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【小2】漢字でつまずいた人向け音読プリント

音読練習を通して漢字を覚えられないか?という仮説から作った教材の一つです。
内容としては前の学年までの漢字を全て使った物語の音読プリント。
毎日一つ、前の学年までに習う漢字が散りばめられた500字程度の文を音読する教材があれば、無理なく漢字が音と形で認識でき、それらを読み終えたタイミングで漢字の勉強をすれば、定着率が上がるのではないかと思ったのです。
とはいえ、一年生で習う漢字の全てを詰め込んだら、物語は成立しませんし、何より長すぎる文章になってしまいます。
実際に構想を練った結果1週間で前の学年までの漢字が一周できて、1年間に全漢字に最低50回は触れられるというのが妥当なラインであるという結論になりました。
今回のものはその試作品で2年生向けに作ったもの。
今回のものはその試作品で作ったもので、内容としては500字前後、漢字は54回使用、1年生で習う漢字80字のうちおよそ25字を用いたものになっています。
(一応教材に落とし込む場合には国語がかなり苦手な2年生or1年生でも使えるように横にふりがなが全部振ってあるものと2種類作って、また読むのを飽きさせないために場面ごとの挿絵を入れる予定です)
こんなものを365本、2、3年生向けにあると長期的に役に立つんじゃないかなと少しずつ作っています。
まだまだ人前にお出しできるクオリティやシステムの完成度ではないので、ひとまず僕のノートで公開していきたいと思います。

 ある日、 小さな 町の 中に、 げん気な 犬の ポチが すんで いました。 ポチは まい日、 森や 川の ちかくで ともだちと あそんで いました。 ある日、 かれらは きれいな 花ばたけを 見つけ、 大よろこびで 花を つみました。 その 花ばたけには、 五しょくの 花が さいて いて、 みんな かんどうしました。

 ポチたちが 花ばたけで あそんで いた とき、 とつぜん 大きな 音が きこえ、 空を 見上げると、 とりが 円を えがいて とんで いました。 それは うつくしい こうけいで、 子どもたちは わくわくしながら とりを 見つめて いました。 その とりは 小さな 王かんを あたまに のせて いて、 みんな おどろきました。

 それから、 町の ひろばに あつまった みんなに、 あたまに 王かんを のせた とりが はなしかけて きました。 「この 町は へいわで うつくしい ばしょだ。 みんなが きょう力しあえば、 すてきな みらいが まって いるだろう」と いいました。 すると、 子どもたちは げん気よく うなずき、 町の みらいに むけて 力を あわせる ことを やくそくしました。

 その 日から、 町の 生かつは ますます げん気に なり、 みんなが 力を あわせて たのしい まい日を すごしました。 子どもたちは まい日 学校で あたらしい ことを 学び、 町の 中は えがおと やさしさで いっぱいです。 ポチと その なかまたちは、 町の まん中の 花ばたけを まもりながら、 みらいへの きぼうを そだてて いったのでした。

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