は、なかなかのものだった。滝のように打ち付ける雨に、しばらくスーパーの屋根の下で立ち止まりながらの帰路。ちょっと弱まったかなと思ったら、束の間すぐに雨量が増す、そんなことを繰り返した。

そんな時に限って、雨用のパンプスではなくて、スニーカーを履いていた。水たまりをさけて歩くのは早々に諦めた。どんどん雨水が足元に染み込んでいくのがわかった。

帰ってから、水を吸い込んでずっしりしたスニーカーのインソール部分に丸めた新聞紙を詰め込んだ。

入れたそばから紙が湿って、ちょっと詰め込むのに難儀する。次に家を出るころまでに、乾いている気がしなかった。

思えば「雨で濡れた靴を乾かそうとする」行為は、引っ越してから初めてのことだった。こういう「初めて」に特別なものを感じる自分は、まだまだ消えそうにない。

同じような感覚に毎度陥りつつも、結局のところ月が変わることには慣れた。けど、まだ新鮮な気分を味わう手立ては色々ある。

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