刑事ドラマは、流行をうつす鏡みたい。
謎が謎を呼ぶ、刑事ドラマが好きだ。最近だと『特捜9』『警視庁・捜査一課長』『相棒』『科捜研の女』といった作品(最後はタイトル通り科捜研がメインだけど、刑事は登場するので大目に見てほしい)。書いてみると全部テレビ朝日の作品ばかりだ。
ちょっと悲しいことだけど、冒頭出てくるキャストで「この人、犯人っぽいな〜」と、黒幕の目星がついてしまうくらいには観ている。
こんにちは、のんです。
時間軸が現代の刑事ドラマは、流行をうつす鏡のようだなあと思う。
たとえば作中で殺人事件が起きたとき。最近だと、「マッチングアプリ」「サブスクリプション」「AI」「SNSによる炎上案件」などが、被害者と犯人の接点、殺害方法、殺害動機に絡んでいるケースが多い。
とくにここ最近よく出てくるなあと思う言葉が「ディープフェイク」だ。
この前観たドラマでは、ビデオ通話の相手が実は本人ではなく、「ディープフェイク」によって成りすましていた別の人物だった……というシーンがあった。
純粋に、「こわいなあ」と思う。これが、リアルに起こったら。
たとえば今後、高齢者にとって音声のみの電話ではなく、ビデオ通話がより当たり前になる時代が来るとする。すると振り込め詐欺の一つとして、ディープフェイクを悪用したものが今後誕生してしまうかもしれない。必死の形相で映る娘や息子、孫が映れば、考える間もなく信じてしまうかも。
仮に私にも、ディープフェイクを悪用した事件が降りかかるとしたら、どんなケースが想定されるんだろう。ぱっと浮かんだのは、オンライン上での取材だろうか。相手が、はじめて取材する人だとする。けどその人物が、本当に依頼した取材対象者本人なのか、証明する手立てはないなあと思う。
じつは本人は事件に巻き込まれていて、犯人が取材対応を……。と、ここまで考えて、「いや、どんな状況だよ」と冷静になる。これはさすがにないか。……いや、でも……もしかしたら?
親や友人に話したら、「しょうもない」と一蹴されそうなのでここらへんで。
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