月末

明日から８月、ということにハッと気づいたのは今日の午前中、会社にいたときのことだった。

殴り書きで「今日やらなければならないこと、やれたらやりたいこと」を書いているほぼ日手帳を開いたとき。開く前、会社についてすぐに少し急いで取りかかった業務が落ち着いてからのことだった。

2023年も残り４カ月だとか、学生は夏休みに突入したとか。毎年、毎月同じように「もう〇月なんて早過ぎない？」とおもう。初めての感覚では無いはずなのに、毎度なんだか驚いてしまう。

毎月末が近づくたびに小さな焦りがポッと生まれてはなあなあになって薄れて、また生まれて。年末が特にこの焦燥感に駆られやすい。

けど今回はどうだろう。驚きこそあったものの、焦りはない。たとえば夜、発作的に、さみしさとか焦燥感とか、悶えとか、発症することはずいぶんなかった。それがゼロになることは無いんだけれど。

その違いはなにか。簡単に言えばきっと、満たされているか、否かで。

最近、自分はけっこう、“いまの生活”を好ましく思っていることに気づいた。いいじゃん、と腰に手を当てて、うんうんと頷いている自分がいる。一方で、もっと好きになれる要素もあって、そういうことをのんびり考えていきたい。

「それでいいんじゃないかな」と思うようになってから、前よりもっと息がしやすい。