今年もおわっていくんだな

あれっ、もうこんな時間？

ふと、ノートパソコンの画面右下に表示されている時刻を見て驚く。19時を回っていた。

最後に確認したときより３時間ほど経過していて、こうもスコンと時間が抜け落ちるような感覚はなんだか久しぶりな気がする。やらなければならないことが矢継ぎ早にあった、というのもあるけれど、それでもこんなに時間を気にしなかったのは不思議だった。

現在時刻を自覚すると、空腹を感じはじめた。区切りもいいし帰ろうと思い、デスクに散らばっていたボールペンなどをペンケースに戻してみたりする。

11月も半分を過ぎて、つまり2023年は残り１ヶ月半を切ったということになる。「はやいね」と、毎年毎年こういうことに気づくと、つい周りと話してしまう。もはやお約束の展開だ。

特に今年は気温はけっこうむちゃくちゃで、暦上の月が当てにならず、着る服にずっと悩んでる気がする。

でも、日が落ちるスピードは毎年変わらない。夏頃は19時過ぎてもまだ明るかったけど、窓の外はもう真っ暗だ。いくつかある、「年末に向かっている」と感じる要素のひとつだなと思う。

デスクの上を片付けながら、「大掃除」というワードも頭に浮かぶ。そういう時期にも差し掛かっているんだな。もう自分は、自然と「今年が終わっていく」ということに意識が向き始めていると気づいた。