![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127455529/rectangle_large_type_2_3eba70069376b8fb6fadd362538ff499.png?width=800)
stable diffusionでloraを使ってみた!
画像生成AIでイラストを作っていると、オリジナルイラストもいいけれど、アニメやゲームのキャラクターとかを生成してみたくなりませんか?
私も案の定そこに該当したので、「lora」というものを使って、アニメやゲームのキャラクターを生成してみました。
今回は「lora」の使い方と実際に生成したものをご紹介したいと思います。
loraとは何か?
「lora」は簡単に言うと追加の学習モデルのことで、一つのことをaiに学習させて、それをベースにキャラクターの生成などが行えるようです。
特定のアニメのキャラクターの画像などを取り込んで、学習させておけば、再現性も向上し、PCへの負荷を軽減してキャラクターを再現ができるようにするための仕組みのようです。
考えてみれば、絵を描いてと言われたときに、「~という風景に、~が特徴の~を描いて。」と言われるとその人の知っている様々な情報の中から選び取って描くので、考えたり・イメージするのに時間かかるし、描くのにも時間がかかります。
しかし、特定のキャラクターについてだけとても詳しかったら、絵を描く時にそのキャラクターを再現するのだけは簡単ですよね。
例えば、以下の画像は葬送のフリーレンの「フリーレン」の「lora」を読み込ませて生成したものになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1705111722564-53m5ahsfrC.png?width=800)
次にフリーレンの「lora」を読み込ませなかった場合の出力を見てみましょう。
年上の綺麗なお姉さんが出てきましたね!
![](https://assets.st-note.com/img/1705112338258-NiO0FrlXGJ.png?width=800)
見てもらってわかりますように、フリーレンの再現度が大きく異なりますよね。
「lora」を使うことで、効率的に効果的にキャラクターの再現を行うことができるのです!
loraをダウンロードするところ
「lora」は以下のサイトからダウンロードすることができます。
①Hugging Face
gitとか使い慣れている人は使いやすいかも
![](https://assets.st-note.com/img/1705112846946-hSVfEMkIY8.png?width=800)
モデルのイメージ画像が表示されているので選びやすくておすすめ。
ただし、中には成人向けの内容などもありますのでご注意。
![](https://assets.st-note.com/img/1705113002289-P1zlOzMxZs.png?width=800)
今回は②番のcivitaiについて、モデルのダウンロード仕方をご紹介したいと思います。
①モデル探し
画面上部中央にある入力フォームに探したいモデル名を入力します。
今回は例で「フリーレン」とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1705113332114-gy7veNqAbk.png?width=800)
入力するとモデルの候補が出てきますので、そこから選ぶか、一度検索をするとモデルの一覧が画面に表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705113451556-H3U54CSglL.png?width=800)
出てきたら一覧から使ってみたいモデルを選択します。
そうするとモデルの詳細画面が表示されます。
画面右にあるダウンロードボタンを押すとモデルがダウンロードされます。
「↓」みたいになっているボタン
![](https://assets.st-note.com/img/1705113574692-6zwHYcZHY9.png?width=800)
②モデルを使えるようにする
ダウンロードしたモデルファイルを以下のディレクトリに移動させます。
「stable-diffusion-webui\models\Lora」
stable diffusionを起動します。
起動したら、「txt2img」の項目の「Lora」を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1705113769107-4pbxu2Y32I.png?width=800)
選択したら「Refresh」というボタンを押すと表示されるようになります。
これで使う準備はオッケーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705113844068-wqVxzkEwoy.png?width=800)
loraの使い方
モデルのプロンプト追加
①「txt2img」の項目の「Lora」を選択します。
②使いたいモデルを選択するとプロンプトに「lora」を使うための一文が挿入されます。これをしないと「lora」が使えません。
以下は「lora」をプロンプトに追加していないときの画像です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705114213849-ft3VsqciGk.png?width=800)
トリガーワードの指定
①モデルをダウンロードした詳細ページを開きます。
②その中にある「Trigger Words」の内容をコピーして、プロンプトに貼り付けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705114485109-HU7YyhOaEI.png?width=800)
「Trigger Words」というのはこのモデルの実行条件みたいなもので、これを満たしたときに、初めて実行されるもののようです。
ちなみにこれを記載しないと画像が生成されません。
以下は「lora」指定のモデルを読み込ませて、1girlで生成した画像です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705114757378-kZlWM4hKxl.png?width=800)
「Trigger Words」を入れて、生成すると…。
![](https://assets.st-note.com/img/1705114943316-UyDO2JmKoW.png?width=800)
きちんと生成することができました。
loraを使ってみた感想
「lora」を使うことで、自分の好きなアニメのキャラクターの画像を生成することができるのは楽しいですね。
お気に入りのキャラクターに様々な表情をさせてたり、アクションをさせてみたりと使い方は無限大です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705115312069-TfdcgykMuA.png?width=800)
生成したフリーレンでアニメーションを作ってみました。
ただ、注意したいのが「lora」を使った画像生成は版権のあるキャラクターなどの画像生成で個人で楽しむ分には問題ございませんが、これで生成したものを販売などした場合に著作権侵害になりますので、絶対にやらないように気をつけてください!
ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?