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papikoko
板チョコってぜいたく
板チョコレートって、なんだか気軽に食べられない。
我が家の冷蔵庫には、おそらくバレンタインデー後にまとめ買いしたであろう板チョコが、数枚ストックされている。この習慣がいつからはじまったのかはよく覚えていない。
板チョコはストックされたまま、しばらく放置されることがザラだ。母かわたしが、ふとした時に「めちゃくちゃ残ってない?」と気づく。いい加減食べないと、と一枚取り出す。
銀紙の上から、分け目の上を爪でなぞっていく。そして、均等になるようにパキパキと割っていくのだけれど、上手くいったりいかなかったり。そのまま齧る方法もあるけど、小さく割ったチョコレートをちまちま食べるのが好きなのだ。
割ったチョコレートをお供に、録り貯めたテレビドラマを観るのが至福の時間(昨日と今日で観たのは、相棒21と科捜研の女2022、警視庁考察一課)。ホットコーヒーもあれば満点である。
板チョコレートを食べるハードルが高いのは、小分けにして食べられないからかもしれない。例えば半分をアルミホイルに包み直すのも面倒で、一回開けると一気に食べてしまう。紙パッケージの裏には、推奨摂取量なるものが書かれているけれど見て見ぬふりである。
食べている板チョコは、決して高級品ではなく市販のものだ。けど登場する回数が少ないので、自分にとっては贅沢な嗜好品のような位置づけになっている。
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