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半径3メートルにもどってくる

自分の”半径3メートル”のことを、書く。

以前、漫画家・和山やまさんのインタビュー記事を読んでから、気に入っている考えだ。現在も連載中の『女の園の星』では、決して派手なイベントや事件は起こらない。先生と女子高生たちの、何気ない「普通の日常」がある。

和山さんは、お笑い芸人・バカリズムさんのドラマ『架空OL日記』を観て、主人公の“半径3メートル”で起こる日常をおもしろく切り取る様に影響を受けたという。

実際に生活しているうえではそんなに意識しませんが、後から考えると何がそんなにおかしかったんだろうということで笑ってしまうことってありますよね。なんてことのない日常を面白おかしく描いていくことこそ私の描きたいものだと改めて気付かされて、普通の日常に焦てるようになりました。

私にはギャグ漫画を描く才能はないと、だいぶ前に諦めています」 『女の園の星』の和山やまが“半径3メートル以内の笑い”を描くわけ」(文春オンライン)より

今日は、「最近どう?」みたいな話を思う存分できる時間があった。数か月前の自分との違い、いま何が起きているのか、なんてことを訥々と話した。

半径3メートル。

物理的な距離だけではなく、心理的な距離も含んだ、長さだろうとずっと思っている。

自分のしたいこと、書きたいこと、表現したいこと。

遠くを見ることが、だめだなんて思わない。けど、もっと身近な、端から見たらささやかだなあと思われるような日常を、大切にしたいんだよな。

私の半径3メートルの世界を、やさしく言葉にして届ける。それができるようになったら、たぶんめちゃくちゃ楽しくて、最高なことなんじゃないかな。

『半径3メートルの世界を、やさしい言葉で書きたいのかもしれない。』より

一年以上前にも触れているんだけれど。なんだかやっぱりとても重大なことのような気がして、握りなおしてみている。

今日のヘッダー。初めて降り立った駅を出て、存在感に目を奪われた建物。多分マンション…?

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