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ひとりよがり

しょっちゅうだと堪えるものはあるけれど、時折人から断られるとホッとしてしまう自分がいる。

決して社交辞令で相手を食事や遊びに誘ったわけではなく、それでも「すみません、その日は……」と言われると、「あぁよかった!」と思う。いや何度でも書くが、誘ったからには基本了承されたいけども。

じゃあ、「あぁよかった!」の中身は何かというと、「無理させてないんだ」「ちゃんと言いにくい(であろう)ことを言える関係性が、わたしとこの人で築けているかもしれない」と、そんなこと。

これは自分の話だけれど、「大丈夫です!」とOKを出すのと、「すみません、ちょっと……」と断りを入れるのとでは、後者のほうが消耗する。体力とか、気力とか、そういうもの。そんなことを思ったりもするので、尚更ホッとする。ネガティブと言われてしまうとそこまでなのだけれど、もうこれは性分なのかもしれない。

ただ、これはあくまでもわたしの独り善がりな想像力であることは、わかっている。

断ることは屁でもない人だっているだろうし、「そんなこと思わないでよ〜!」と寂しく思う人もいるかもしれない。

相手の本音と建前は、当然本人のもの。自分をコピー&ペーストしたような人はどこにもいない。自分の中だけでぐるぐると回り続きる想像力は、独善的であることを忘れてはいけない。

「こういう人もいるんだ、へ〜」ぐらいに受け止めてもらえたら、それだけでじゅうぶんなのだと思う。

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