哲学カフェとSNS The expectation of a new SNS system based on philosophy cafe.

先週、3ヵ月ぶりに哲学カフェに出席した。時節柄、オンライン開催であるが、オンラインであるからこそ出席できたという面もある。

私自身が哲学カフェを自分で主催できるかというと、まだまだ難しいだろう。主催したいわけではないが、運営に参加してみたいとは思う。またそもそも、哲学カフェは個人で主催するより、若干名のチームが共同で主催する方が、バランスが取れて長続きするのではないか。
私がお世話になっている哲学カフェは、表立っては2名の主催者により共同で運営されている。(非公式な運営協力者もいらっしゃるように見受けられる。)

哲学カフェの運営のことはわからないけれども、自分が哲学カフェをデザインするならば、次のようなイメージがある。
・単発の会合としての哲学カフェというだけでなく、SNS的な継続性のある関係性を構築できるプラットフォーム
・そのプラットフォームにおいては、言い足りなかったことや哲学カフェの終わった後に考えたことを、テキストで補うことのできる機能があること。ただし、テキストの暴走や議論の散逸を防ぐために、監視や制限、審査などがあることが望ましい。
・参加者のある程度のプロフィール。自己評価と客観的データ、参加回数などの実績データの公開。
・いわゆる友達申請などはなく、同席した回数と時間だけに応じて、相互のプロフィール情報が公開されること。

よく理解していないことについてイメージだけで考えることは不毛であろう。しかしながら、旧来のSNSにはない、人と対話する会合(哲学カフェ)を中心に据えた緩やかなSNS的プラットフォームは、過度なテキスト偏重(過激な発言)や虚栄(「リア充」自慢)に偏らない、人と対等に話し、人と対等に話を聴く場として、発展の可能性があるのではないかと思う。


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