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真っ黒バナナボートの出現に目が覚める。

乗り物に乗って座ったとき、眠気に襲われない時がほぼない。車、電車、飛行機と種類は問わず。走行中の振動、たまに聞こえる控えめな雑談の声、ゴーッという風を切る音。そういったものに包まれると、自分がゆりかごの中にいるような気分になって瞼が重くなってしまう。

こんにちは、のんです。

けど今日、新幹線に乗っているとき、妙に目が冴えていた。普段は、基本1時間以上の乗車時間という安心感も相まってなのか、気づくと微睡んでいるのに。

スマホばっかりいじるのもなんだかな、と思って、車窓からびゅんびゅん流れていく景色を眺めてみる。都心を出て、全体的に建物が低くなってきた。大きな川や、だだっ広い田園風景、長くて大きな橋がかかっているところを見るとちょっと心が高揚する。

名古屋と京都間を走っているときのこと。突然、黒くて大きいバナナボートみたいな建造物が現れた。な、なんじゃあれ! 慌てて建物にくっついている文字を視認する。なんとか認識できたのは、「Panasonic」「solar」という文字。もう一個英単語がくっついていたが、その時は確認しきれなかった。

黒いバナナボートのような建造物を横切ったあと、2つの単語を検索窓に入力する。画像検索にかけると、すぐに記憶に新しいあの建造物の写真が出てきた。

太陽光発電施設「ソーラーアーク」。三洋電機の創業50周年を記念して作られたモニュメントだそうだ。全長315メートル、高さは37.1メートル。建物全体に、5,046枚の太陽光パネルが貼り付けられているとのこと。

関連記事をいくつか見てみると「新幹線の車窓名物」と書いてあったりもする。有名なんだ、これ。しかも施工されたのは2001年。11年前から存在している。何回か新幹線に乗ったことあるのに知らなかった……。

それにしてもこの記事には、あの建物を「宇宙船のような」と例えている。か、カッコいい。それに対して私はバナナボートと例えてしまった。いや、悪いことでもなんでもないんだけど……。「時間経ちすぎて黒く変色したバナナみたいだな〜」って思った自分がなんだか恥ずかしい。

そう思いつつ、ふと車窓から目を逸らすと、前の座席についている収納テーブルの留め具にぶら下げた、スターバックスの紙袋が目に入った。新幹線のお供にソイラテ(グランデサイズ)とあんバターサンドを買っていたのだ。その紙袋の絵柄を見て「あっ」と驚く。

今バナナの新作を売り出し中のスタバの紙袋

もしかして、これを見てたから無意識に?

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